むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

一宮城(徳島県)

2019年05月08日 | 続百名城
一宮城いちのみやじょう
別名阿波一宮城
構造山城
築城者小笠原長宗
築城年代1338年(暦応元年)
指定史跡県指定史跡
スタンプ設置場所一宮城跡登城口説明板横
場所徳島県徳島市一宮町西丁 地図

一宮城は阿波最大の山城で、小笠原長宗が築城しその後息子の一宮成宗が城主となります。
主君を変えながら城を守り、長宗我部元親の阿波平定の手助けをするも
戦いが終わると元親は一宮成祐を夷山城に呼び出し三好氏に通じたと理由付けて殺害。
元親は一宮氏を滅ぼして一宮城をまんまと手に入れてしまいました。
しかし、豊臣秀吉の四国平定によって元親は降伏、開城すると蜂須賀氏が入城し
その後蜂須賀氏が徳島城へ移ると徳島城の支城となり
一宮城は一国一城令により廃城となりました。


駐車場

蜂須賀家政が入国した時に「国が丸く治まるように」という願いをこめて奉納したと伝わる太鼓橋。
登城口の駐車場は太鼓橋の前に2台分ほどの駐車スペースがあります。
無人の有料駐車場とも言えます。
と言っても、駐車料金ではなく一宮神社の御初穂料として納めることになります。


御初穂料

今回はここでスタンプを押すだけの短時間駐車でしたので
心ばかりの御初穂料(100円)をボックスの中に納めました。


スタンプ保管箱

案内板の右側に続100名城のスタンプが保管されています。
このような状態で設置されているので早朝からの登城を兼ねて
スタンプを押すことが出来ます。



ボックスの中を開けると、こんな感じです。
スタンプを押す場所は無いので、雨の中ボックスの上を拭いて
その上でスタンプを押すことに。


案内板

左側にはパンフレットのボックスがあるのですが、GWのせいか中は残念ながらからっぽ。
この図を見ても時間の都合上郭のある場所までは行っている余裕がありませんでした


登山口

こんなふうにしっかり道のある山城なら、安心して行って来られそうなのですが、
あ~、もったいない…行けないのが悔しいです。


石橋

せっかくここまで来たのだし、神社が目の前にあるのだから
太鼓橋の隣の石橋を渡って一宮神社へお参りして行こう。


鳥居

狛犬の他に狛馬?があります。
このあたりは百鬼夜行の通り道で、
「夜行」さんとは長宗我部元親に謀殺された無念から
死後亡霊となって現れた一宮城主一宮成祐と伝わり、
首の切れた馬に乗って高根の悲願寺へ参っているのだとか。
このような伝説が伝わることから馬が祀られているのでしょうか…。


拝殿

旅の無事を祈ります。


大日寺

四国霊場十三番札所でもあるため、お遍路さんも居ました。


雨の中でもお遍路さんをあちこちで見ました。
本当に四国に来たなあと実感します。
数年前に2泊3日で四国の西側を巡り、今回も2泊3日の予定で
東側を巡っていますが100名城だけをチョイスして巡っても
すべての城の本丸まで行って来るには時間が足りません。
スタンプを重視するのか、城跡散策を重視するのか悩ましいところでしたが
二度と来ないつもりで巡ってるわけではないので、見られなかったところは
また来ればいいじゃん!と割り切って自分の気の向くままに巡ることにしました。
お城めぐりが仕事じゃないんだから、お気楽に。
楽しくなくちゃ意味がない!
型にはまらずマイペースで行きましょう!
それでいいんです。それがいいんです!


令和元年5月1日登城



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