むぎの城さんぽ

日本100名城&続日本100名城を巡っています。
近頃は山城歩きもエンジョイしてます!

紀伊岡山城(和歌山県)

2021年09月17日 | 百名城以外の城
紀伊岡山城きいおかやまじょう
別名岡城
構造山城
築城者畠山高政
築城年代不明
指定史跡県指定史跡(時鐘堂)
場所和歌山県和歌山市吹上1丁目4−14 地図

岡山城は、現在の和歌山大学教育学部附属小・中学校の敷地内に築城したとされています。
和歌山城ある一帯は、かつて「岡山」と呼ばれていて、
1585年(天正13年)豊臣秀吉の紀州征伐の後に築かれた
和歌山城より古くからあった畠山高政が築いた城を岡山城と称しました。



鳥居

三年坂通りから奥山稲荷社へ登って来ると鳥居があります。
ここは岡山城の城域ではあるのですが、築城されたのは美術館や博物館、学校や幼稚園がある辺り
ではないかとされているので、高台になっているここは物見にしていたのかなとも思います。


奥山稲荷神社

紀州藩祖頼宣卿が駿河の国より国入りの際、
和歌山城の守り神としてこの地に御遷座申上げたと伝えられ、
広く大衆の生命の根源である衣・食・住はもとより、
家業繁栄の守り神として崇められています。(現地看板より)



稲荷社らしく、朱色の鳥居が沢山並んでいます。


時鐘堂

時鐘堂は、江戸時代中頃1712年(正徳2年)に徳川吉宗の命により作られた鐘楼は、
大正時代まで時報や非常時の鐘として使用されていました。



中はどうなっているのでしょう?
ちょっと覗いてみたい状況です。


案内看板

時鐘堂の梵鐘は、大阪夏の陣に豊臣方が使用した青銅製の大筒(大砲)を
徳川方が捕獲し、紀州藩が保管していたものを鋳物師に命じて
梵鐘に改鋳させたことが記されています。


身代わり地蔵尊

本来北向きの地蔵は少ないらしいのですが、こちらの身代わり地蔵尊は
和歌山城主に敬意を表して天守の方を向いていらっしゃるそうです。


奥山公園

和歌山県立近代美術館エントランス前の丘が奥山公園です。
このように丘になっているので岡山と呼ばれているようです。


和歌山県立博物館

お隣の近代美術館は、今回2回目の訪問となりますが、
博物館の方は今回初めて立ち寄りました。
入口にお土産ものが売っているのですが、そこにある本がとても魅力的です。
和歌山城の本はもちろん、周辺城郭の調査資料も売られています。


和歌山城

奥山稲荷社の鳥居付近から見た和歌山城です。


第45回全国高等学校総合文化祭(紀の国わかやま総文2021)に娘が参加していたので
和歌山城のお隣の岡山城へやって来ました。
こちらに娘の作品が展示されていたので、「お城に連れ来てくれてありがとう!」と娘に感謝。
和歌山城の隣に城跡があったとは、前回はまったく知らずに近代美術館を訪れていました。
こんな遠くの城跡に娘の作品が展示されたというが感慨深い思い出となりました。


令和3年7月31日登城