タマヤンの絵日記

趣味のひとつであるデジタルカメラの撮影記録で被写体は人物が多い

山の神

2007年02月16日 | インポート
先日、尾鷲市矢浜地区で行われたとってもユニークな「山の神」のお祭りを紹介します

昔々「海の神」と「山の神」の争いになりお互いに手下がどれだけいるかで勝負を決することになりました
海の神は鯛、鯵、鯖などを集め、山の神は狐、狸、熊などを呼び寄せ数を確認したところ同数になりました
あわや引き分けになろうとしたときに海からオコゼが1匹這い上がってきて海の神の勝ちとなり山の神はオコゼを恨むようになりました

それ以来、矢浜の村人たちは「山の神」の祭りで祠の前に立ち懐からオコゼの頭をチラリと出してワハハワハハと大笑いします
この大笑いはオコゼの姿があまりにも醜いのであれは魚の仲間には入りませんよと山の神を慰めるのだそうです
山の神は嫉妬深い女性の神なのでオコゼの醜さを村人たちが笑い飛ばしてくれたことで柳眉をやわらげ、春になると山から里へ下りてきて田畑を守ってくれたそうな♪

このお祭りには祠の前に当日作ったお料理と杉材で作ったお道具(農耕具、男性のシ○ボル)が備えられます


お道具を作る 【ご注意】サラッと見て下さいね

完成したお道具類


祠の前に料理やお道具を供える


懐からそっとオコゼの頭を出す


一斉にワハハワハハ


もう一つワハハ


【告知】遅くなりましたがHPにヤーヤ祭りupしました
http://www15.plala.or.jp/TAMA/newpage2.html
コメント (8)
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