タマヤンの絵日記

趣味のひとつであるデジタルカメラの撮影記録で被写体は人物が多い

熊野古道・大雲取越

2007年02月18日 | インポート
昨日は和歌山県の熊野古道の中で最大の難所と言われている大雲取越の一部を歩いてきました
この14kmのルートは那智大社と熊野本宮を結ぶ古道の一部で小雲取越と並び難所中の難所で途中の越前峠は高低差600mで急な坂はあまりにもきつく思わず悲鳴をあげることから胴切坂と名付けられています

本来は小雲取越を歩く予定でしたが天候の悪化が懸念され急遽変更し急坂の前で折り返す目標設定になり少し余裕が・・・(^^♪
さすがにこのコースを歩く人は少ないのか苔むす道は素晴しく想像以上でした♪
いつか大雲取越の全コースを歩きたいものです・・その前に足腰を鍛えないと!!


苔むす道を一歩一歩上っていく


円座石(わろうだいし)
熊野の神々がこの巨石の上で円座になってお茶を飲みながら相談したと伝えられている
上部の3つの梵字は阿弥陀仏(熊野本宮)、薬師仏(新宮速玉大社)、観音仏(那智大社)を意味してると言われてる



更に険しい道を上っていく


この巨石にも南無観世音菩薩の文字が・・

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の神

2007年02月16日 | インポート
先日、尾鷲市矢浜地区で行われたとってもユニークな「山の神」のお祭りを紹介します

昔々「海の神」と「山の神」の争いになりお互いに手下がどれだけいるかで勝負を決することになりました
海の神は鯛、鯵、鯖などを集め、山の神は狐、狸、熊などを呼び寄せ数を確認したところ同数になりました
あわや引き分けになろうとしたときに海からオコゼが1匹這い上がってきて海の神の勝ちとなり山の神はオコゼを恨むようになりました

それ以来、矢浜の村人たちは「山の神」の祭りで祠の前に立ち懐からオコゼの頭をチラリと出してワハハワハハと大笑いします
この大笑いはオコゼの姿があまりにも醜いのであれは魚の仲間には入りませんよと山の神を慰めるのだそうです
山の神は嫉妬深い女性の神なのでオコゼの醜さを村人たちが笑い飛ばしてくれたことで柳眉をやわらげ、春になると山から里へ下りてきて田畑を守ってくれたそうな♪

このお祭りには祠の前に当日作ったお料理と杉材で作ったお道具(農耕具、男性のシ○ボル)が備えられます


お道具を作る 【ご注意】サラッと見て下さいね

完成したお道具類


祠の前に料理やお道具を供える


懐からそっとオコゼの頭を出す


一斉にワハハワハハ


もう一つワハハ


【告知】遅くなりましたがHPにヤーヤ祭りupしました
http://www15.plala.or.jp/TAMA/newpage2.html
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

椿公園(第2弾)

2007年02月13日 | インポート
椿の花は痛みやすく完全な花びらは少ない!!
数少ない痛みのない花を探し美しく表現するには光の方向が大事であり宝探しのように椿公園を歩き回っていい汗をかいた(^^♪


表から見たツバキ


同じツバキを裏から見ると・・


白系統のツバキを透過光が


真逆光だとツバキの花もこんなに・・・

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熊野古道センター

2007年02月12日 | インポート
2/10尾鷲湾を一望する高台に熊野古道センターがオープンした♪
この建物は尾鷲ひのきを6000本以上と熊野すぎをふんだんに使った木の香りのする大型木造建築物である!!
オープン初日は多くの人で賑わったが尻すぼみにならないことを願うばかりである


夜間照明の古道センター


館内の展示物を見る


館内には山伏も・・・


開館記念邦楽コンサートを聴く♪


客寄せの定番11俵の餅撒きでした(笑)


【告知】HPにお燈祭りをUPしましたどうぞご覧ください
http://www15.plala.or.jp/TAMA/newpage88.html
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お燈祭

2007年02月09日 | インポート
2月6日「お燈祭は男のまつり山は火の滝下り竜」・・・と民謡で唄われている和歌山県新宮市の神倉神社の例大祭であるお燈祭を撮りに出かけた 
   
 【以下、お燈祭り激写の奮闘記です】

携帯カイロ・防寒着・照明器具・ステッキにキャラバンシューズ・ポットに入れた熱いコーヒー・三脚等の撮影機材の準備はOK・・・・リュックに詰めてまるで山登りのような格好で我が家を後にしました
途中コンビニで食料の調達・・・サンドイッチ・あんパンにチョコレート腹が減っては戦が出来ぬがまるで遠足のようです(^_^)v

速玉大社に到着したのは16時半でしたが予定していた駐車場が満車で出足をくじかれガックリ(-_-;)  しかたなく神社近くへ路上駐車しましたが背に腹は変えられぬとはいいながらこんなことしたら駄目ですね(汗)

一路神倉神社めざして歩いていくと白装束に荒縄の上り子の姿が見えあわててパチリと撮りましたが気が急いているためすぐ終了
ここでじっくり構えたら面白いのが撮れたかも??(反省)

17時に到着し538段の階段を一気に駆け上がりましたがステッキにシューズが役立ち数人を追い抜きました(やるじゃんと自己満足♪)
ところが限られた僅かな撮影スペースにはすでに多くのカメラマンがスタンバイしておりあわてて場所を探しましたが木に遮られて絶望的なポイントばかり(-_-;)
こんな行事の撮影は場所取りが最大のポイントで朝から来ていたようです

報道用のカメラマンのスペースは羨ましいばかりの絶好な場所でしたがこちらは大枚千円払ってるのになんたる差別待遇なんだ(怒)
仕方なくてしょぼい所に三脚をセットしたら山登りの汗がド~~と出てきました(苦笑)

まずはお食事と温かいコーヒーを飲みながらサンドイッチを頬張ったのですが残りの一つを落としてしまい無常にもころころと坂道を転がっていくじゃないですか!!
赤面しながら土まみれのサンドイッチを拾いにいった惨めさは忘れることができないでしょう(ーー;)

そうこうするうちに18時頃から白装束の上り子がワッショイの掛け声とともに続々と石段を上がってきました   なかでも親に付き添われたチビッ子が多くみられ微笑ましいとともに新宮っ子のお燈祭にかける熱意の大きさを感じることができました!

暗くなっても続々と上がってくる白装束は益々期待を膨らませてくれて寒さを忘れさせてくれます 
隣の滋賀県から来たカメラマンと写真談義をしながら時を待ちましたが長かった~~~!!

上り子が石段を上がってくる


20時頃暗闇の中から炎が上がり歓声が上がります♪
松明を灯した神官らしき人が石段を下ったと思ったらやがて白装束の上り子が松明を掲げて続々と上がってきました  
瞬く間に2千人の上り子の松明に火が灯されたのでしょう木々の間から見える神社の方角はまるで山が燃えてるようでした!!
そして開門を促す歓声が地鳴りのように響きわたり興奮を強めていきます♪

松明に火が点けられ山を赤く染める


やがて松明を掲げた上り子が駆け下りてきました(これが下り竜なんだと感動(^^♪)
前のおっさんの頭に邪魔されながら夢中でシャッターを切り続けましたが躍動感のあるのは最初の一団だけであとはゆっくり降りてくるので感動は薄れていきましたが2千人が一斉に駆け下りたら大惨事になることでしょう

山は火の滝下り竜♪


続々と上り子が下りてくる


途中で切り上げ上り子といっしょに石段を下りましたが夜の急な石段は想像以上に歩きにくく下までたどり着いたらドッと疲れました
下では多くの若い女性が出迎えており男の無事の生還を喜んでいました♪
新宮っ子にはこの祭は一大イベントのようです

かくしてお燈祭の激写は終了しましたが家にたどり着いたのが23時でした
次は那智の火祭りを狙っちゃおうかな(^^♪



コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする