オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その190  Auckland Writers Festival 11−06−21

2021-07-14 11:13:26 | 第181−190回

Auckland Writers Festival

              
11−06−21   
190号

4、5月は、2つのコンサートとAuckland Writers Festivalに行きました。
去年の今頃はロックダウンの真っ最中でどこへも行けず、もちろんコンサート
もなかったので、今年は誘われたら全部イエスで、毎週の様にお出かけして
ました。

ハイライトは、5月15日、Auckland Writers Festival, Kazuo Ishiguroさん
のイベントでした。
https://www.writersfestival.co.nz/

Kazuo Ishiguroさんは長崎生まれの日系イギリス人で、2017年にノーベル
文学賞を受賞しています。
彼の代表作の”The Remain of the Day” はAnthony Hopkins とEmma
Thompsonの共演で映画になっています。

私は、友人3人とKazuo Ishiguroさんのイベントに出かけました。
例年なら、数あるイベントの中からいくつか行くのですが、今年はその前後に
コンサートに行く予定もあり、仕事も忙しい時期でしたので、この一つに絞り
ました。
Auckland Writers Festivalは、最近注目を浴びたニュージーランド、海外の
作家の紹介をしています。
直接作家と会って話ができる、これまで知らなかった作家の本も買えるの
で毎年出かけてます。
私はニュージーランドに来てから英語の本を読むようになったけれど、英文学
の基礎知識がないのでこういうイベントは助かります。

少し早めに会場に到着すると、たくさんな人だかりで、本の販売コーナーには行列
ができてます。

Kazuo Ishiguroさんのイベントは、オンラインライブのイベントなのに、
Aotea Center, Kiri Te Kanawa Theater( 2000人)がほぼ満員でした。
去年は、実際にKazuo Ishiguroさんがイギリスから来ることになっていましたが、
コロナのロックダウンでキャンセルになりました。

今回は、Kazuo Ishiguroさんはロンドンの自宅の居間から、オークランドの
司会者の質問に対して答えるという形式で行われました。
つまり、私たちは大きなスクリーンでIshiguroさんを観てる、という事です。
セッションの最後10分間は、会場の観客がIshiguroさんに質問する事も
できました。
Ishiguroさんの最新作、” KLARA AND THE SUN”の作品の成り立ちや、
奥さんや娘さんのアドバイスなど、滅多に聞くことがないご家族と作品作り
の関係を聞くことができました。
私が一番印象に残ったのは、
一つの曲のように、読んだ後でも、曲全体、あるいはメロデーがふっと浮かぶ
ような本を書きたい、と言われたことです。
Ishiguroさんは若い頃、シンガーソングライターを目指していて、その経験
が作家となる基盤となったということです。

講演は大拍手で終わり、興奮とその場の勢いで、友人と私4人とも
” KLARA AND THE SUN”を買ってしまいました。


世界のコロナがなかなか終息しない事もあり、海外で活躍しているニュージーランド
出身のオペラシンガー達が帰国してきています。
幸に、ニュージーランド国内は昨年10月から国内の感染者がほぼゼロが続いて
いるので、コンサートも開催できます。

4月29日にOtago出身のバリトン歌手、Jonathan Lemaluのコンサートに
行きました。
彼はロンドンから戻ってきていて、全国ツアーをしています。
Jonathanの歌は素晴らしかったけれど、バリトンは地味ですね。
CDで聴くと編集されているので、はっきり彼の声が聞こえるのですが、ライブ
ではピアノの音に声がかき消される場面もありました。
やはりソプラノやテナーの声のほうが響きやすいです。

5月16日は、Opera Factoryでテナー Simon O’Neill とソプラノ
Kristen Sharpinのコンサートに行きました。
これは、Opera Factoryの支援者向けのcharityコンサートでした。
多分世界中どこでもそうだと思うのですが、オペラファンはお年寄りが
多かったです。
コンサートの前にワインとサンドイッチ、チーズが振る舞われました。

ベルリン在住のKristen Sharpinは子供の頃にOpera Factoryの所属していて、
里帰りの機会に恩返しで歌ってくれたという感じでした。
Opera Factoryの音楽練習室のような小さい部屋で、世界一流の二人の
オペラシンガーが絶好調で歌うと、わんわん響いて耳がキーンとしてしばらく
元に戻りませんでした。
二人のお得意のワーグナーの曲が多かったので、絶好調でした。
最初に司会者が、二人の歌声は充分よく聞こえるので補聴器は外して下さい、
と冗談で言ったのかと思ったけれど、本当に声が大きいです。
オペラのシアターでも小さなホールでも、プロは声を加減しないようです。

コンサートの最後には、ちょっと寛いだ質疑応答の時間もありました。
お二人はワインを飲みなから答えてました。
やはり質問は、コロナの2020年をどう生き抜いたか、という話題に集中して
ました。
Simonのような一流のテナーでも、生活には苦労してると話してました。
契約しているオペラカンパニーにより、公演がコロナでキャンセルになった
場合、80%くらい支払ってくれるところ、50%とかで決まっていない
そうです。
シーズンごとの契約をいつくかやって生活しているので、公演がなくなると
大変だと言ってました。
会社とかに雇用されていれば国によっては保証金が出ているけれど、彼らは
自営業者みたいのようです。

今週日曜日はフィガロの結婚のオペラに行きます。
今年は、すぐにチケットが売り切れてます。
このチケットも友人が発売と同時に2月に買ってくれました。
コロナでキャンセルになった場合は100%返金されるので、みんな迷わず
買ってます。
国境が開くにはまだしばらくかかりそうなので、国内で楽しんでます。
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その189 Traditional Kiwi Holiday、 バッチ 07−05−21

2021-06-09 09:55:04 | 第181−190回
189号 07−05−21

           Traditional Kiwi Holiday、 バッチ


4月のAnzac Dayの連休に、友人のコロマンデルのBachに遊びに行って来ました。

Bach(バッチ)とは、山の中、海岸などに建てられる簡素なホリデーハウスです。
電気はなくて、調理は薪かガス、トイレはどっぽんというのが基本です。
屋根がある分、キャンブでテントに寝るよりまし、という作りです。
最近は、デザイナー建築で町の家と同じような作り、またはそれよりもっと豪華
なバッチも建てられてますが。

ひと昔前は、ニュージーランドのサマーホリデーは、一家総出でバッチに出かけ
ていき、数週間を過ごすのが一般的でした。
オークランドの中流の家庭は、たいていコロマンデルあたりにバッチを持っていて、
時間を見つけてはせっせと出かけていました。
海外のホリデーに行くというのは、一部の裕福な人のするものでした。
子供達は、毎日海で泳ぎ、トランプやボードゲームを飽きるほどして夏を堪能
していました。
今でも、私の友人はバッチではないけれどコロマンデルに別荘を持っていて、
オークランドの喧騒からエスケープして週末を過ごしています。


さて、今回の私のバッチ体験についてお話しします。
友人夫婦から、この夏彼らのバッチにおいでとずーっと誘われてました。
スクールホリデーの間は、私は孫の子守もあり実現せず、夏も終わりになった
アンザックの週末にやっと行けました。


4月24日早朝、友人夫婦がうちに私を迎えに来てくれました。
私はどういう所か想像がつかないので、3日間キャンプするような装備で
出かけました。
アイスボックスに3日分の食料、寝袋、蚊除け、懐中電灯を持って行きました。
戦々恐々、覚悟して出かけましたが、予想してたより彼らのバッチは快適で、
自然も楽しみました。

途中、Thames, Coromandel town を経由して5時間かかってTuateawaに
到着しました。Coromandel townからの山道が砂利道でカーブが多く、
何回かヒヤッとしました。
山に張り付くような細い道でカードレールのないところもあり、一歩間違えば
谷底に転落します。
それなのにこの辺の人は慣れているのが、ビュンビュン飛ばしてます。

Tuateawaは、小さな集落でお店は一件もありません。
コロマンデル半島の東側、Kennedy Bayが見える所にあるのですが、
直接行ける道がなく、西側のCoromandel townからしか行けません。
水はタンクですが、電気もインターネットも来てました。

彼らのバッチは、たまにしか来ないということで、電気は引いてなく、
ソーラーパネルを使ってました。
日中晴れるとポータブルの冷蔵庫とラジカセ、夜ちょっと電気をつけるくらいは
保ちます。
小さな池に面したこのバッチは、中はスタジオになっていて、キッチン、
暖炉がついてました。
デッキに座って水を眺め、時々やってくるチキンやファンテイルを見ていると
気分が和みます。
到着後、持ってきたおにぎりでランチを済ませ、私はお散歩に出かけました。
普段はほとんど人は住んでいないと聞いていたけれど、お散歩中、やはり私の
様に友人のバッチに来ている数人の女性グループに会ったり、この週末バッチ
を借りているカップルにも会いました。
お隣にはお孫さんが来ているようで、女の子達の賑やかな声が聞こえてました。

夕方、友人がやかんでお湯を沸かしてくれて、さっと体を洗いました。
この家はバスルームはあるけど、お湯は出ません。
夜は、私が家の作ってきた野菜カレーをガスコンロで温め、キノアサラダ
と頂きました。節電の為、小さな灯を一個だけつけて、ワインを飲みながら
ゆっくり食事を食べていると、どっか外国にいるような気分でした。

なんと友人達は、私にベッドを提供してくれて、快適に眠ることができました。
夜は本当に暗闇で、懐中電灯の明かりを頼りにトイレに行くのは、まるで肝試し
です。
たまにオポッサムや鳥が泣くと、ドキッとします。

翌日は、よく晴れていたのでビーチに行きました。
歩いて20分ほど細い崖道を歩いて行くと、岩の多い海岸線にでます。
このビーチには歩いてしか行けません。海沿いに建っているバッチの中には、
自分の庭から海岸に出れる様です。
日差しが暖かいので、私達は泳ぐことにしました。
水がとても澄んでいて、目が慣れると岩場にウニがびっしりついている
のが見えました。
夢中で20個ほど取りました。
試しに友人の旦那さんが割ってみたら、食べられる黄色い部分はちょっと
しかありませんでした。
シーズンではないのかもしれません。数個をその場で食べて、あとは海に
返しました。
ウニはちょっとでしたが、新鮮で甘かったです。
一気にウニとりの興奮が冷めると、風が吹いて来たこともあり、急に寒く
なり服に着替えました。
帰りは、丸い石ころの海岸で自分のお気に入りの石を探しながら、リュックに
詰めて帰りました。
この日シャワーは浴びなかったのですが、ここの海水はベトベトしてなく
どうもなかったです。
海で泳いだせいかとても疲れて、ゆっくり2時間のお昼寝をしました。
気だるい体に微風が心地よく、昔夏休みに祖母に家で過ごした畳の上の
うたた寝を思い出しました。

夕方は、友人の土地を案内してもらいました。
この辺はヤシの木が多く、放っておくといくらでも増える様です。
オポッサムの駆除のため、木に毒入りのわなが仕掛けてあるのもいくつか
見ました。
薮からお隣の敷地に入り、お家を外から覗きました。
このお宅は、ホリデーハウスとして貸してありました。
オープンプランのリビング、ダイニングからデッキに出れる様になっていて、
海が見渡せます。
お隣には、電気がきていてガスでシャワーのお湯を沸かせる様になっていて、
普通に暮らせるお宅でした。

最後の日は、庭の芝刈り、雨樋の掃除、木の剪定を手伝いました。
彼らは、二ヶ月に一回くらいやってきて家と庭の手入れをするそうです。


帰りに友人にまた夏になったら、1週間くらい行きたいな、と言いました。
今年中に海外に旅行に行ける様になるとは思えないし、国内を楽しみたいと
思います。
今まで外国にばかり目が向いてましたが、基本に帰り、昔ながらのニュージーランド
生活を見つめ直したいと気付いたホリデーでした。
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その188 コンブチャ、そして発酵食品 01ー04−21

2021-05-06 12:32:14 | 第181−190回
188号 01−04−21

           コンブチャ、そして発酵食品


ちょっと最近までコンブチャ作りに凝ってました。
1月2日の新年会の時に、友人がコンブチャのスコビー(菌)を参加者全員に
くれたのがきっかけで作る様になりました。
一時は、このラインの友人グループの掲示板がコンブチャに関する投稿
ばかりで、ここはコンブチャクラブ、と思われるような活気でした。

みなさんご存知だと思いますが、コンブチャは昆布とは何の関係もあります
せん。
コンブチャはお茶を発酵させて作る発酵ドリンクです。
コンブチャはここではすごくポピュラーで、スーパーマーケットにコンブチャ
コーナーがあり、いろんなフレーバーのコンブチャが売ってます。
コンブチャ作りは、ニュージーランドでは、ロックダウン中から若い人中心に
流行り出した様です。
ネットでコンブチャキットを取り寄せ、ジャー(ガラス容器)、紅茶と砂糖さえ
あれば自宅で簡単にできます。

新しい砂糖入り紅茶を入れると、コンブチャが喜んでぶくぶく泡を立てるのが
見れます。
ジーッと見ていた孫がその瞬間を目撃して、”コンブチャが生きてる”と言って
驚いてました。
数週間続けていると、スコビーが何層にもなり、いわゆるホテルができてきます。
ここまでくると菌の力が強くなり、夏だと2日くらいで、炭酸入りのコンブチャが
できます。この出来上がったものに、さらに少しの砂糖を加えて2時発酵させ、
一日置くと味がまろやかになります。
毎朝、味見して発酵の具合を見るのが日課になり、新しいペットを飼ったみたい
で楽しいです。

私達のコンブチャジャーニーのハイライトは、コンブチャカフェ訪問でした。
息子が、彼の会社の近くにコンブチャカフェがあると教えてくれたので、友人
と行ってみました。
$8で5種類のコンブチャのテイスチィングができ、紅茶意外でもコンブチャ
ができる事を発見しました。
私達が作ってるよりも遥かに色が薄くて、爽やかな飲み物に仕上がってました。

早速、翌週から紅茶以外のコンブチャ作りを始めました。
緑茶、ほうじ茶、コーン茶、クランベリーのコンブチャができました。
コンブチャはジンで割って飲むと美味しいし、古くなって酸っぱくなったら
お酢がわりに使えます。
最後は、クランベリーだけ残して、3種類のスコビーは冷蔵庫で冬眠させました。
涼しくなってきて、そんなに冷たい飲み物が欲しいと思わなくなったし、
リーサーチはやり尽くしたので、一旦終了しました。


発酵食品作り第二弾は、ザワークラフトでした。
コンブチャのジャーがいくつもいらなくなったので、何か作って見ようと思い、
ザワークラフトに挑戦しました。
2%の塩だけというシンプルなレセピなのに、コンブチャ同様、3日目くらい
からキャベツの乳酸菌が発酵して泡が出てきます。
先週は、2回目で普通のと赤キャベツに2種類作りました。
冷蔵庫に入れておけばしばらくもつので、何も野菜がない時に重宝します。
昨年のロックダウン以来、お買い物はなるべく2週間に一回と決めているので、
どうしても最後の方は野菜が不足してくるのが悩みの種でした。
庭の少しの野菜と発酵食品で、これからはなんとかなりそうです。


そして昨日、初めてのキムチ作りに挑戦しました。
息子が、ザワークラフトよりキムチ作って、というのでリクエストにお答え
しました。
漬物用の塩、唐辛子は韓国系のスーパーで買うことができます。
りんご、ニンニク、生姜、ニンニク、ニラ、ナンプラ、唐辛子でヤンニョム
(キムチの素)を作り、塩漬けした白菜を漬けます。
これは2日目から食べられます。
この次は、もうちょっと唐辛子控えめとか、昆布を入れて見ようとか、
夢が広がります。

発酵食品作りは、気候、温度にもより出来上がりが違ってくるし、いろんな工夫
ができるので、家にいる時間を楽しく過ごせます。
体にもいいそうなので、一石二鳥です。


ニュージーランドは、3月26日に最初のロックダウンからの1周年を迎えました。
去年の今頃は、世界のこの状況がこんなにも長く続くとは思ってもみませんでした。
幸に、ニュージーランドはほとんど市中感染のない日が続いてます。
発酵食品食べて、2回目の冬を乗り切りたいと思います。
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その187 南島旅行 26−02−21

2021-04-01 06:43:41 | 第181−190回
 187号 26−02−21

              南島旅行

1月16日から22日まで友人と南島に旅行に行きました。

1月16日は、クライストチャーチで私のお茶の先生のお宅で初釜でした。
その日の朝のフライトでしたので、ニュージーランドに来て初めて着物で
飛行機に乗りました。
チラッとは見られましたが、オークランドでは他の民族衣装を着ている人も
普通に見かけるので、それほど注目はされませんでした。
初釜は、クライストチャーチのキーウィの裏千家の先生とお弟子さんが見えて
いて、楽しい時間が持てました。
今回は、私はお正客だったのでゆっくりお料理、お茶を頂けました。


翌日、オークランドから友人が飛んできてホリデーがスタートしました。
レンタカーを借りて、Akaroaに出掛けました。
French Farm Wineryでランチを食べてから、 Akaroa Wineryに行きました。
ここはイタリアスタイルのオーガニックワインを作っています。
お客は私達だけなのに、オーナーは待っていてくれました。
去年からのコロナの影響でお客が減っているので、ワイナリー訪問はグーグル
マップやサイトに営業中と書いてあっても、行くと閉まっていたりします。
何度かがっかりさせられたので、事前にメールを送るか電話で予約を入れる
様にしました。
ここのワイナリーの奥さんと息子さんは、ワインの勉強のため、イタリアに滞在
中で、ご主人がひとりで留守を守っているそうです。
通常ならホリデーごとにニュージーランドに帰ってきていたのに、コロナで
行き来が難しく、一年近く会っていないそうです。
葡萄の収穫時や瓶詰めの時は、近所の人に手伝ってもらっていると言ってました。


翌日は、Ashuburtonを経て Lake Tekapoに向かいました。
有名な善き羊飼いの教会へ行った時は、ひどい雨でそうそうに車に戻りました。
ホリデーハウスに早めにチェックインして、ちょっと一休みしました。
湖を見渡せる高台に立っているこのホリデーハウスは、普通の家の様でした。
2階部分が私達の滞在先で、3ベッドルーム、広いリビングダイニングで
家族でゆっくり過ごすのに良さそうでした。
雨で他にすることもないので、Tekapo springに行きゆっくり温泉に浸かりました。
小雨は降っていたものの、どっちみち濡れているし、リラックスできました。
そのあとは湖畔レストランで、人気のサーモンいくら丼を晩御飯に頂きました。
夜になりその日のハイライト、Star Gazing Tourに10時半から参加しました。
南半球の夏は夜9時半くらいまで明るいので、そのくらいにならないと星が見える
暗さにならないのです。 Mt John Observatoryまで真っ暗な中、バスで上がりました。
この日のツアーは満員でした。海外からの観光客が来ないため閑散とした時期を経て、
夏休みでニュージーランド人がホリデーで来ていてやっと賑わいを取り戻した様です。
夏とはいえ山頂はかなり冷えるので、丈の長いダウンジャケットを貸してくれました。
暗闇にやっと目が慣れてきて、見上げると空一面の星でした。
ガイドは天文学の専門家でパッションがあり、説明も明確で、南十字星の見つけ方
など説明してくれました。
Lake Tekapo滞在2日目は、土砂降りの中Mt Cookへ行き、何も見えなかったけど、
Visitor centreでじっくりMt Cookについて勉強しました。

翌日はWanakaを経由してQueenstownに向かいました。
途中ラベンダーファームにより、ラベンダーのエッセンシャルオイル、シャンプー
など買いました。ここのシャンプーとリンスはお買い得の割に質が良く、先週
ネットでまた注文しました。
去年まではイギリスのサイトでシャンプーなど注文していたのですが、コロナで
届くまで三ヶ月もかかり、最近は国内産で間に合うものはここで買っています。
ニュージーランドの国内産業を応援しないとですね。

Queenstownから日帰りのツアーでMilford soundに行きました。
行きは雨だったけれど到着した時は晴れて、良いクルーズでした。
前に来た時より雪が少なく、氷河も後退しているように思いました。
ツアーバスの半分はオークランドの旅行者でした。
普通ならこの時期海外にホリデーに出かけている人達が、代わりにQueenstown
に旅行に来てました。


私は、南島を旅行するのはなんと25年ぶりでした。
25年前、フェリーで南島に渡り、2週間かけて家族4人で車で南島を一周しました。
今回のドライブでも時々、ここは前来たところだと思い出しました。


今回の南島の旅で、海外に行かなくてもニュージーランドにはとても素敵な
ところがたくさんある、と思いました。
またイースターのホリデーにでもどっか小旅行に出かけたいと思います。
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その186  コロナゼロの国から 22−01−21

2021-02-23 13:05:35 | 第181−190回

              186号
           

                        コロナゼロの国から

22−01−21

皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

私の本来の配信日は1月22日なのですが、13日にこのメルマガ書いてます。
16日から22日まで南島にホリデーに出かけるので、配信予約して行きます。
このメルマガの内容が、配信日に事実と異なる場合があることをご了承下さい。
2月の配信では、クライストチャーチからクイーンズタウンの旅の様子をお知らせ
しますね。


ニュージーランドはコロナ対策が最もうまく行っている国として知られる
様になりました。

現在、ニュージーランドはレベル1になり97日目です。
国内の感染はゼロで、毎日数名、海外からの入国者からのみコロナ陽性の患者さんが
報告されています。
入院患者はおらず、陽性者75名全員が政府指定の施設に隔離されてます。

日々の生活では、ほとんどコロナのこと忘れてます。
意識するのは、バス、飛行機に乗る時くらいです。
昨年12月からマスク着用が義務になりました。


去年10月から、私達の生活は全く普通です。
コンサートも再開され、ロックダウン中に延期になった公演と重なり、
11、12月はコンサートラッシュでした。
集会の人数の規制もありません。
我が家は、例年の様にクリスマス、新年と親戚15人全員が集まりお祝い
しました。
清々しい夏に気候となり、ビーチは人でいっぱいです。

昨年3月から、原則的にまだ国境は閉じてます。
ニュージーランド国民、永住者は帰って来る事を許され、到着後2週間は
政府指定のホテルで過ごさなければなりません。
昨年8月10日以降に出国に再入国した人はNZ$3100かかります。

ニュージーランドは、今現在安全であることから各種のスポーツ大会、試合
も開催されるようになりました。
ヨットレース、アメリカズカップの海外の選手団はかなり前に入国しました。
そのような団体はニュージーランド政府に特別申請をして、入国の許可を
得ています。
農業の季節労働者や船員も入って来ている様です。
昨年は、パキスタンのクリケット選手から数名のコロナ患者がでて問題になりました。


国内コロナゼロの日が3ヶ月もたつと、国民の気が緩んできている様です。
先ほどのニュースで、追跡アプリが昨年のピーク時の半分くらいしか使われていない
と言ってました。
昨年は、5 million’s Team(ニュージーランドの総人国)として私達は頑張って
来ました。
そして、わずか数名のクラスターの発生でも潔くロックダウンを決断する首相を
尊敬しています。
早く海外に自由に旅行できる日を待ち望んでいますが、現在の世界の状況を
見ると、まだまだ先の事の様です。
焦って国境を開きまたコロナでロックダウンとなるよりも、現状を維持すべき
というのが大体の人たちの考えです。

去年はコロナに明け、コロナに暮れました。
今年は、ワクチンの効果が上がり、コロナは収束することを祈ってます。
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その185 Party Time 18−12−20

2021-01-08 11:17:10 | 第181−190回
185号 18-12-20

Party Time


コロナのアラートレベル1になって、今日は72日目です。
ニュージーランドでは、海外からの帰国者の陽性のケースが隔離ホテル内で
見つかるくらいで、国内ほとんどゼロで普通の日常が戻ってきました。
この一ヶ月の間で変わった事は、公共の交通機関、バスや飛行機内での
マスクの着用が義務となったことです。

今週月曜日、ニュージランド政府は来年早々に、帰国後の2週間の隔離期間
なしにオーストラリアに行ける様にすると発表しました。
現在も行く事はできますが、帰国してすぐ政府指定の隔離ホテルに2週間
滞在しなければなりません。大人一人当たりNZ$3100掛かります。
オーストラリア、ニュージーランドのどちらかで家族が重病か、緊急の用事
がある時は行き来できますが、以前の様にちょっと1週間ホリデーに行く
には現実的ではなかったのです。
ただし、双方の国はコロナ感染者がほとんどゼロで、充分な安全対策が
なされた場合に実現できるので、正確な日付は発表されてません。

現在もニュージーランド国籍保有者と永住者は、帰ってきてます。
ただし隔離ホテルの予約が取れてから、チケットを買わなければならず、
希望の日に戻ってくるのは非常に難しいと聞いています。
航空券もフライトが少ない事もあり、以前の2−3倍するそうです。


今年は特に、年末のPartyが多いです。
呼んだり呼ばれたりが毎週の様にあり、25日は我が家のChristmas Dinner
で、子供6人を含め15人集まります。

今年感じたのは、私達にはConnected、人との繋がりが重要だということ
です。
ロックダウン中はビデオ配信のオペラ、コンサートをたくさん見ました。
Zoomでいけばなを教えたり、友人達とも Messengerでよく喋りました。
でもやっぱり実際に会場に行き生の音を聞き観客と感動を分かち合い、
友人と会って一緒に食事をする方がずっと楽しいと思います。

ロックダウン中は、そういえばあの人とはしばらく会ってないとか、
お気に入りのレストランに行きたい、と考える時間がいっぱいありました。
そういう思いを実現しているのが今です。


先週日曜のPartyは、40年くらい前、京都で過ごした友人を中心に20人
ほど集まりCatch upできました。
インド古典舞踊とサルサダンスのパフォーマンスがあり、私もSさん夫婦と
45年振りにインド古典舞踊のAlarippu Bharatanatyamを踊りました。
若い時に習ったことは体が記憶しているようで、4回の練習でなんとか
踊れました。
Sさん宅のバリ風の野外のステージで夕日を眺めながら踊っていると、
タイムトリップしている様でした。

Sさんと私は、40年前、京都のインド舞踊研究所に所属してました。
20年ほど前、オークランドの共通の友人のPartyで偶然の再会しました。
それ以来、家族で親しくお付き合いしています。
私はそれまで、Sさんがニュージーランド人と結婚してオークランドに
住んでいることを全く知りませんでしたし、私達一家がニュージーランドに
移住して来ている事をSさんも知りませんでした。

ロックダウン明けの9月に、Sさんとランチに行った時に、今年は何か
違った嗜好のクリスマスにしようということになりました。
二人を結びつけていたインド舞踊をやろうということになりました。
Sさんはつい最近まで、インド舞踊を続けていたのでサリーや装飾品
なども持っていました。
練習のたびにPartyのプランを練り、Sさん夫婦は京都時代の友人に会いたい
ということで、声をかけ先週日曜日に実現しました。


2020年はコロナで明け、コロナで暮れようとしています。
まだまだ不自由な生活を強いられている世界中の皆様、” Stay Safe”、
2021年が明るい年になることをお祈りしています。
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その184 首都Wellingtonへ週末の旅 13−11−20

2020-12-01 10:31:26 | 第181−190回
                 184号
13−11−20

            首都Wellingtonへ週末の旅


10月8日にニュージーランド全土がコロナのアラートレベル1になり、
ほぼ普通の生活がおくれてます。
世の中も私の生活も予定したことが全て実現でき、全てが加速度をつけて動いてる
ようです。

ここ一ヶ月に起こったことを、社会の事、私の事をごちゃ混ぜてお知らせします。

10月のハイライトは、10月17日ニュージーランドの総選挙です。
予想通り、Labour Party が圧勝し、64議席を勝ち取りました。
Jacinda Ardernは、2期目の首相となりました。
コロナへの対応で、Jacinda Ardernが高く評価されたと思います。
数ヶ月のうちにリーダーが2回も替わった National Partyはやはり苦戦して、
リーダーのJudith Collinsはかなり選挙戦を頑張ったのですが、Nationalは最低
の結果でした。
GreenのChloe Swabrickがオークランドセントラルで勝ち、Greenと ACTの
活躍がめざましかったです。
今回の選挙では、Referendum “ End of life choice (Euthanasia)(安楽死)”と
“ Personal use of cannabis(カナバスの個人使用)”への国民投票がありました。
その結果、“ End of life choice (Euthanasia)”はYesで、“ Personal use of
cannabis”はNoでした。
安楽死は、回復に見込みがなく余命が数ヶ月以内、痛みなど苦痛が伴うなど、特別な
例に限って許されるようです。
カナバスは少し前から医療用には許可されていました。
娯楽で吸うのも合法になるのはちょっとどうかと思ったのですが、私と同じ考えの
人が多かったようです。

https://en.wikipedia.org/wiki/2020_New_Zealand_general_election

先日、内閣のメンバーの発表があり、大臣の50%が女性という新鮮な顔ぶれ
になりました。

選挙は2週間前から投票でき、選挙当日オークランドにいない私は10月3日
に投票しました。
ニュージーランド国内コロナ感染はほとんどゼロなのですが、密を避けるため、
早くから投票するように宣伝してました。多分60%くらいの人が当日までに投票し、
投票率は92%とすごく高かったです。


選挙当日は、私はクライストチャーチの茶事に行ってました。
お茶の先生宅でフルコースの懐石の茶事でした。
初めてクライストチャーチのお弟子さん達ともお会いし、交流できました。
お濃茶は、コロナの事も考え、一人分ずつたてました。
着物を着て、半東として動き回ったので非常に疲れました。
それでも一年ぶりくらいに、飛行機に乗ってどっか行くのは、海外に行ったようで
気分転換になりました。


11月1日は、私達の歌の発表会でした。
今年は、9月4日のオリジナルのコンサート予定日から2回も変更になり、 
11月1日に無事歌うことができました。
10月7日までアラートレベル2だったし、今年はコンサート出来るのかなと不安
で、いまいち練習にも身が入りませんでした。
レベル1になってから、私の生け花の生徒さん達も全員戻ってきたし、新しい生徒
さんも増え、孫の学校への送り迎えもあってすごく忙しくなってきてました。
これではうまく歌えないと思い、最後の2週間は週2回レッスンを受け、本番では
例年よりも気持ちよく歌えました。
今年初めから練習してきたので、ここで歌わないと年が越せないという感じでした。


先週末は、友人とWellingtonに行ってきました。
8月にどっか行きたいね、という事で航空券を買ってました。
今年3月からコロナ騒ぎで、オークランドは8月は2回目のロックダウンの最中
でした。
みんな2回目のロックダウンは相当堪えて、煮え詰まってました。
その時、11月はどうなっているか全く判らなかったのですが、希望的観測で
チケット買いました。
行けるのかどうかとか考えてたら何もできない、またロックダウンになったら
チケットはまたクレジットとして戻ってくるので、ダメ元で予約しました。
結果、予定通り行けて、楽しい旅ができました。
私も友人も仕事では度々Wellingtonに行っているのですが、純粋にホリデーを
過ごしたのは初めてです。
観光ツアーで、国会議事堂、映画監督ピーター・ジャクソンのWeta Workshop,
Victoria Mountainなど行きました。
2日目は、Martinboroughへワイナリーツアーに行きました。
ワイナリーは若い人達のグループで賑わってました。
自転車で回るツアーがあるらしく、4人乗りや普通の自転車へ来てる人がたくさん
いました。
私個人的には、自転車ではワイナリーはお断りです。
酔っ払って自転車漕ぐのは辛すぎるし、ワインも買えませんからね。
ドライバー付きで回るのが一番快適で楽ちんです。
忙しい私に変わって、ツアーを手配してくれた友人に感謝です。


ニュージーランドはまだ国境が閉鎖しているので、国民の間では国内を見直そう、
近場でホリデーを過ごそうということが広まってきてます。
ニュージーランドはこれから夏、12月、1月は長い夏休みです。
今年は、誰にとっても辛い年だったし、のんびりホリデーを地方で過ごす人が多い
のではないでしょうか。
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その183 Hawks Bay ワイナリー巡り 09−10−20

2020-12-01 10:26:57 | 第181−190回
183号
09-10-20

            Hawks Bay ワイナリー巡り


まずはニュージーランドのコロナ事情をお知らせします。
昨日10月8日からオークランドも晴れてレベル1になりました。
これでニュージーランド全国レベル1です。
集会、ソーシャルデスタンスの制限もなくなりほぼ普通に暮らせます。
ラクビーの試合も見に行けるし、コンサートも開催されます。

海外からの帰国者からたまに1、2名の感染者が出ますが、国内では
クラスターも収束し、ほとんどコロナ患者がいなくなりました。
これで開放的な夏を満喫できます。
それでも危険は皆無ではないので、QRコードで訪れた場所を記録する、
バス、飛行機でのマスク着用は必須ではないけれど奨励されてます。
しかしながら、この半年間の2回のロックダウンの経験から、皆んな用心深く
なっていて、サニタイザーを頻繁に使う、スーパー など行く時はマスクを
つける人も多いです。


今週月曜から水曜にかけて、友人とHawks Bayに遊びに行ってきました。
友人はかなりワイン通で、彼女のリクエストでワイナリー巡りをしました。
ロックダウン中はオークランドから出られなかったので、いい気晴らしに
なりました。
往復1000キロの旅を一人で運転したので結構疲れました。

私はこれまで白ワインのシャロネー(シャルドネ)はあまり好きではなかった
のですが、今回の旅で考えが変わりました。
Hawks Bayはシャロネーで有名で、あまりドライでない飲みやすいシャロネー
を試飲しました。
赤ワインもいろんなブドウをブレンドしてマイルドな赤がたくさんありました。
2日目は、地元のワイナリーツアーに参加して、運転しなくてよく、ゆっくり
テイスチングを楽しめました。
友人につられて私もワインをたくさん買ったので、これからクリスマス、お正月
のイベントの時に飲みたいと思ってます。


オークランドの8月のロックダウンのシワ寄せと、レベル1で生活が普通になって
10、11月は忙しい月になりそうです。
来週末は、クライスチャーチへ茶事に行きます。
10月31日は伸び伸びになっていたオペラ鑑賞、その翌日は私たちの歌の
発表会です。
11月始めには友人とウェリングトンに遊びに行きます。
仕事もずっとあるし気が抜けません。
今週末は、今満開の桜を見に行こうと思ってます。
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その182 NZ Superannuation 年金 11−09−20

2020-09-18 10:17:03 | 第181−190回
182号 11−09−20


            NZ Superannuation 年金



私は、今月65歳で、ニュージーランドの年金をもらえるようになりました。
NZ Superannuationのすごいところは、条件が合えば、一銭も政府に払って
いないのにもらえます。年金はニュージーランド市民、あるいは永住者なら
誰でももらえます。
すごく働いて納税し政府に貢献した人も、生活保護をずっと受け続け税金を
あまり払わなかった人も同じ金額を受け取れます。
日本の国民年金は、私が日本にいた当時、35年以上年金を払わないと受給
資格がなく、払った分よりももらえる金額が少なかったように記憶しています。


NZ Super (Superannuation)は、一人住まいか、夫婦とも受給している
かの違いはありますは、基本みんな同額です。
https://www.workandincome.govt.nz/eligibility/seniors/
superannuation/index.html
 
私の場合、一人なので日本円にして月手取り12万円、4月から9月までは
暖房費としてさらに1万円ほどもらえます。
賃貸住宅に住み、家賃を払っている場合はその補助金ももらえるそうです。
今年は、3月のコロナによるロックダウン以来、まともに仕事ができた月は
わずかで、今月から年金がもらえるのは非常に嬉しいです。
12万円あれば、持ち家があり、贅沢しなければ一人がなんとか生きていけ
ます。

受給資格は、ニュージーランド市民あるいは永住者で、20歳以降、10年
以上ニュージーランドに住んでいること(そのうち50歳からの5年を含む)
です。


今回の年金申請で感心したのは、すべてがオンラインでプロセスされ、すべて
とてもスムーズに行ったことです。

まず8月の初めに、私のIRD(納税用)のアカウントにMinistry of Social
Developmentからメールが届きました。
そこにあるリンクから年金申請の手続きができます。
5分もかかりませんでした。
必要事項を記入していく過程で、初めて私がニュージーランドに入国した日を
記入する欄があったのですが、すでに1993年2月2日と日付が入って
ました。
多分イミグレーションとも連携していて、ニュージーランド政府はすべて私の
情報を知っているのだなと思いました。

添付書類は、パスポート、銀行口座、電気代の請求書など私の住所を証明できる
ものが必要でした。
これらは、本物のコピーであるという証明をJP( Justice of Peace)に
してもらう必要がありました。日本では公証人役場にそのようなサービスがあった
と思います。
JPは社会的に信頼のあり推薦された人が、ボランティアで図書館などでやってます。
最近は、公共料金、携帯電話代、電気代などオンラインで請求書がきて、実際に郵便
で紙の請求書を受け取ることは大変少なくなりました。
今回、住所の証明としてメールで来た電気代の請求書を印刷して持って行きました。
JPはそれを認証するため、私の携帯にきた電気代のファイルを見て本物として
確認していました。
パスポートは本物を持って行って、コピーとともに見せることができるのですが、
携帯で確認というのは時代が進んだな、と思いました。
スマートフォンが必須ですね。

年金申請書とともに証明済の3つの書類を送るのも、ウェブ上でできました。
写メ(携帯で取った写真)あるいはスキャンして添付すればいいだけでした。


こんな簡単な申請で果たしてちゃんと申請書は届いているのかと思っていたら、
オークランドはアラートレベル3でオフィスは閉まっているにも関わらず、
私の担当者から電話がかかってきて、最終確認されました。

その1週間後、8月20日くらいにGold Cardとパンフレットが送られて
きました。
Gold Cardを提示すれば、映画館、薬局など様々なところで割引が受けられます。
マクドナルドのコーヒーは無料です。

オークランドでは65歳以上は、交通機関がすべてただになります。
今持っているAT Card (Auckland Transport)をバスカード販売店に
持っていけば、AT Goldに替えてくれます。
バス、電車だけでなく、ワイヘケ島などのフェリーもタダです。
フェリー代は大人往復$42もするし、お得なので気候が良くなれば是非
行きたいと思ってます。


NZ Superだけでは、一生懸命働いた人が報われない、老後をゆったり暮らし
たい人には十分ではないという考えなどから、2007年にKiwi Saver
が始まりました。
https://www.ird.govt.nz/kiwisaver

個人加入もできますが、大体が会社を通じて加入し、給料の一部を積み立てて
行く形です。
自分でこの年金の運用先を選べます。
日本でいうなら厚生年金のようなものです。
3年以上加入していれば、初めての自宅を購入するときに、条件を満たせば
Kiwi Saverを使うことができます。



最後に、コロナの今の状況を少しお伝えしたいと思います。
まだまだオークランドは森の中です。

オークランドは、クラスターの発生により8月12日にレベル1からレベル3に、
その他のニュージーランドはレベル2になりました。
レベル3だと学校に行けず、ほとんどの人が在宅勤務です。
オークランドのレベル3は、8月23日まで続き、8月24日からレベル2、5
になりました。
現在もレベル2、5です。
レベル2、5はレベル2より厳しいです。
今回の大きな動きは、マスクが必須になったことです。
バス、電車内では義務で、ソーシャルデスタンスを取れないところではマスクを
しなければなりません。
マスクして教えるのは苦しいのですが、仕方ありません。

8月12日からすべてのお店、会社等にQRコードが必須となりました。
スーパーに行くのも、自分の携帯電話でQRコードをスキャンしないと入れません。
ほとんどの人の動きはトレースされてます。
先週、ノースのスーパーマーケットの客からコロナ陽性者が出たのですが、
政府から8月23日9時から10時半までの間にそこにいた人はPCR検査を受けるよう
にとか、携帯にメッセージが届きます。

前回のレベル2の時は、集会は100人までだったのですが、今回は10人です。
10人というのは本当に難しく、2家族で食事をすることも難しいです。
ラグビーの試合は観客なして、多くのコンサートがキャンセルになりました。
9月19、20日に開催予定の、私の支部のいけばな展も開催中止としました。


8月10日に3人だったオークランドの陽性者からオークランドのあちこちに
飛び火してます。
教会から40人のクラスターが出て、今非常に問題になってます。
もうあちこちに飛び火して、ケースのある地域は避けるようにしてます。
しかし、コロナは感染しても自覚症状がなかったり、発症するまでの2週間の間の
接触とか考えると油断なりません。


来週月曜日にアラートレベルの見直しがあります。
10月に選挙があるし、レベル3にならないものの、レベル1にはすぐならない
気がします。
3月にコロナ騒ぎが始まって、秋から冬になり、今は春、だんだん暖かく良い気候
になってきました。
スッキリとした気分でニュージーランドの夏を迎えたいです。

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その181 コロナ国内感染者ゼロ103日間達成  14−08−20

2020-09-10 12:48:00 | 第181−190回
181                         14−08−20
       コロナ国内感染者ゼロ103日間達成



ニュージーランドは、8月9日(日)にcommunity transmission
(国内感染)ゼロの100日目を達成しました。
海外からの帰国者からの感染者は、20人ぐらいで増減する状態が続いているものの、
国内はほとんど無菌状態だと思い込んでいました。
6月にレベル1になった時は、恐る恐る外食したりしてましたが、最近は以前
のように気軽にお出かけしてました。
7月31日にはニュージーランド、オペラ主催のコンサートに行き、久しぶり
の生の歌声を楽しみました。


ところが今週火曜日夜9時半の総理大臣の特別会見があり、水曜日の正午から
オークランドはレベル3、他の地域はレベル2に引き上げられました。
サウスオークランドの家族4人から、感染経路のわからないコロナ陽性者が
確認されたということです。
取り敢えず金曜日深夜まで3日間、オークランドは、レベル1から一気に
レベル3に引き上げられました。
もうそのへんにはコロナはいないよね、皆んなリラックスしていたので、
慌てはしたものの、そう簡単にはコロナは退治できないな、と悟りました。


レベル3なので、学校、保育所はお休み、会社に出勤できず、テイクアウェイ
以外はレストランも閉まりました。
今回は、オークランドでは外に出る時はマスク着用となりました。
以前のレベル3、ロックダウンの時には、マスクは推奨されていなかったの
です。ただ、使い捨てマスクは半日しか持たないし、環境に良くないということ
で、布製のマスク、バンダナなど鼻と口を覆えればなんでも良いとしています。

また元のバブルに戻り、他人と2m以内で接触することはできません。
ジム、図書館等もすぐに閉まりました。
水曜午後から、Greater Aucklandと言われるオークランド地域の北と南の境界線
で警察の検問が始まりました。ボーダーが封鎖されてます。
友人は、クイーンズタウンのスキーに行く予定だったのですが、オークランド
からのフライトがキャンセルになりました。
オークランドの住人で火曜日の夜オークランド以外のところにいた人は、
急いで家に戻りました。下手をすると数週間家に帰れなくなってしまうからです。

今日のニュースでは、新たにオークランドで11人の感染が確認され、クラスター
と認定されました。
11人の内訳は、高校生1名、小学生1名、冷凍食品会社の社員とその家族と
なっています。

明日金曜日のテレビの会見で、今後のオークランドのアラートレベルの発表があります。
最初の4人から1日で11人増え、あまり雲行きはよくありません。


8月11日から、帰国者に対する2週間のホテルでの隔離が有料になりました。
大人一人基本$3100、同室ならば一人につき大人$950、子供$475
の追加となります。
だだし、3ヶ月以上ニュージーランドに滞在する、永久帰国者に対しては
免除されます。


2ヶ月レベル1だったのでもう大丈夫かと思い、最近9月にイベントを計画し、
10月に国内旅行を予約しました。

今年は、3月からイベント、ワークショップを企画しては、コロナによりキャンセル
というのを繰り返し、もういい加減疲れてきてました。
しかしながら、ずっとおこもり生活では辛すぎる、希望がなくなります。
このコロナの第二波にめげず、予定を立て続けることにしました。
ダメならダメで諦めて、その時にどうするか考えればいいと思っています。


振り返ってみれば、今年2月から6ヶ月ずっとコロナに関するメルマガばかりでした。
来月にはもうちょっと明るい話題をお届けできるようにと思ってます。

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