オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その120 芝刈り 12-12-14

2015-02-12 10:22:24 | 第111-120回

120号

12-12-14

   芝刈り



12月になって芝刈り機を買いました。
庭の芝刈りは、一年前まで夫の仕事でした。

1月に夫が亡くなってから一年近く、アルバイトをお願いしたり、時たま婿が
やってきて刈ってくれたりと、なんとなく問題回避してました。


3週間ほど前、お隣のSolo Matherが長靴履いて、颯爽と彼女の庭の芝刈り
してました。
あれなんかすぐそばで音がするなと思ったら、我が家の庭の芝を刈ってくれて
ました。

その時、やっと決断がつきました。芝刈り機を買おうと。
二人の子供をかかえて奮戦してる彼女に、我が家の芝を刈ってもらうのは
間違ってます。とてもサッパリしたいい人だけど、これ以上甘えてはいけない
と思いました。


道をへだてたお隣のマーガレットは70歳代で一人暮らしです。
彼女のところには、月2回芝刈り屋さんが来てます。
この人にうちのもやってくれないかと聞いたところ、今は手いっぱいて新規
のお客さんは受けられないと言われました。
他もあたってみたけど、なかなか見つかりませんでした。


一回芝刈りを頼むと、庭の大きさにもよりますが、平均$50くらいはします。
それなら数回頼むお金で、芝刈り機が買えるなと思い始めました。

今回私が買ったのは、電動で$170でした。
普通のはディーゼルです。
ディーゼルだと、ガソリンスタンドに買いにいかなければなりません。
我が家のような小さな庭は電動式の小回りの効くのがいいかな、と思いました。

あーあ随分芝が伸びてきてるな、誰かに頼まないとなと思っているうちに、
くるぶしくらいになってます。
うちは通りに面しているので、庭が荒れているのが目立ちます。
ご近所から文句は言われないけど、いい気はしていないだろうなと思ってました。
お隣の彼女はもう我慢の限界と思い余って、うちの芝もざざっとやってくれたんだ
と思います。



ところで、ニュージーランドは、学校の校庭からサッカーのグラウンドまで、いたる
ところに芝が植えられてます。
こういう広いところは、ゴルフ場にあるような、芝刈り四輪車に人が乗って刈ります。
その辺を走り回るだけで芝が刈れるしくみです。
2週間ごとに、時間とガソリン代をかけて、えんえんと芝を刈り続ける訳です。
手入れの行き届いた青い芝は、こうした永遠の努力で成り立っているのです。

我が家の庭に道側は、市の管轄で2週間に一回、芝刈り四輪車が芝刈ってます。
刈ってくれるのはいいんですが、雑で端っこの方はたんぽぽの花やら残っていたり
します。


芝刈り、やってみると以外と楽しいです。
雑草の草抜きより、ずっと簡単で、短時間で成果が一目瞭然です。
今は、2週間後の芝刈りが楽しみ、早く伸びないかと心待ちにしてます。


今年は、書類上の家の所有者であるばかりでなく、この家の主人として生きていく
ことを少しずつ学んだ一年でした。

皆様、楽しいクリスマス、お正月を。
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その119 虹がでた 14-11-14

2015-02-12 10:17:19 | 第111-120回

119回

14-11-14

虹がでた



今日帰ってくる時に、橋にかかる大きな虹を見ました。
昨日は、我が家の向かいの山の上にもくっきりとした虹が出ていました。
日本からのお客様は、すごい、虹が出ている、と感動されます。
しかし、虹を見ることは、私たちはしょっちゅうです。

今週は、Galeと言われる嵐続きで、冬のような寒さです。
一体、春はどこへ行ってしまったか、という感じです。

風が吹き荒れ、激しい雨がしばらく降ります。
雹も降りました。
時には、風でかわらが飛んだり、木が倒れたりすることもあります。
ハーバーブリッジや広い高速道路を走っていると、横風で車体が一瞬浮いたよう
になり、ひやっとします。
そんな時に外へ出ようものなら、5分でもずぶ濡れになってしまいます。
こちらの人はあまり傘を持たないのですが、それは傘なんか何の役にもたたない
からです。

そんな嵐も、しばらく待てば止みます。
そして、あっと言う間に青空が広がり、さっきの嵐はうそのようです。
たっぷり水を吸った芝生は、青々と繁り、木々の緑も青空に引き立ちます。
時には、七色の虹がくっきり見えます。
ああなんて美しい景色、オークランドに住んでいてよかった、と思います。
晴と嵐、天国と地獄のような対比です。

真夏でもGaleや雨で冷え込む事があるので、年中フリースやフード付きの
ジャケットはかかせません。
老人のいる家では、年中ヒーターが置いてあります。

日本からのお客様は、べらべらの服しか持ってこられてなくて、寒くて
困った思いをされることがあります。
夏だけど結構冷えることがありますよ、と事前に申し上げるのですが、
オークランドはセミトロピカルとでも思われるのか、寒さに対する備え
が薄いように思います。

ここでは、1日のうちに四季があると言われます。
それくらい気候がよく変わります。

こんな悪天候でも、11月からは夏の始まりだ、とオークランダーは
思ってます。
昨日は10度で、私は冬のジャケットとブーツで出かけました。
スーパーの駐車場で見かけた女性は、真夏の格好、花柄の袖なしワンピースに
ミュールでした。
若者は年中、Tシャツにジーンズです。
温度の感じ方には個人差があるようです。
みんな気分で好きな格好をしているように思います。


10月21日に、息子夫婦に男の赤ちゃんが生まれました。
嫁は34週で破水、出産、同時に二人の愛ネコは失踪、とドラマが
重なりました。
このことは、また改めて書きたいと思います。
赤ん坊の世話や家事で、なかなか書斎にこもれない、今日この頃です。

こういった事情で、配信が1日遅れたことをお詫び致します。

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