心の花束

つれづれなるままに心の中に花束を持ちたい

九月十日

2006-09-10 | 詩吟 漢詩
九月十日
    菅原 道真

去年今夜待清涼

愁思詩篇独断腸

恩賜御衣今在此

捧持毎日拝余香



解釈
去年の今夜、わたしはは宮中の清涼殿で天皇のお側近くに坐っていた。
「愁思」という題で詩を作るようにと思し召しに私一人が腸(はらわた)を断つような痛切な思いをこめて詩を奉じた。
その詩が天皇のお気に召して御衣を賜わった。
それは、筑紫のこの地まで持ってきたが、今ではその御衣を捧げもっては、その余香をかいで天皇さまをお慕い申しあげる毎日である。

詩吟  


今日は9月10日、道真公の時代は旧暦でしょうから、まだ先ですね。
 





コメント
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