Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

今回の月9はいい人が多すぎる

2016年05月17日 00時37分09秒 | ドラマ
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吃音症で小さい頃からいじめに遭っていた藤原さくらは
幼馴染の夏帆と菅田将暉に守られて生きてきた。
菅田は特に優しく、
さくらも次第に恋心を寄せるようになった。
菅田も同じ気持ちで、告白しようと呼び出すが、
夏帆もまた菅田に気を寄せており、
2人の関係に薄々気づいていたため、それを阻止しようと、
「あんたと付き合って彼が幸せになれるとでも?」
とさくらに言い放つ。
ショックを受けたさくらは菅田の元には現れず、
フラれたと思った菅田は慰めてくれた夏帆と
付き合うことに。

時が流れ、社会人に成長したさくらたち。
夏帆は持ち前の美貌で派手な人間関係を築いており、
さくらは依然として自分に自信が持てないまま、
ひっそりと自動車整備工場で働く。

ある日電車の中で痴漢に遭うも声が出ずに
助けを求めることができなかったが、
それを察知し助けてくれたのが福山だった。
彼はその日から新しく産業医として、
さくらの務める自動車工場に勤務することになっていた。

音楽という共通の趣味で盛り上がり、
次第に仲良くなっていく福山とさくらだが、
女性に人気の福山との仲をよく思わない同僚から、
邪険に扱われるようになるさくら。

そんなとき、たまたま東京で夏帆と再会するが、
人をステータスで判断する価値観に染まった彼女にとって、
さくらが友達だというのはイメージ的にかなりマイナス。
いっしょにいた人に「友達?」と聞かれ、
「ううん、ちょっとした知り合い」
と答えた彼女の言葉にショックを受けるさくら。

「自分は生きていても意味ないのかも」
と考えながらぼんやり歩いていたとき、
公園からある人の歌が聞こえる。
近づいてみると福山だった。
彼の歌っていたはさくらもよく知っており、
気づいたらいっしょに口ずさむようになるが、
そこに彼女の歌手として才能を見出す福山。

彼らの運命やいかに。
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っていうぐらい、ちょっと夏帆を悪者にしようよ。
いい人多すぎるよ、月9。
90年代の野島ドラマで育ってしまった僕には、
人間の闇が欲しいところです(笑)

そのあと夏帆の雑な人間との付き合いが仇となり、
彼女は夜道で襲われ、そのショックで声が出なくなり、
伝えたいことが伝えられない辛さを初めて知ってさくらに謝る、
とかがいいなあ。
って、そういうのは流行りませんかね(笑)

今日もちょっと無理かなと思ってしまったよ。
菅田将暉のくだりと、水野美紀のくだりは。

言いたいことだけ言ってすみません(^ω^)

2016年4月期のドラマ

2016年05月09日 22時27分27秒 | ドラマ
連休ありがとうございます。
おかげでだいぶドラマが追いつきました。

ゴールデンとプライムにおいては、一時期よりも職業モノは減った印象。
前までは医者と刑事ばっかりでしたからね。
まあ、今もそれはありますけども。
あと、前クールと比べると重い雰囲気のものも減った印象があります。
『世界一難しい恋』と『OUR HOUSE』はまだ見れていませんが、
予告などを見る限り、そんな重くない、、、ですよね?

それとは逆に、時代を反映してか、
逆に結婚するしない、できるできない系ドラマが増えている印象で、
年齢的にも共感できる部分があります。

ざっと見ているものをまとめると、こんな感じ。


【ラヴソング】

中身は普通、福山だけ見れればいいかなっていう感じです。
視聴率よくないらしいですが、
無名の新人女優と福山の恋愛っていうのが、
見ている人にとって感情移入しにくいんですかね。
福山が響く世代は今の30代~40代かと思いますが、
もっと胸がときめくような内容を期待しているんでしょうか。

主演の藤原さくらは演技初挑戦にも関わらず、
吃音症という難しい役どころをうまく演じていると思いますが。
あと、彼女は唇が石原さとみ感ありますね(笑)


【重版出来!】

これはぜひ働いている人には見てほしいドラマです。
黒木華の純粋かつ素直な性格や人に対する真摯な接し方を見ていると、
ちょっと仕事がんばろうとか思える、、、かも?
自分も新卒の頃は、、、なんて思い起こしますが、
見事にまわりのおっさんたちのようになっていますので(笑)


【僕のヤバイ妻】

一昨年の映画『ゴーン・ガール』のパクリっぽいですね。
妻がマジで狂気の沙汰で、これも面白いです。
伊藤英明はクズ男な役が似合う気がするのですが、いかがでしょう(笑)
火星にゴキブリ退治に行く人よりもよっぽど合っています。

ちなみに、高橋一生や佐藤隆太が前クールドラマから続投ですが、
高橋一生は前回の月9で素行が悪い役だったので、
今の優しい感じがちょっと違和感ありますね。
佐藤隆太は『ナオミとカナコ』でやったDV夫のなごりか、
厳しい刑事役もハマってます。


【早子先生、結婚するって本当ですか?】

これはもうちょっとがんばって欲しい。
あんまり登場人物の対立や葛藤が少なく、
かといって笑いの多いホームドラマっていうわけでもなく、
それでいてわざとウケを狙いに行っているようなシーンがあって、
なんかむずがゆくなります。


【私、結婚できないんじゃなくて、しないんです】

これは面白い!
水野敬也の著書『スパルタ婚活塾』を題材にしているから、
出てくる単語やセリフの水野節が笑えるし、
前話までのあらすじの入れ方がうまいなあ、と。

さらに劇中に90年代J-POPを使いまくっており、
先日、プリンセス・プリンセスの『M』を使用していたから、
もう5億点ぐらいあげたい。

男が見てもいろいろ勉強になるかも(笑)


【99.9-刑事専門弁護士-】

まんま『HERO』じゃんって思うけど、
それゆえにスカッと感があって好きです。

あの耳を触る意味がいまだによくわかりませんが。。。


【ゆとりですがなにか】

これも面白い!
まずテンポがいいので、変に間延びもしないし、見ていて飽きない。
そして、笑いと共感とイラつきのバランスがいいので、
常に楽しい状況を保てます。
必ず話の終わりに次ぎのトラブルが舞い込むので、
一難去ってまた一難の構図がうまいなあと思います。


なので、個人的に、今クールは
『私、結婚できないんじゃなくて、しないんです』と
『ゆとりですがなにか』の2本推しです。

『旅情』

2016年05月08日 23時33分01秒 | 映画
今日は母親がまだ1歳になる前に公開された1955年の『旅情』を観に。
TOHOシネマズ新宿でやっている午前十時の映画祭でね。

ぬかった!ぬかったわああ!!面白すぎた。

ヴェネツィアに一人旅にきたキャサリン・ヘプバーンが、
現地で出会った男と恋に落ちる物語。
一昔前の少女漫画ばりのベタストーリーだけど、
胸熱ですよ、これ!!

イタリア男性の典型なタイプを目の当たりにできます。
とにかくハイパー口説いて女もその気になるものの、
男が既婚だと知り、真面目な彼女は
「バカにすんなこの腐れチンポが!」と怒り悲しむものの、
男が「こだわりすぎだ君は。君は女、僕は男だお?(^ω^)」
とハイパーなだめて、まあそういう関係に。

特に印象的なセリフが、
「空腹なら目の前にあるものを食べるべきだ。肉しか食わないなどと言わずに」
というもので、うわ、もうドストレートだな、と。
「したいんだろ?ほれほれ」と同義。

最後は悲しみつつもお別れなのだけど、
旅先のワンチャン映画として楽しめるし、
ヴェネツィア綺麗すぎて行きたくなる。

しかし個人的には主演のキャサリン・ヘプバーンが
ものすごく興味深い人物であったことを主張したい。
ウィキペディアには
「ハリウッド映画史上最も特筆すべき女優の一人」と。

なんと演技部門において、
唯一オスカーを4回受賞した人物だそうで、
ノミネート数も歴代2位の12回とか。
(1位はメリル・ストリープの19回)

結婚も生涯に一度、また私生活も語らないスターであったそう。
さらに、常にパンツスタイルを貫き、
自立した女性のパイオニアとして今でも尊敬されているというのを見て、
男気溢れるというか、ストイックというか、
何かとスキャンダラスな昨今のハリウッドスターも
ちょっとは見習った方がいいのではと思ったり(笑)

2003年に96歳で他界。
実はこの映画で運河に落ちるシーンがあるのだけど、
それで目に感染症を患い、失明しかけたとか。
それは死ぬまで完治しなかったそう。

この前のオードリー・ヘプバーンのように、
死してなお自らの作品が後世に形として残る
女優という職業は素敵だなと思いました。
まあ後世に残るのはほんのひとつまみだろうけど、
世の中の多くの仕事はどんなにがんばっても、
名前も形も残らないからな(笑)

インターネット系やサービス業は特に。