Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

悪夢のような『デトロイト』

2018年01月28日 17時51分32秒 | 映画


悪夢のような2時間半だった。。。
怒りと失望がこみ上げ、ここに正義はないのかと叫びたくなる。
デトロイト市警が狂気の沙汰すぎる。
もうデトロイトになんか絶対に行くかと思うほど。

黒人に対する人種差別を根底に、
アメリカの暗い歴史と緊張感が張り巡らされた見応えしかない映画。

今回、改めて人間は恐いと思った。
暴徒と化し、歯止めのきかなくなった民衆のうねりはまさにカオスで、
もちろん意志ある行動として暴動に参加した人もいるだろうけど、
中には「流されて」参加している人もいるはずで、
そういった意志なき流された大衆のタチの悪さは恐怖だと思う。

そして、疑心にまみれた人間の恐さ。
何を言ってもまわりの声を信じず、
自分が決めつけた結論以外は認めないロス市警の理不尽さには、
怒りと悲しみが混在する。
警察による圧倒的暴力の前に、
「おまえは神か?」と問いたくなるが、
もはやそれに従うしか生きる術のない黒人たちに心が痛む。

とはいえ、少なくとも俺が生まれてからは、
日本には大きな暴動や人種差別がほぼないので、
この映画を観ても実体験としてそれらを感じることはできないが、
アメリカおよびそういったことが歴史として刻まれている国に住む人々からしたら、
これはまた違った映画に見えるのだろう。

こういう映画だと、
虐げられている側があまり反撃に出ないけれど、
それは力は力によって押さえ込まれることや、
やったところで再度大きな報復が来ることがわかっているからだろうか。
(日本はあんまりそういうことがないから、
クソみたいな外人YouTuberが好き勝手やるのかもしれないけど)

緊急事態かつ常軌を逸した状況下では、
俺の想像を絶することが起きるのだと思うけど、
それにしても惨い映画だった。

そして、今作のメインキャラクターたちは、
今もまだ生きている。

ディカプリオの演技に脱帽した『ギルバート・グレイプ』

2018年01月28日 17時49分10秒 | 映画


「午前十時の映画祭8」にて。
1993年のアメリカ映画。
ジョニー・デップが30歳、
レオナルド・ディカプリオが19歳のときの作品である。

これはいろいろ衝撃だ。
とにかくレオナルド・ディカプリオの演技がヤバイ。
知的障害のある役なのだけど、リアルすぎる。
日本のドラマでも『未成年』での香取慎吾や
『聖者の行進』でのいしだ壱成が同じような役をやっていたけど、
比べ物にならなかった。

その演技だけで、この映画は観る価値があるのだけど、
お話もすごくよくて。
基本、みんなディカプリオに振り回される生活ではあるのだけれど、
それを憂うことはほぼなく、
特にディカプリオと一番関わりのあるジョニー・デップなんかは、
きちんと彼の世話をしつつも、
道から外れた恋愛や新しい出会いなどもあり、
住んでる街に縛られた生活ではあるものの、
その中での人間ドラマがしっかりしていたも思う。

ラストはびっくりしたけれど、
母親の変化がとても印象的だった。

若い頃のジョニデは目が綺麗で、
どことなくオーランド・ブルームにも見えた。

あと、テーマ曲は『クロノ・トリガー』感あって好き。

歳を取っても人間性は変わらない『ピンカートンに会いにいく』

2018年01月22日 00時24分55秒 | 映画


これ笑う(笑)

10代で解散した元アイドルが、
30過ぎて再結成に向かって奔走する話(笑)

20年も経つとみんなそれぞれの生活があり、
まだ芸能界で細々活動を続けている人もいれば、
完全に引退して家庭を持っている人もいる中で、
人間性は歳をとってもそうは変わらず、
特にリーダー役の内田慈なんかは、
素直じゃない性格と口の悪さが災いして、てんやわんや(笑)
でも、再結成を持ちかけた元ファンだった
音楽会社社員の熱烈な説得もあり、
何とかがんばっていく状況(笑)

『アニー・ホール』のように、
過去と現在の自分が同じ時間軸にいる表現は面白かったし、
みんなやりたくないわけじゃないけど、
気恥ずかしさや素直になれなさで、
モヤモヤしている心理などは何か共感できる部分もあった。

そして何と言っても松本若菜が綺麗すぎる(笑)

俺にもそのモフモフよこせと言いたい『パディントン2』

2018年01月22日 00時23分05秒 | 映画


おいこれ、最っ高に面白いな!!
個人的には『キングスマン:ゴールデン・サークル』よりよかったかも(笑)

まず映画全体として、
ディズニー並みのテンポのよさで
退屈せずに常に楽しんで見られるのがいい。
さらに、パディントンの仕草や
各キャラクターの設定とセリフがいちいち面白くて(笑)
刑務所のシーンも、強面キャラのかわいいギャップとか笑えた(笑)
ヒュー・グラントの役どころもよくて、
本当に最初から最後まで笑いの絶えない面白い映画だった。

しかも笑いだけじゃなくて、
泣けるシーンもあって、
笑いと涙の両方を綺麗に突いてくるのが憎い(笑)

もちろんお話だけでなく、
この映画は何気に映像にも凝ってて、
そこも見ていて楽しいし、最高である。

俺も人の言葉を話すモフモフした生き物が欲しい(笑)

ただただ高橋一生が可愛そうな『嘘を愛する女』

2018年01月20日 19時19分09秒 | 映画


予告から感じたサスペンス感は途中からほぼなくなり、
ただただ高橋一生が「かわいそう」って思った。
あと、吉田鋼太郎が面白い。
あの人の演技は好きだ。

こういう映画はオチまで知ってしまうと、
それまでの重さとか暗さとかが一気になくなり、
あっさり感じてしまう(笑)

尋常ならざる努力を見せつけられた『5パーセントの奇跡~嘘から始める素敵な人生~』

2018年01月20日 19時16分46秒 | 映画


めずらしくドイツ映画である。
いやー、とんでもない実話で面白かった。

視力の95%を失った主人公が、
目が見えないことを隠して五ツ星ホテルで働く話だけど、
努力が尋常じゃない。
理論的なところはすべて丸暗記、
距離は歩数で感知し、
お酒は瓶の形の触感で覚えて判別。
もちろん、心優しい同僚たちの助けもあるのだけど、
これを観ると目以外の感覚だけでもやれることは多いんだなと感じた。

すべてはホテルで働きたい情熱と、
障害を理由に夢を諦めることは絶対にしたくないという強い意志ゆえ。
俺だったら、「まわりに迷惑をかけるんじゃないか」と考えてしまうけど、
劇中ではそんな迷いは皆無でした。
時に空気を読まないことも大切。

主人公を演じたコスティア・ウルマンが同い年ということで勝手に親近感わいてる(笑)

フルマラソンを早送りして観ているような気がする『ジオストーム』

2018年01月20日 00時43分56秒 | 映画


はわわわわ。。。ぎ、銀座が壊滅。。。
あんな岩みたいな雹が降ってきたら、死ぬ以外にやることないわ。。。

日本では絶対に作れないであろう(笑)自然災害大パニック映画。
リオ・デ・ジャネイロは寒さで凍りつき、
モスクワは暑さで雪が溶け、
ドバイは『ディープ・インパクト』のパクリのような津波が押し寄せる、、、!!
人の争いなぞハナクソレベルである。

しかし、これはただの大パニック映画ではない。
強いて言うならばテロ映画に『アルマゲドン』がくっついたような感じ(笑)
ゆえに泣いた。
でもこの映画で泣いたというより
『アルマゲドン』を思い出して泣いたという方が正しいかも(笑)

なぜなら、この映画はいろんなことが起こりすぎて、
ひとつひとつのエピソードが薄いのだ(笑)
駆け足にして何とか109分に収め込んだ感じなので、
本来なら感動するであろうシーンで、
うまく感情移入できなかった(笑)

終わり方も「アメリカ人がめっちゃ好きそうだなー」って雰囲気で、
これはこれでいいのだけど、フルマラソンを早送りして観ている印象ゆえか、
「お、おう」って感想(笑)

まあ映像は本当にヤバいので、
「ザ・ハリウッド」な映画を楽しみたいならぜひ(笑)
ただ、観るならIMAXか4DX(吹替しかないけど😡)で観ないと意味ないかも。

しかし、こういう国の枠を超えて何かする映画って、
アメリカと中国が中心なんだなって思う。
出てくる人とか舞台となる国とか。
人口が多くてお金になるからだろうけど(笑)
そんな中で、日本のシーンもあるってことは、
小さな島国だけど、存在感はあるってことかな(笑)

不妊治療ドラマ『隣の家族は青く見える』:第1話

2018年01月19日 00時20分24秒 | ドラマ


うっわー、やられた、、、これは面白い。。。(笑)
昔、日曜劇場であったようなドタバタホームコメディ。
とにかく、家の作りが楽しそうすぎる(笑)
庭を囲んで4棟の家が並び立つ形。
仲のいい友達家族とならすごく楽しそうな場所(笑)

そんなお互いの生活が覗けてしまう空間における4つの家族の物語。

子供ができなくても「なんとかなる」と楽観的な夫を演じる松山ケンイチと、
将来のことを考えて不妊治療を受ける妻を演じる深田恭子の
温度差夫婦が意外にもしっくりきて。
「ときえだゆーじ!愛はパワーだよ!」
なんて言ってた子もそんな年頃かと思った(笑)

他にも、夫が会社を辞めたことをひた隠しにする
見栄っ張りな奥様がいる家庭があったり。
結婚を間近に控えたものの、
男が別れた奥さんとその子供が気になる先行き危ういカップルがいたり。
ひょんなことから同棲を始めたゲイカップルが誕生したり。

お互いの状況が違いすぎて、
価値観がぶつかり合いまくる見応えありまくりんこドラマだった。
セリフのひとつひとつや登場人物のかけ合いが
普通に笑ってしまうぐらいのおかしさもあるのだけど、
不妊治療を受けるといった真面目な部分もあり、
そのバランスがよかった。
特に今日は不妊治療についてとても勉強になりました。

これは30歳過ぎぐらいの人になら、
いろいろ自分を重ね合わせて見てしまう共感しやすい設定かもしれない。
あと、高畑淳子は相変わらずいいキャラしてる(笑)

脚本はドラマ版『WATER BOYS』や『校閲ガール』の中谷まゆみなので、
今後も面白おかしい展開になるはず!

チェケラ。

キムタクアクションの『BG~身辺警護人~』:第1話

2018年01月19日 00時18分21秒 | ドラマ


ひゅー!面白い!
テレ朝のこの時間帯のドラマなんて何年ぶりだろうか(笑)
キムタクが出るってんで見始めたけど、好きだわ、これ。

刑事でもなく、特殊部隊でもなく、ボディガード。
なんだか「エンダァアアアア」の映画みたいだけど、
中身は刑事モノのドラマとそんな大差ない(笑)
でも「守り」に特化したポジションは新鮮で、
刑事モノ特有のアクションもあれば、
『99.9』のように身辺警護に必要な情報を集めるシーンもあり、
刑事モノ×弁護士モノみたいな印象も受けた。
さらに、官と民の対立もあって見応えあり。
ここんとこアクションシーンが派手めなドラマ増えた気もする。

あと、キムタクのシャツがディオールだった(笑)

脚本は『GOOD LUCK!!』や『白い巨塔』、
『14歳の母』、『昼顔』の井上由美子なので、
これは期待大。

江口洋介を見るたびに
「あーんちゅわん、俺は小雪が好きだあ!」
と言いたくなる(笑)

トレンディ感満載の『きみが心に棲みついた』:第1話

2018年01月16日 23時51分59秒 | ドラマ


いいね、いいね。
桐谷健太のほどよいトレンディ感と、
向井理のほとばしるサイコパス感(笑)
吉岡里帆がこれでもかってぐらい
幸せと絶望の大きな振れ幅の中に突き落とされてる。
まあ、原作は知らんけど(笑)

第1話でこれなら、
最終話はおそらくハッピーエンドなんじゃないかと思うけど、
はてさて。

劇中、連絡手段、LINEじゃないんだって思ったけど(笑)

あとなんか、ムロツヨシにおめでとうと思ったよ。
『重版出来!』見てたから。
なりたくてなれなかった漫画家に、
やっとなれたんだねってしみじみ感じた(笑)

しかし、『海月姫』でも思ったし、
ここ最近のドラマを見てもそうなんだけど、
やっぱりこの手のドラマは、
恋愛の渦中にいてがむしゃらしてるのは、
女の子なんだよね。今も昔も。
そう考えると、『101回目のプロポーズ』の男女逆転劇は、
改めてすごいなと思った。

とにかくやかましい『海月姫』:第1話

2018年01月15日 22時50分35秒 | ドラマ


ギャーギャーうるさいドラマだな(笑)

漫画も映画も見てないけど、第1話の時点だと、うーん。。。(笑)
クラゲオタクの女子と女装趣味の男子と
女性慣れしていないその弟との
ドタバタ三角関係とのことだけど、
とりあえずオタクたちが騒いで終わった感じしかしない(笑)
予告見る限り、来週以降はみんなで一致団結しそうなので面白くなりそうだけども。

脚本は『電車男』や『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』、
『僕たちがやりました』の徳永友一で、
どのドラマも割と好きだったから、
もう少し見てみようかな。

松井玲奈と内田理央は髪で顔が半分隠れてて誰だかわからねえ(笑)

相変わらず面白い『99.9 -刑事専門弁護士- SEASONⅡ』:第1話

2018年01月15日 00時21分15秒 | ドラマ


やっぱこのシリーズは面白い!
まつじゅんの「事実」に対するこだわりと、
それによって事件の真相が明らかになる展開が本当に興奮する!
さらに明るみになるまつじゅんの過去も気になる。

そして、このドラマは事件解明はもちろんのこと、
ちょいちょい挟んでくる小ネタもいいんだよなあ。
特にまったく面白くないオヤジギャグや各役者のセリフの言い方が好き。
香川照之の無駄に力強い話し方や片桐仁のやかましいテンションなど(笑)
これもチェケラドラマ!

そして、個人的にはまつじゅんの作る料理が楽しみである(笑)

めずらしい法医学モノ『アンナチュラル』:第1話

2018年01月14日 14時30分27秒 | ドラマ


うおおおお!
このドラマメッチャ面白いやん!!

医療モノは医療モノでも、
人が死んだ後の法医学の方で、
医療モノと刑事モノが合わさったような
緊迫感とスピード感があって見応えある!!
これは設定がよい!!

しかも石原さとみと井浦新には、
それぞれ謎があるっぽくて、
この先の展開が気になる!!

もともと『重版出来!』や『逃げ恥』を書いた野木亜紀子作品なので、
来週からマジ楽しみ。

涙ちょちょ切れる『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』

2018年01月14日 01時24分32秒 | 映画


いやー、これ泣いたわ。
人生初マジンガーZだけどね、よかった。

そもそも世代じゃないからテレビアニメも見てないし、
『スパロボ』シリーズもやってないから、
よくテレビでやってる「懐かしのアニメ特集」でしか見たことがなく、
名前と姿形と主題歌ぐらいしかわからないのだけれども、
それでも男心をくすぐるよね、ロボットはやっぱり。

すでに第一線から退いた身でありながら命がけで戦う兜甲児と、
その身を案じる弓さやかの、
意外にもちゃんとした男女仲の描写もありつつ、
必殺技のオンパレードなド派手なバトルシーンもあって胸熱だった!!
個人的には、もっと泣ける方向にも持っていける内容だなと感じた(笑)

あと絵も好き!
昔の顔が濃い目のキャラデザを今風に綺麗にした感じで好みの絵だった。
目がだいぶ綺麗になってて、
目頭のピンクの部分まで色付けされていたのが印象的(笑)

しかも、たまたま見たのが舞台挨拶付きの会で、
森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹を生で見れた(笑)
森久保さん、いい声してるわあ。

観客も白髪混じりのおじさんが多かったけど、
彼らも幼い子供の頃にこのアニメに熱狂していたことを考えると、
時空と世代を超えて愛される作品は素晴らしいなと思う。

テレビアニメも見て、このシリーズのファンなら、
もっと感慨深い作品なんだろうな。

天才子役の『ペーパー・ムーン』

2018年01月14日 01時21分10秒 | 映画


「午前十時の映画祭8」にて。
1973年のアメリカ映画。

もうびっくり。
天才子役ここに極まれり、である。

母親を失った少女が、母の葬儀に来ていた友達と名乗る男性と、
詐欺行為をしながら絆を深めていくロード・ムービー。

当時10歳のテータム・オニールがやばすぎる。
大人顔負けの知恵と行動力で金稼ぎをするのが笑えるのだけど、
演技力と存在感がヤバイ。
これが映画初出演っぽいけど、
当時、最年少でアカデミー助演女優賞を受賞し、
その記録は未だに破られていないという!

ちなみに主演のライアン・オニールとは実の親子である。