Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

3回目の『アベンジャーズ/エンドゲーム』

2019年04月30日 17時00分39秒 | 映画


平成最後の日に何をしたいかと言われたら、
やっぱりアベンジャーズで締めたいなと。
3回目は本命のIMAXで。

IMAXやっばいわ。
3回目ってのもあるけど、
映像が鮮明すぎて、いろいろ見えるし、没入感が他と全然違う。
見るなら断然IMAXです。

そして、3回目もやっぱり号泣。
でもこの映画は181分の中だけで泣けるわけではないんだよね。
過去21作品59時間があってこその感動。
その59時間の最後の締めとしての、今回の3時間。
築き上げてきた愛や信頼の賜物です。
過去作見てないと、わからないことが多いだろうけど、
それは、ドラマの最終回だけ見るとか、
よく知らない人の結婚式や葬式に行くようなものかもしれない。

この11年間における起承転結の、
壮大な「転」と「結」がここに極まれり。

ロバート・ダウニー・Jrもよく10年契約結んだなと思う。
(他の初期メンバーも多分それぐらい)
完全にアイアンマンのイメージでしかなくなるから、
役者としてのコミットメントがすごい。

レオナルド・ディカプリオは
役のイメージがつきすぎてしまったが故に
『タイタニック』に出たことを後悔したらしいけど、
MCUの人たちにはそう感じて欲しくないものです。

ターミネーターがアーノルド・シュワルツェネッガー以外考えられないように、
スーパーマンがクリストファー・リーヴ以外考えられないように、
ウルヴァリンがヒュー・ジャックマン以外考えられないように、
アイアンマンはロバート・ダウニー・Jrだし、
キャプテン・アメリカはクリス・エヴァンスだし、
ソーはクリス・ヘムズワースだし、
ブラック・ウィドウはスカーレット・ヨハンソンだし、
ホークアイはジェレミー・レナーなのです。

ちなみに、今日山手線に乗ったら、
アベンジャーズにジャックされてました。
ビバ!JR!

平成ジャンプ

2019年04月30日 00時10分59秒 | Weblog
いつもの映画やドラマとはまったく関係ないけれど、
自分の備忘録として。

平成が終わるまで、24時間を切りました。
1989年1月8日から始まったので、幼稚園年長ですか。
当時のことを振り返ると、
ドラマを見て、映画を見て、ゲームをして、泳いでました。

それから30年。
ドラマを見て、映画を見て、ゲームをして、泳いでます。
むしろ加速しているような気さえします(笑)

三つ子の魂百までというか、
よくもまあ30年、まったく飽きずに、
ずっと好きでいられたなと思うのだけれど、
それには理由があるんじゃないかと考えました。

「死ぬその直前まで生きててよかったと思える人生を送りたい」
と就活のときにぼんやり考えていて、
そのためには、「自分の好きなものに囲まれて生きていきたい」と思ったから、
好きなものがどんどん加速していくんだと思います。
きっとそれが根底にある。

そして環境の変化。
自分の世代はいろいろ過渡期じゃないかなとよく思います。
一括りにはできないかもしれないけれど、例えば仕事だと、
「とにかく働け!」な時代を生きてきた上の世代と、
ワークライフバランスが当たり前になってきている下の世代の間にいたり。
例えばライフスタイルだと、
結婚が当たり前という考えと、
別にしなくてもいいんじゃないっていう考えの間にいたり。
インターネットやSNSの普及で、
いろんな人の考えや置かれている状況もわかるようになって、
すごい時代にいるなと思いつつ、
ちょいちょい自分の生き方を自問自答してました。

さらに、この平成の間に祖父母が全員亡くなりましたが、
亡くなっても、何事もなかったかのように地球はまわり、
日々の日常も続いていくわけです。
いや、ホント、びっくりするぐらいの何もなかった感。
僕からしたら、子孫として授かった自分の命と、
いっしょに過ごした思い出は残りますが、
死んだ本人からしたら、何もなかったことと同じじゃないのか、、、
とさえ思ったもんです。

そうしたときに、時代が流れ環境が変わっても、
大切な人がいなくなっても、
ずっと変わらず好きでい続けられる拠り所みたいなものを、
無意識のうちに求めていたんじゃないかなと考えています。

レベルも規模もまだまだだけれど、
「好きなことに囲まれる」という点においては、
趣味も仕事もある程度実現できているんじゃなかろうか。
いわゆる「引き寄せの法則」じゃないけれど、
強く想ったものは向こうからやってきている気もするし、
何だかんだで遊んだりメシ食ったりしてくれる友達がいるからこそ、
実現できているとも思うので、身のまわりの人たちには感謝です。

明日から新しい元号になって、あと70年ぐらいは生きていく上で、
PRINCESS PRINCESSの歌にあるように、
「何にも知らない子供に戻ってやり直したい夜もたまにある」かもしれませんが、
槇原敬之の歌にあるように
「好きなものは好き!と言えるきもち抱きしめてたい」です。


そんなわけで平成ジャンプします。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』2回目見て来ました

2019年04月29日 13時40分16秒 | 映画


当然のごとく2回目。
0時35分からのオールナイト鑑賞。
今度はドルビーアトモスで!

2回目もやっぱり泣いた。。。
いい、いいよ、、、よすぎる。。。
このめまぐるしい展開、、、昇天。。。
こんなに感動と笑いと驚きと興奮が共存する映画ないわ。
僕の中で『ターミネーター2』以来、28年ぶりの快挙。
平成最後を飾るにふさわしすぎる。
さすが、マーベル・シネマティック・ユニバース第22作品目にして、
アベンジャーズシリーズの完結編だ。

これは本当に映画館で見るべき。
みんな反応するところがいっしょで一体感出るから。
内容は書けないけど、あそこで驚きの声が上がり、
あそこで感嘆の声が上がり、あそこでしんと静まりかえる。
(あー、早く語りたいw)

そうなるように作ってるってのもあるけど、
やっぱりこの11年で築き上げてきたものがあって、
みんながそれを認識しているからこそ、
あの展開に大きく心が揺さぶられるんだろうな。

改めて思うけど、これほど多くのキャラクターを出し、
いろいろ交差する話の中で、
よく誰一人として埋もれずにきちんと描き、
うまくまとめ切るなとその構成に感服する。

そして、日本の漫画だと、
キャラによって戦闘力に差がありすぎることが多いと思うけど、
このマーベル・シネマティック・ユニバースのヒーローたちについては、
誰かがずば抜けて強いということがなく、
みんな、それぞれの特技を生かして、
戦い抜いているのが素晴らしいと思う。
(まあ、ソーやキャプテン・マーベルが段違いに強そうに見えるけど、
うまく共存できてる)

そのおかげで、“誰一人欠けてはならない存在”というのが強調されるし、
「力を合わせて」戦うことの意味が際立つのが魅力だ。
(『ドラゴンボール』なんかは孫悟空頼みだからなw)

戦いの場は市街地だったり、宇宙だったり、ミクロの世界だったり、
ヒーローによってバラバラだけど、
あくまでも「同じ世界に生きる者たち」という前提があるからこそ、
一堂に会しても違和感がないどころか、
むしろものすごく映えるんだと思う。

日本で言うと、ジャンプなんかは、
各漫画、世界観が異なりすぎるから、
「混ぜるな危険」状態で、
なかなかこうはならない気がする。
戦隊モノや仮面ライダーなどの特撮ヒーローが近いイメージ。
まあ、規模に差がありすぎるので、
マーベルやDCには遠く及ばなくなってしまうけど(笑)

あー、またしてもロス状態。。。
とにかくまだの人には早く見て欲しいです。

感情のジェットコースター『アベンジャーズ/エンドゲーム』

2019年04月26日 15時53分56秒 | 映画


ああ。。。。。
こんなに泣くとは思わなかった。。。
この11年、全21作品のすべてが詰まってた。。。

ただでさえ、期待値がものすんごく高いのに、
それを大きく大きく超越した作品で、
すべてのアクション映画、ヒーロー映画を無にした。

先がどうなるかわからない中、泣いて、笑って、驚いて、興奮して。
それがさ、1回だけじゃなくて何回も来るんだよね。
まさに感情のジェットコースター。
ひとつの映画でここまで多くの感情を強く揺さぶられたのは、
僕が一番好きな映画『ターミネーター2』以来。

2019年公開映画57本中、
絶対的に圧倒的に究極的に1位で、きっと今年は不動。
そして、生涯見た映画1106本中2位。
いや、同立1位かな。

いま、完全にロス。
すべてを出し尽くした。
楽しかった長い旅が終わってしまったかのような気分。

もう感謝しかない。
キャストにもスタッフにも。
何よりも原作者のスタン・リーにも。

正直、年齢と共にワクワクする作品は減っていき、
大好きな『ファイナルファンタジー』ですら、
新作が出るときの高揚感はもはやない。

そんな中、最新作が出るたびに
子供の頃のように絶大な感動と興奮を感じたのは、
このマーベル・シネマティック・ユニバースしかなかった。

ただ強いだけじゃない、
それぞれに事情があり葛藤を繰り返す存在感のあるキャラ、
毎回圧倒的な映像クオリティの中で繰り広げられるド派手なバトル、
そして、複数のキャラがクロスオーバーする展開など、
この11年間、夢や妄想の現実再現度の高さに、度肝を抜かれていた。

この作品群のおかげで、またがんばって生きようと思ったのも事実。
本当に大好きなシリーズ。

僕の人生も終わりました。
このまま安らかに眠りたいです。

Thank you Stan Lee from the bottom of my heart.

2019年4月-6月期のドラマの第1話を見終わって

2019年04月21日 23時45分15秒 | ドラマ
2019年4月-6月期の第1話の時点。

1.あなたの番です(日テレ)
2.わたし、定時で帰ります。(TBS)
3.パーフェクトワールド(フジ)
4.ストロベリーナイト・サーガ(フジ)
5.集団左遷!!(TBS)
6.白衣の戦士!(日テレ)
7.インハンド(TBS)
8.ラジエーションハウス(フジ)
9.俺のスカート、どこ行った?(日テレ)
10.緊急取調室(テレ朝)

『あなたの番です』は、今期一番面白い。
必ず毎週誰か死ぬのに、
誰が殺しているのかまったくわからないのが怖いわ。

『わたし、定時で帰ります。』は、
働き方改革の今、すごくタイムリーで共感できるところが多い。

『パーフェクトワールド』は、
映画よりも人物描写が深掘りされてて面白い。

『ストロベリーナイト・サーガ』は、
けっこう描写がエグいのがハマる。

5位以下は地味だったり、しっくりこなかったりして、
今のところ大して面白くないかなー。

福山雅治がキャラ崩壊?!な『集団左遷!!』:第1話

2019年04月21日 23時34分07秒 | ドラマ


福山雅治どーしたっていうドラマ(笑)

これまではクールでかっこいい男の象徴だったのに、
今回は180度違う、とにかく必死すぎて顔芸やコミカルな言動全快の、
かなりイメージが覆されるキャラクター。
もうホントにわざとらしいぐらいに(笑)

三友銀行で50歳を前に蒲田支店の支店長に任命されるも、
ノルマを達成しなければ廃店決定という状況。
しかも「廃店は決定してるからがんばらなくていいです」と本部から言われて、
どうしたものかと悩む役どころ。
(その意味ない設定なんだよって思うけどw)

ただ、結局は上に反発して「がんばってノルマ達成します」
という方向になるのだけど、
誰かのためというより、モーレツ社員として働いてきて、
「仕事与えられたらがんばりたいじゃないですか」と、
あくまでも自分ががんばりたいからがんばります
っていうふうに受け取れるから、
「勝手にどーぞ」って気もする。
だから、ちょっと古いような、、、(笑)
同じ働く系ドラマなら、『わたし、定時で帰ります。』の方が面白いわ。

日曜劇場で銀行員の話だから、
てっきり池井戸潤の原作かなと思ったけど違った。
シリアスな雰囲気出しつつも、福山雅治がコミカル過ぎて、
いまいちマッチしないなー。
顔芸に定評のある香川照之もほとんど目立ってないし(笑)

今日は「臨店」という抜き打ち検査みたいなのあったけど、
あんな大量の書類を3日かけて見るぐらいなら、
自動化した方が早いのではと思ったり(笑)

破天荒すぎる教師モノ『俺のスカート、どこ行った?』:第1話

2019年04月20日 23時28分16秒 | ドラマ


『3年A組』とはまた違った破天荒な教師モノ。

主人公の古田新太はゲイで女装家で夜の世界からいきなり教師になり、
生徒と先生というより、人と人としての関わり方を重視するキャラ。
第1話からかなりぶちかましてた。

さらに、仮面ライダーW(桐山漣)とルパンレッド(伊藤あさひ)が出て、
乃木坂46(白石麻衣)が「ポコチン」「デカチン」と叫ぶ、
見る人が見ればいろいろてんこ盛りな出演陣(笑)

怪しさしかない古田新太の独特の切り口で、
今後少しずつ生徒からの信頼を得ていくのだろう。
ただ、彼の見た目やキャラは特異だけど、
中身はこれまでの熱血教師モノとそう変わるわけではないので、
メッチャ面白いかと言われれば、
今日の時点ではそうは感じなかったなあ。

具体的にどうとかは言いづらいのだけど、
ノリとかセリフとか、
これまで見てきたドラマとなんか違うなと思ったので調べたら、
脚本の人が25歳とかなり若い。
最近の連ドラの脚本は同じ人が書いていることが多い中で、
新しい風がきた感じはする。

あの主犯格グループをどう落とすかが来週以降の見どころかな!

王騎が想像以上に王騎だった『キングダム』

2019年04月20日 23時24分35秒 | 映画


2019年公開映画56本中21位。

思ったより面白かった。
よくここまで実写にできたなと!

俺は原作も読んでるけど、
個人的にはメチャクチャハマる!ってほどではない。
もともと歴史モノには興味がない上に、
出てくる人も多いし、
名前も似たようなのが多くてわかりづらいので、、、(笑)

友達では自ら事業やってる人が好んでそうな印象。
知力と体力を駆使して軍を動かすのが、
組織マネジメントに通ずるところがあるのだろうかと
勝手に思っているのだけど、
今回の映画は、話としては原作でいう5巻までで、
成蟜から王宮を取り戻すところまで。

なので、その軍を動かすところを『キングダム』の魅力のひとつだとしたら、
今回はそういうのはほとんどない。

むしろ、完全にアクション映画です。
みんなでわちゃわちゃしてる。
バトルは派手ですごくかっこいいのだけど、
戦い方が剣をシュパパって素早く動かしたり、
無駄に滞空時間が長かったりするので、
そこだけまんま中国映画のよう。
まさに『グリーン・デスティニー』みたいな。

ただ、全体的に綺麗すぎたかな。
どうせなら原作のようにもっと血をいっぱい出して、
グチャミソして欲しかった。
そっちの方がリアリティあって、
より戦争の惨さも伝わってきた気がするし、
個人的には原作の『キングダム』も、
そういうところが好きだったりするので。

配役はどのキャラもよくて、みんな原作に近いなと感じた。
いや、役者が原作キャラに合わせにいった感じかな。
特に大沢たかおの王騎がよかった。
パッと見だけだとイメージわかないけど、
あのしゃべり方や声のトーンは、
きちんとキャラのイメージに合ってた。

彼は王騎をやるためにトレーニングで体重を15kgも増やしたそうな。
鎧着てたからそんな筋肉ついてる感じもしなかったけど。
まあ、他のキャラクター含めて、
ハリウッドのスーパーヒーロー映画に慣れてしまうと、
だいぶ華奢だなと感じちゃうけど(笑)

続編があったら見たい。
ハリウッドなら3部作とかにしそうだけど、日本だと難しいかな。
今後、ものすごくキャラクター増えるけど、
どれもクセが強いから、演じ切れる役者がそこまでいなそう(笑)

テーマ曲と自転車が飛ぶだけで涙が出る『E.T.』

2019年04月20日 23時21分47秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」にて。
1982年のアメリカ映画『E.T.』

小さい頃から大好きで、
ずっと映画館で見たいと思っていたので感無量です。
もう名作すぎるわ。。。
今年トップ3に入るぐらい泣いた。

監督のスティーヴン・スピルバーグも
脚本のメリッサ・マシスンもまだ30代、
プロデューサーのキャスリーン・ケネディは20代で、
若手でこんな名作残せるなんて圧巻。

主人公エリオットと地球に取り残された宇宙人E.T.の触れ合いは
今見ても微笑ましくて感動。
あの最高すぎるテーマ曲と共に、
自転車で空飛ぶシーンは、
歴史に残る名シーンで、そこだけで涙出る。。。

そして、あの末っ子の女の子、
俺が高校生ぐらいになって初めて知ったけど、
その後『チャーリーズ・エンジェル』や
『50回目のファースト・キス』に出てる
ドリュー・バリモアなんだよね。
若い、、、というか幼い(笑)

やっぱり「少年✖️◯◯」というフレームは鉄板。
それは少年というものが、
純粋さや素直さに満ち溢れていて、
好奇心の塊であり、
未知のものも受け入れやすい存在としての象徴だと、
多くの人が感じているから、
そこに共感や感動が生まれやすいのだと思う。

その認識も、性や生き方が多様化している今では
一概に「少年とはこうである」とは言えなくなるかもしれないけど、
それでもけっこう不変の真理な気もしてる。

これ続編あっても個人的にはアリかもなあ。
成長したエリオットとE.T.の再会(笑)

あと、Wikipediaで見た俺が好きなトリビアを2つほど(笑)

この映画の影響で、ハロウィンと宅配ピザが日本で定着していったらしい。
今みんながハロウィンでワイキャイしてるのも、
ピザパがあるのも『E.T.』のおかげかも(笑)

主人公エリオットがE.T.を誘い出すために森にまいたチョコレートは、
ハーシー社のもので、本作のおかげで大ヒット。
もともとはM&M's社のチョコレートを使う予定だったそうだけど、
製造会社に断られて使えず、その責任者は解雇されたとか(笑)

家族と友情を描いた「ジャンプ」を彷彿とさせる『シャザム!』

2019年04月20日 00時51分32秒 | 映画


2019年公開映画55本中2位!

DCエクステンデッド・ユニバース第7作目。
おいおい、最高だろ、これ!
メチャクチャ面白いわ!
こんなにも家族と友情をテーマにした実写ヒーロー映画、
ありそうでなかった!

親に捨てられた主人公が里子の集まる家に身を寄せつつ、
ある日突如としてスーパーパワーを身につけ、敵と戦う話なんだけど、
その敵も家族に信じてもらえない幼少期があって悪い心を持ってしまったから、
正義と悪に分かれつつもルーツが似ているというのが印象的。

でも一番よかったのは主人公が子供というところ。
これまでのヒーロー映画はおっさんばっかだったから、
一気に年齢が下がって新鮮。
なんか「週刊少年ジャンプ」を読んでいるような感覚もあって、
すごくワクワクできる。

主人公は14歳ってことで、日本でいうとちょうど中2。
まさにド中2映画なんだけど、
自分の中にある小中時代の魂が呼び覚まされる感じがしたんだよなあ。

男の子なら割と妄想するであろう
「ある日いきなりスーパーパワーを手に入れたら」
という状況が見事に現実に再現されてて素晴らしすぎるし、
あの映像クオリティがあってこそだと思う。
(逆に言えば、ジャンプも実写化するならあれぐらいじゃないと、
 各マンガの世界観を忠実に再現できないかもw)

それでいて、家族や友情についても触れているから、
ファミリー映画としても楽しめる気がする。

終盤のバトルがすっごい興奮する展開なんだよね!!
ああいうの、ちょー好き。
興奮しすぎて涙出そうになった(笑)

エンドクレジット後のおまけムービーは、
マーベル同様、次を予感させる内容で、
とても楽しみです。

ちなみに、シャザムを演じたザッカリー・リーヴァイは、
髪型と髪色が違うからわからなかったけど、
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』、
『マイティ・ソー バトルロイヤル』で
ファンドラル(ソーの4人の仲間のひとり)を演じてます。
まさかのマーベルとDCの掛け持ち(笑)

まあ、ベン・アフレックも
『デアデビル』やってから『バットマン』やってるし、
マイケル・キートンも昔『バットマン』やってから、
『スパイダーマン:ホームカミング』でヴァルチャーやってるし、
ライアン・レイノルズも『グリーン・ランタン』やって、
『デッドプール』やってるから、
マーベルとDCの両方出てる人は割といるけど、
ユニバース化してから両方に出てるのは稀かも?

働き方改革のご時世にふさわしい『わたし、定時で帰ります。』:第1話

2019年04月17日 23時40分15秒 | ドラマ


これ面白い!
働き方改革が叫ばれている中でのタイムリーなドラマ。

必ず定時で帰る吉高由里子に、
ストイックで残業も厭わず、新人にそれを半ば強要するシシド・カフカ、
マイペースな向井理に、
つかみどころのない怪しい部長のユースケ・サンタマリアと、
仕事や働き方に対して様々な価値観を持った人たちの絡みが面白い。

こういうドラマはキャラクターに共感性を持たせた方が
自分ごととしても楽しみやすいと思うけど、
この中の誰かしらは自分に近しいタイプがいるのではなかろうか。
(俺は吉高由里子にだいぶ共感するけどw)
もしくは、この中の複数のタイプを内包している人も多いかも。
(基本無理はしないけど、ストイックにやるときもある、みたいな)

会社はいろんな価値観を持った人たちが集まるけど、
表立って主義・主張を声高らかに宣言する人なんて現実にはそうはいない。
でもドラマだとそういうの代弁してくれるから、
「あるある!」と共感したり、スカッとしたり、
今働き盛りの人たちは割と楽しめそうなドラマかなと。

吉高由里子の演技は本当にうまくて、
個人的には蒼井優と並んで天才的な印象を受けるから好き。

でも今回、江口のりこの中国人役がマジでウケる。
『ナオミとカナコ』の高畑淳子ばりにぴったりだと思う(笑)

そして、内田有紀は相変わらず綺麗である。

映画より面白そうな『パーフェクトワールド』

2019年04月17日 10時27分53秒 | ドラマ


2018年に岩田剛典と杉咲花で映画やってたやつのドラマ版。

再会した憧れの同級生が、車椅子が必要な体になっていた、、、というラブストーリー。
これはドラマの方が面白い気がする。
松坂桃李が車椅子生活になったことによる苦労が、
映画よりも多く描写されていて、
その分、山本美月とお互い近づきたい気持ちもありつつ、
なかなか踏み出せないもどかしさが感じられていいね。

映画の2時間の尺が10話で8時間ぐらいに延びるから、
より多くのシーンが追加されて、物語に深みが出る気がする。

これは毎週見たい。

天才ここに極まれり『マックイーン:モードの反逆児』

2019年04月16日 08時37分25秒 | 映画


2019年公開映画54本中38位。

ファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンのドキュメンタリーです。
ドキュメンタリーなので、他の映画と比較しづらいけども。

どういう環境にいたらああ育つのかって思う。
本名はリー・アレキサンダー・マックイーン。
(アレキサンダーはまさかのミドルネーム)
6人兄弟の末っ子。
幼い頃に虐待された経験あり。
初コレクションは失業保険で。
彼と働きたいがために、
お金のない彼にお金を工面してあげてまで働くという人もいるほど。

とにかく普通であることが嫌。
ショーも、観客は絶賛するか酷評するかのどちらかでいい。
それ以外は認めない。

そういう性格を反映してか、
1995年のショー「ハイランド・レイプ」では、
女性がまさにレイプされたかのような服装をモデルに着させ、
ランウェイを歩かせる。
髪は乱れ、服は破られ、おっぱいも露わに。
当然、酷評ではあるけど、注目を浴びるという点では大成功。

その他にもサランラップでモデルをぐるぐる巻きにしたり、
半ケツで陰毛見えるような格好をしたり、
蛾まみれの太った女性を使ったり、
「ファッションとは」と考えさせられるものばかり。

ただ、天は二物を与えずなのか、
極度のストレスによるものなのか、
恋人が側にいないと浮気だと疑い、
自分の元を去る人はみんな敵視するという、
不安定な精神も。
さらに、大金を得るようになると薬に手を出したり、
脂肪吸引をしたりと、極端な行動にも出る。

それでも彼と働きたいと思う人がいるぐらい、
情熱と才能に満ち溢れている。

しかし、自らを見出してくれたイザベラ・ブロウの死、
そして最愛の母親の死もあり、
リー本人も2010年2月11日、40歳の若さで自殺。

彼と関わった人もインタビューで言っていたけど、
「あんな人は滅多に現れない」と。
彼のデザインや言動を見るとわかるけど、
ああいうのを本当の唯一無二って言うんだろうなと感じる。
もはやデータや客観性とは真逆に位置する感じ。
存在そのものが、普通の人間とは違う別の生物のよう。

ああいう芸術家タイプの人は、
自ら創り出すものは素晴らしいのに、
精神が不安定だったり、
対人関係が複雑というのはよく聞く話だ。

一体、なぜなんだろう。
もはや感覚が違いすぎるから憶測でしかないけど、
例えば一般人が対人関係にパワーを割くところを一切割かない代わりに、
創作活動にすべてを注ぐからなのか。

自分が何かに欠けていると認識しているから、
それを埋め合わせる意味も込めて創作に力を入れすぎるからなのか。

なんにせよ、価値観や感性がかなり振り切れていて、
ある意味うらやましいです。

それにしても、ファッションデザイナーのドキュメンタリー映画って
ちょいちょいあるなと思ってて。
去年も『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』とか
『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』とか。

ファッションは好きだけど、
ドキュメンタリーはあんまり興味ないなあと思って見てなかったものの、
アレキサンダー・マックイーンは
10年近く一貫して好きなブランドだったから、
その本人の動く姿や声を実際に見聞きできてうれしかったです。

ちなみに見に来ている客層は当然ながら、
この前の『L♡DL』とは大違い。
むしろその2つにハマる
自分のような人もそんないないかもしれないけど(笑)

交換殺人ゲームによる疑心暗鬼ドラマ『あなたの番です』

2019年04月14日 23時42分08秒 | ドラマ


え、やば、、、おもしろ。。。
これ面白いサスペンスだわ。
交換殺人ゲームによる疑心暗鬼ドラマ。

田中圭と原田知世夫妻が越してきたマンションの会合で、
「殺人は知人でなければ疑われる可能性が低くなる」という話のもと、
住人が殺したい人の名前を書いて、
プレゼント交換の要領でまわしていき、、、って話。

誰が殺すかわからないというスリルもそうなんだけど、
みんな一癖ある住人たちで、
絶対あんな人たちと近所づきあいしたくないという、
それこそ「こいつは消されても文句は言えないだろうな」
という印象を視聴者に与えるのがうまいと思った。

このドラマ、25年ぶりの2クールドラマらしい。
なので半年続きます。

前作の方がよかった『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』

2019年04月14日 19時40分19秒 | 映画


2019年公開映画53本中37位。

思ったよりよかった。
基本的には前作と同じなんだけど、
しゅーせーとあおいちゃんの間に
オラついたゆりゆりが入り込むという話(笑)

前作の前半ぐらいまでを最初の10分でサラッと流してから、
杉野遥亮のいとこ役の横浜流星が突然転校してきて、
上白石萌音と3人で同居生活が始まるという映画オリジナル?の展開。

上白石萌音に対して、「顔も並、乳もなく、色気もない70点女」
と悪口ばっか言ってた横浜流星が
彼女にDAN DAN心惹かれていくというお決まりのパターンなんだけど、
男心を掴んだのは、気が利く、家庭的、優しいという不変的過ぎる要素(笑)
いや、まあ大事だと思うけどさ。
でも顔も乳もエロさもないのに70点って、
割と初期点数高いなと思った(笑)

でも個人的には2014年版の山崎賢人と剛力彩芽の方がよかったな。
主人公のツンツンした感じは山崎賢人の方がうまかったし、
前作の方が出てくるキャストみんな漫画キャラっぽくて好きだった。

ちなみに、男でピンで見に来ているのは俺だけでした。。。