Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』

2017年02月27日 00時01分51秒 | 映画


やっと触れたよ、SAOの世界に。
今までずっと何も観て来なかったんだけど、
今回のこの映画が最新章オリジナルストーリーってことで、
たぶんアニメシリーズとか観てなくても大丈夫っぽかったので、
とりあえず鑑賞。

結論は、面白かった。

ARやらVRやら現実感のある近未来のゲームを舞台に、
ド派手なアクションをかますいい感じの中2感溢れる映画で、
個人的にはちょー好みです。

でもやっぱりアニメシリーズ観ていた方が予備知識あってさらに楽しめそう。
いろいろわかんないところあったから。

あの最後に出てきたラスボスみたいなやつ、
ロマサガ3の「破壊するもの」に似てたけど、
影響受けてるのかな(笑)

俺もあのゲームやってみたいとは思ったけど、
実際ARであんなことやったら、東京は狭すぎて無理な気がするな。。。

『デジモンアドベンチャーtri.第4章「喪失」』

2017年02月26日 13時22分08秒 | 映画


中学生の頃にテレビで見ていた『デジモンアドベンチャー』の最新シリーズ。
その第4章がついに公開されました。

公開前はね、キャラクターデザインやら声優について
原作ファンから反発もあったようだけれど、
個人的には、キャラデザは悪くないし、声もすごくいいと思うんだ。
太一たちが成長したら普通にあんな声になるんだろうなって思ったから。

第1章からずっと映画館で見続けて、昨日はその最新作。

いやー面白かった。
第3章でデジタルワールドがリブートされて、
すべてがなかったことになってしまったせいで、
アグモンたちは太一たちとの記憶が一切ない状態で終わって、
今回はそこからのスタートだったんだけど、
またイチから関係性を築かなくてはいけない中で、
あれこれ苦悩と対立が生まれていくっていう感じ。

他のメンバーたちが徐々にデジモンたちとの距離を縮めている中で、
空とピヨモンだけがうまく仲良くなれず、
そのもどかしさや悔しさが今物語としていいスパイスになってるなーって思った。

そんなときに一乗寺賢の姿をしたゲンナイ (これも本人ではないようだが)が襲ってきて、
みんな絶体絶命のピンチに!
そこで今まで反応しなかったデジヴァイスが反応し、みんな一気に究極進化!
人間とデジモンたちの間に再び強い絆が結ばれましたと。
正直、「みんな究極進化しすぎじゃね?!」って思ったんだけど、
『brave heart』聴けたからいっかーって(笑)

しかしゲンナイの手により、またメイクーモンが暴走して、
今後どうなることやら。。。

あと、僕があまり理解していないだけかもしれないけど、
姫川マキも元々選ばれし子供だったのか(映画冒頭でそんなシーンもあり)、
彼女がデジタルワールドをリブートに導いたのは、
小さい頃パートナーデジモンだったバクモンに会うためであって、
今回、再会を果たせるんだけど、当然バクモンは覚えていなくて、
すげー怖い顔しながら「ねぇ、覚えてるでしょ?ねぇ?ねぇ!?」
って詰め寄ってて、すげー闇抱えてんな、この人って思ったから、
第5章もすごく期待してます(笑)

『きょうのキラ君』

2017年02月26日 13時10分11秒 | 映画


みんな大好き"主人公病気系映画"。
せっかくラブラブしてるカップルなのに、
彼氏が重い病気で悲しい運命に、、、っていうそれ系ね。
まあ、ぶっちゃけ、死なずにハッピーエンドなんだけど。

まったく期待してなかった。
もうセカチューから始まる純愛ブームに乗っかった映画だろって思ったから。

そんな期待値の低さもあってか、
実際は、割と面白かったんだよね、これ(笑)

話のテンポがよくてサクサク進むし、すごく映画として観やかった。

何よりも、主人公のキラ役を演じた中川大志がイケメンすぎて。
僕も来世は中川大志になりたいと思ったね。
このイケメンが観られるだけで、だいぶ満足ってのはある。
(ちなみに僕はゲイではありません。女の子好きです)

飯豊まりえもいじめられてたがゆえに自分に自信のないキャラクターとか、
すごくうまく演じられていたと思う。
しかも彼女って脚がきれいなんよね。太すぎず細すぎず(笑)

で、何よりも今回いいなと思ったのが、葉山奨之。
彼の友情に熱いクラスメイトの演技がすごく刺さってね。
浜辺で中川大志に熱い想いをぶつけるシーンとかすごく心に刺さって、
思わず涙が出てしまった(笑)

この手の映画は、この前書いたように、
主役の男の子とヒロインの女の子の組み合わせを変えるだけで
いくらでも作れるんじゃなかろーかと思ったけど、
中身自体は王道で、テンポよく進むから、
映画として観る分にはいい意味で気楽に観れていいかもしれない。

ずっと毛嫌いしてた自分を反省します。

『素晴らしきかな、人生』

2017年02月26日 12時44分11秒 | 映画


広告代理店に勤めるハワード(ウィル・スミス)は、
6歳の娘を病気で亡くし、生きる屍のような堕落した毎日を送っていた。
そんな彼を元に戻そうと、仲間たち(エドワード・ノートン、ケイト・エインスレット、マイケル・ペーニャ)が奮起する話。

いやー、なんかあんまりパッとしなかったんだよなあ。
人物背景とか設定はわかるんだけど、
ハワードを元気づける手法が、全然共感できなくて(笑)

ハワードは、広告において大事なことは
愛と時間と死だと物語の冒頭で言っていて、
娘が亡くなったことで、行き場のないやるせなさからか、
その愛と時間と死宛てに手紙を書くんだよね。
もちろん宛先なんてないよ。
宛てのない手紙をポストに投函。


んで、ハワードを尾行させるために雇った探偵経由で、
その手紙の存在を知った仲間たちが、
役者を使ってそれぞれに愛、時間、死の役を与え、
ハワードに接触させることで、彼自身が今普通じゃないことを悟らせ、
元に戻そうと画策する。
その役者たちが、下記の通り。

愛=キーラ・ナイトレイ
時間=ジェイコブ・ラティモア
死=ヘレン・ミリン

なんか子供だましだなと思ってしまった。
一応、他の人には見えないという設定で接触するんだけど、、、
あ、そんなことはないよ。普通に見えてるんだよ?
見えてるんだけど、ハワードの前ではそういう設定で接するってだけ。
これが、ファンタジー映画で本当に見えない妖精とかがいるならまだしも、
現実的な映画で、こんないい歳したおっさんに、そんなことすんの?!ってまったく共感できず。。。

しかもその役者たちの働きがよくわからないまま、
結局、カウンセリングをやってる元妻の支えにより復活するっていうね。
もはやあの3人の意味、そんなないじゃんっていう。。。

まあ、映画はそんな感じなんだけど、
日本版のサイトにあるこの企画がけっこうよくないなと思い。
http://wwws.warnerbros.co.jp/subarashiki-movie/special.html

なんだこのズレてる感。。。
確かにウィル・スミスは広告代理店勤務という設定だったけど、
じゃあ物語の中で広告感あったかというと、ないからね。
彼の「広告とは何か」を伝えるシーンや、
エドワード・ノートンがキーラ・ナイトレイと知り合うシーンにおいては、
広告っていうものが少し機能しているけれど、
別にこれ業界映画でもなければ、ビジネス映画でもなく、
ただのヒューマン映画だから、そもそも職業なんでもよかったって気はする。
だから、こういう企画があると、間違いなく映画本編に対する間違った印象づけをすると思ってる。
よくない!!

『浮雲』

2017年02月25日 13時33分01秒 | 映画
1955年公開の日本映画。
「午前十時の映画祭7」にて。

二葉亭四迷の小説とは別物のよう。
ただの不倫映画だった(笑)
愛人のままでは満足できない幸田ゆき子(高峰秀子)と、
妻と別れるとか言いつつも全然別れず、
しかも他の女とも関係を持っちゃう富岡兼吾(森雅之)の話。

昨年3月3日に亡くなった祖母が、
本作に出ている森雅之がかっこよくて大好きだったと、
昨日母親から聞いたので、どんなもんかと観てみたら、
上記の通り、女をはしごするクズなおっさんだった(笑)

ストーリーは王道ながらも、
なんだかんだ言ってお互い離れられない男女のはっきりしない関係ってのは
昔も今も不変なものなんだなと思った(笑)

それにしてもこの富岡って男は、
自分からはそんなにガンガン行かないのに、
なんか女が寄ってきちゃう課長島耕作みたいなやつだなと思った(笑)

62年前の千駄ヶ谷駅が映ってたけど、
現代と風景が違いすぎて、それもまた興味深いところであった。

『ラ・ラ・ランド』

2017年02月25日 13時23分24秒 | 映画


昨日、公開初日に観て来た!!

女優を目指すミア(エマ・ストーン)と、
自分でジャズの店を持ちたいセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の
恋愛と夢とそれぞれの人生の行く末を描いた作品。

だいぶ思ってたのと違ったよ!(笑)
予告を観る限り、歌って踊る陽気なミュージカル映画だと思ってたから、
普段のセリフとかも歌って踊りながら進んで行くんだろうなと思ってたけど、
全然そんなことはなくて、割と歌とダンス部分はそんなに多くなかった印象。

しかも陽気な感じだったのは前半までの
ミアとセブが出会い、付き合うところぐらいまでで、
後半はお互いの生活のすれ違いや物事がうまく進まない苛立ちや対立もあり、
それはそれでいいんだけど、けっこう現実的な話だなと感じた。

ラストがものすごくタラレバ話で、
「もし私たちがうまく行ってたら」っていう設定での回想があり、
そこはすごく切なかったなあ。

週に3~4回映画館に行ってるから、
この予告にさらされまくって、変に期待値が高まっていた分、
思ってたのと違う感と「それ予告で観たわ」感が強かった。。。

でも、ミュージカルとかは普段観ないものの、
舞台という狭い場所から解き放たれて、街中で歌って踊るのは最高だった。

これ映画館から出てきたときにこのフラッシュモブとかやられたら感動するだろうなあ。

『一週間フレンズ。』

2017年02月20日 00時23分54秒 | 映画


思ったより面白くて泣けた映画でした。

あらすじ

主人公の長谷祐樹(山崎賢人)は学校の図書室で藤宮香織(川口春奈)と出会い、一目惚れ。
勇気を出して「友達になってください」と言うものの、何度も断られてしまう。
なぜなら、彼女は記憶が一週間しか持たないという悲しい運命を背負っていたのだった。
それでも諦めきれない祐樹は交換日記を通じて、彼女とのやり取りを行うが、
やがて香織の過去を知る人物が現われ、物語は急展開する。

感想

まあ記憶系はよくあるネタだし、今回の映画も
『50回目のファーストキス』と同じ構成だから、
最初全然期待していなかったんだけど、いざ観てみたら、
割とよかったんだよね、これが(笑)

ただ、話自体が面白いというより、
山崎賢人の明るいキャラと、高校生の青春してるなー!って感じが、
おじさんにはまぶしく映って、そこがよかったなと(笑)

俺も高校生活、あんなリア充ライフ送りたかったわー。
全然楽しくなかったからな。唯一やり直したい時期です。。。(笑)
まあ、イケメンだからこそのリア充だよねきっと。。。

でもなんか一週間で記憶リセットとか、
原作読んでないからわからんけど、ちょっと都合よすぎやしないかいとは思ってしまうけど(笑)

ラストさ、パラパラ漫画で過去を振り返るシーンが、
鉄拳みたいで、そこだけ泣けた。。。

しかしいつ見ても山崎賢人は北島康介っぽさあるし、
川口春奈は綾瀬はるかっぽさあるし、
今回は上杉柊平が松田翔太っぽさあった。

『愚行録』

2017年02月19日 23時35分07秒 | 映画


原作未読ですが、公開初日に観てきた。
いやあ、みんな気持ちいぐらいのクズっぷりでした。

あらすじ

幸せな家族が全員殺されるという事件が起き、一年が過ぎようとしていた。
もう一度、事件の真相を突き止めるべく、
週刊誌の記者である田中武志(妻夫木聡)が関係者へ取材をしていく。

取材していく中で意外な繋がりを見せる登場人物たち。
そんな中、妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の疑いで逮捕されるのだが。。。

感想

この映画観て思ったのが、怖いなって。
いや、殺されたシーンが怖いとかじゃなくて。

これ、取材していくとさ、いろんな人が、殺された一家の主人や妻について、
あれこれしゃべるんだけど、その話聞くと、「うわあ、こいつらクズだなあ」って思うんだ。

でも本人たちは、もちろんある程度の罪悪感みたいなものはあるんだろうけど、
あんまり悪いことしました的な意識はなさそうに見えるんだ。
普通に生活している上で起こった事実を淡々と話している。
でも僕はそれらの話を聞いてクズって思ったから、
これ自分にも当てはまるんだろうなあって。
自分としては、普通に生きているつもりでも、他の人から見たらクズかもしれないし、
まわりにも普通に生活していたり、幸せを手に入れた人でも、
その裏には(本人がどう思うかはさておき)クズなることをしているんだろうなって。

もうね「もし不快な思いをさせてしまったら申し訳ないのですが」
って一言添えてから生きたくなった(笑)

殺された夫の田向浩樹(小出恵介)は、渡辺正人(眞島秀和)と会社の同期で、
田向は会社の飲み会で知り合った山本礼子(松本まりか)とその日にヤッちゃって、
一応付き合うっていう形を取るものの、田向自身はあんまりその気はないと。
「会ったその日にヤッちゃう女とか嫌だわ」って。
その話を聞いた渡辺も、結局成り行きで礼子とヤッちゃって、
んで、後から「田向と付き合ってるってなんやねん!」
つってこっぴどく振って、、、いやあ、マジクズだろおまえら、、、って思ったけど、
いや身近にも同じようなことあったような気もするし、
割と笑い話になっていたりするから、ああ、なんだよ、このクズさ、割と身近にあるじゃんって思った。
まあでもこれは礼子がビッチすぎるけどな。。。
(現実には、近場の男と何人も寝てしまうビッチはいるよねwww)

あと俺が「そんなことありえる?」って思ったのが、
宮村淳子(臼田あさ美)は学生時代に、内部性と外部性の格差があるようなことを言っていたけど、
俺、別に学生時代、そんなの感じなかったけどなって思った。
まあ女じゃないし、派手なグループではなかったから、そのクラスタから外れていただけかもしれないけど。

なんでも内部性のキラキラ女子に認められるといいみたいな流れが外部性女子にはあるらしく、
今回、外部性だったけどその美貌でうまく内部性に取り入った夏原友季恵(松本若菜)は憧れだった、
みたいなシーンがあった。
友季恵自身は別に性格も悪くないし、直接誰かを傷つけることもしないし、まったく悪い子ではないのだけど、
なんというか、自分は手を汚さずともまわりが守ってくれるというか、
うまいことすり抜けつつ、嫌なことはいつも別の誰かが自然とやってるっていうか、
なんかあったとき「え、私何もしてないよ?」っていう
「ああ、なんかこういう女子いるよな」っていう感じの子で、、、
個人的にはかなり嫌いなタイプの女子だから、クズって思っちゃう。
(でも松本若菜めっちゃかわいい。めっちゃ好きww)
そんなんだから恨み買って(嫉妬心から来るもの)、殺されちゃうんだけどね。。。

けっこう登場人物が多いし、複雑に絡み合っているので、
すべてをうまく文章で説明できないものの、
いろんなコンプレックスや嫉妬、承認欲求から来る言動で、
自らを満たしたり、人を傷つけたりっていうことの多い、
日常生活に普通に起こっていることにフォーカスしていて、
とてもリアルに感じられる映画だった。

金持ちボンボンの大学生楽しそうー!

『マグニフィセント・セブン』

2017年02月13日 21時58分04秒 | 映画


いやー、これ面白かったわー。
過去のリメイクよりもスケールでかくなってて興奮した!!
このリメイクはあり!!



ローズ・クリークに住む住人たちは、とある悪徳実業家に町から追い出されようとしていた。
その名もバーソロミュー・ボーグ。
近くの鉱山から金が採掘できるということで、その金を独占しようとしていたのだ。

教会には火が放たれ、抵抗した住民も見せしめに殺される。
夫を殺されたエマ・カレンはその復讐と町を守るために強い助っ人を探しに出かけるのであった。

感想

元は1960年に公開された『荒野の七人』のリメイク。
そしてそれも1954年に公開された『七人の侍』のリメイク。
つまり、黒澤明あっての映画なんだ、これは。

町が悪いやつに襲われるから強い助っ人を探しに行って、
悪者と死闘を繰り広げるっていう大まかな流れはいっしょ。

なんだけど、今回の『マグニフィセント・セブン』は過去とは大きく違う設定もいくつか。
まず7人の中に黒人のサム・チザム(デンゼル・ワシントン)がいる。
そしてインディアンのレッド・ハーベスト(マーティン・センズメアー)もいる。
さらに東洋人のビリー・ロックス(イ・ビョンホン)がいること。
この時点で、7人の出自の幅が広がった。

さらにエマ・カレンの存在。
彼女は助っ人を探しに行く役なのだが、
町の人間が誰も名乗り出ないから自ら手を挙げてその役を買って出て、
さらに銃を使って怯えながらも敵と戦っている。
これは女性が社会進出した現代においてはなんら不思議なことではないけど、
1960年代だったらありえなかったことかもしれない。

敵の規模も大きくなっている。
1960年のオリジナルでは30人ぐらいだったのが、今回はその倍近くはいると思う。
町自体も大きくなっているため、アクションがド派手になり、
今作は昨今のアクション映画と同じぐらい興奮できるものだった。
7人ひとりひとりの見せ場も盛り込まれ、非常に迫力ある戦闘シーンだったのだ。
今回、敵の切り札として出てきたのがガトリング砲。
一瞬、『るろうに剣心』の武田観柳斎かよって思ったけど、
あの時代におけるガトリング砲の無敵っぷりはやばかった。
(現代でも十分やばいとは思うけどねw)

そしてなんといっても、今回、少ない報酬に関わらず、
チザムが町を救う決意をした理由が明確に語られていた。
『七人の侍』も『荒野の七人』も個人的には請け負った理由がよくわからず、
いや、わかりはするんだけど、なんか全然しっくりこなくて。。。

今回も最初はそこらへんよくわからないなあと思っていたんだけど、
ラストでようやくその理由がわかった。
彼はかつてボーグの手下によって母親と妹が犯され殺された挙句、
自分も吊るし首にされた過去があったことが明らかになった。
つまり、私怨があったのだ。
これは確かに仕事を引き受ける理由になるなと思い、すごく納得できた(笑)
(他の6人が付いてきた理由はよくわからんものもあったけど。唐突すぎだし、都合よすぎだしwww)

過去作と比べて、ひとりひとりのキャラが立ってたし、
アクションシーンも存分に盛り込まれ、
そしておなじみのテーマ曲も聴けるこの映画、期待以上に面白かった!

カウボーイになりたい。



『サバイバルファミリー』

2017年02月13日 01時14分14秒 | 映画


『WATERBOYS』、『スウィングガールズ』の矢口史靖監督最新作。

あらすじ

ある日突然、電気、水道、ガスが止まってしまった。
このままじゃ生きていけないということで、一家揃って東京脱出。
母方の祖父が住む鹿児島へチャリで向かおうとするのであった。

感想

予告を観て期待していたよりは、普通の映画だった。
設定も面白いし、笑えるシーンもあって、
「じゃあお前作れよ」って言われたら絶対無理なんだけど、
それでもあえて言わせてもらうと「まあインフラなかったらそうなるよね」
っていう普通に納得してしまう映画。

でもチャリの素晴らしさ、田舎の最強さがわかって、
面白いかどうかっていうよりも、いい話だなっていう感じだった(笑)

家族で力を合わせるつっても、ただ親父がダメすぎるっていうのが露呈するだけだから、
ピンチになると人間の本性が暴かれるっていうのがわかるいい例かもしれない(笑)

『奇跡の人』

2017年02月13日 00時57分58秒 | 映画
「午前十時の映画祭7」にて。
1962年公開のアメリカ映画。

あらすじ

言わずもがなだと思うけど、あの三重苦のヘレン・ケラーの伝記を映画化したもの。
乳児のときにかかった病気のせいで、
目は見えず、耳も聞こえず、しゃべることすらできないヘレン・ケラー。
家族からも甘やかされて育てられたため、わがままな子になってしまった。

このままではよくないと思った家族はしつけをきちんとさせるため、
アン・サリヴァンという家庭教師を招き、ヘレン・ケラーと共に生活させるのであった。

感想

ヘレン・ケラーの話は、小さい頃に伝記漫画で読んだことがあるぐらいで、
特にそれ以上の知識はなかった。
けれど、映画で、実写で観るとすごいなと思う。

これまでずっと甘やかされてきたヘレン・ケラーは、
自分の主張が通らないとすぐに暴れ出して、
そうならないように家族は何でも好きなものを与えてきたけど、
それでは彼女のためにはならないと、
家庭教師のアン・サリヴァンは体を張って、
彼女に言葉とその意味、様々な教養を身につけさせていく。
もうね、しつけがバトルそのもの。
特に食事のシーンは部屋中がめちゃくちゃ。
これが実話だっていうんだから、この家庭教師の人はとてつもないと思った。
信念と忍耐がとてつもない。

教育することと、甘やかすことは、まったくの別物だと改めて痛感する映画だった。

子供が泣こうが暴れようが、
間違っていることは決してやらせない、
できるまできっちり教え込む、そのスタンスは第三者だからできるのかも。
親だったら、泣きわめく我が子がかわいそうで、
多少は甘くなっちゃうかもしれないけど、
そういう甘やかしをあの家庭教師は一切受け付けなかったからな。。。
あと彼女は自分が目に障害があったから、
同じ障害者の気持ちがわかったのかもしれないけど。

伝記でもあるけど、やっぱり感動的なシーンは、「WATER」のところだったね。
これまでいろんなものを指文字を使って覚えさせていたけど、
それに意味があるということはヘレン・ケラーにはわからなかった。
それなのに、庭に水を汲みに行ったとき、手に触れた水が「WATER」だと認知し、
そこから世の中にあるすべての名前には意味があるということを理解するところは、
本当にこのアン・サリヴァンの努力の結晶だろう。

まあ、もともとヘレン・ケラーって頭はよかった気がするけど。
生後半年で「WATER」と言ったとか言わなかったとか。
そのあと、彼女ハーバード大学言って、社会福祉活動家として活躍してるから恐れ入る。
しかも日本にも来たことあったんだね。知らなかった。

子育てしている人には観て欲しい(笑)

『マリアンヌ』

2017年02月13日 00時46分00秒 | 映画


久しぶりのブラピ映画。
悲しく、そして綺麗な映画でした。

あらすじ

第2次世界大戦の時代。
工作員だったマックス(ブラッド・ピット)は、
同じく工作員のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と出会い、
2人で協力してナチスの要人暗殺作戦を無事成功させる。
それがきっかけで恋に落ち、結婚し、ひとりの子供を授かり、幸せな日々を過ごすも、
ある日、マリアンヌが二重スパイの疑いがあるため始末せよという指令がマックスに届く。
命令に背けば自らの命も危ない。
マックスはなんとか妻の無実を証明しようとするのだが。。。


感想

いや、これ泣いたわ。最後の手紙とか泣いたわ。
戦時中なので全体的に暗い。
暗いんだけど、なんか綺麗なんだよね。
色とか雰囲気が。

戦争という悲しい出来事の中にある、
マックスとマリアンヌの幸せという対比もいいし、
妻が二重スパイであると疑いをかけられた後の愛する人のために奔走するマックス、
そして最後のマリアンヌの自決までが、綺麗に整った感じがする。

個人的にはマリアンヌがいつ裏切るのかって思って観てたけど、
マリアンヌ自身もマックスを愛していたから、
最後に自ら命を絶つという行為に出たんだと思う。

最後のマリアンヌから娘に宛てた手紙のシーンで泣いた。

あとストーリーとは全然関係ないんだけど、
外人のホームパーティーってすっげー楽しそうだし、
砂嵐の中のカーセックスとか、『タイタニック』のそれを上回る激しさがあったよ。

『君と100回目の恋』

2017年02月13日 00時12分28秒 | 映画


みんな大好き時空超えちゃう系映画。
正直、そんな面白くなかった(笑)

あらすじ

なんでも完璧にこなしてしまう長谷川陸(坂口健太郎)。
友達とバンドを組んでいる彼だが、2016年7月31日のライブ後、
メインボーカルで幼馴染の日向葵海(miwa)は帰り道に交通事故に遭って亡くなってしまう。
しかしトラックに轢かれた直後、気づいたら葵海は1週間前の教室にいた。

そう、陸にはある秘密があった。
彼は「時間を戻せる」のだ。

何回かタイムリープを繰り返すうち、陸と葵海はお互いの気持ちが通じ合っていることを知り、
そのときから一年時間を遡り、恋人として幸せな時間を過ごしてきた。

しかし、刻一刻と運命の7月31日は迫ってくるのだった。

感想

マジ救われない映画(笑)
結局、何回繰り返しても、葵海、死ぬんだよね。
そこの運命だけどうしても変えられない。
理由は知りません(笑)
ただ、死ぬ運命にあるっていうだけで。

昔見た『タイムマシン』って映画みたいだな。
あれも死んだ恋人を救うために過去に戻ったけど、
死ぬ運命は変えられなかった。

どうせ死ぬなら過去に戻る意味ないじゃんっていう。。。
しかも時間を戻すのがレコードっていうね。
レコードである必要性はあまりないような気もした。
あと針を置いた時間に戻れるっていうけど、あの黒い盤面で、
どこがいつなのかってわかるのだろうか(笑)

『僕は明日、昨日のきみとデートする』もそうだったけど、
こういう時空超えちぇう系は流行ってるのかな。

いわゆる青春恋愛映画って、
主人公かヒロインのどちらかが病気とかで死ぬっていうオチが多いけど、
もうそういうの溢れているから、今後は特殊能力とか時空超えるとか、
そういうのでスパイス効かせた映画が増えたりして。。。

あと個人的にだけど、miwaの声あんまり好きじゃないや(笑)

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』

2017年02月12日 23時41分19秒 | 映画


ティム・バートン監督最新作。
正直、個人的には「う~ん」って思ってしまう映画だった。

要は"特殊能力系映画"かつ"時空超えちゃう系映画"で、
それをティム・バートンらしくダークファンタジーっぽく仕上げてる。
個人的には好きな要素万歳なんだけど、もともとヒーローモノが好きだから、
そういうのはマーベルやDCコミックの方が上かなと(笑)

でもエヴァ・グリーンがすごくミステリアス美人でよかったー。

あらすじ

この世界には、不思議な能力を持つ種族がいて、
主人公ジェイク・ボートマン(エイサ・バターフィールド)は幼い頃より、
祖父のエイブからその話を聞かされて育ってきた。

ある日、祖父が謎の死を遂げるが、死ぬ間際に
「島へ行き、ペレグリンに会え」と言い残す。

祖父の言いつけ通り、島にやってきたジェイクは
そこで不思議な力を持った子供たちと知り合う。
彼らは平和な一日を永遠に繰り返す時間軸に生きているため、歳を取ることがない。
彼らは亡くなったジェイクの祖父が若い頃から付き合っていた人たちであり、
ジェイクが祖父から聞いていたこととすべてが一致していた。

そして彼らと過ごしていくうちにジェイクも自分の奇妙な能力に気づき、
悪の存在と戦う運命を辿るのであった。

感想

特殊能力を持っているならもっと派手に戦って欲しかった(笑)
もちろん、サミュエル・L・ジャクソン率いる敵と戦うシーンはあったけど、
子供のケンカの延長のような感じで、ちょっと物足りなかったかな。。。
特殊能力全開でX-MENみたいなのが個人的には好みなので(笑)

ただすごくうらやましいなって思ったのが、
ペレグリンたちは平和な一日を繰り返すとき(劇中ではループと呼んでいる)に生きていて、
それが1943年9月3日なんだけど、当時若かった祖父から屋敷に電話があるんだ。
それを孫のジェイクが取って、「優しくていい祖父でした」って伝えるんだけど、
僕も昨年3月3日に大好きな祖母を亡くしたので、
どんな形であれ、もう一度話したいから、そのシーンだけが印象的だった。

最後の決戦は2016年1月に行われるのだけど、それは祖父がまだ生きているときなんだよね。
だから戦いが終わった後にジェイクは屋敷の住人と別れて祖父に会いに行くし、
たぶん僕だったらもうそこで終わりにしちゃうかもだけど、
祖父から「みんなのところに戻れ」っていうから、いろんなループをたどって戻るんだ。
まあ、屋敷にいる空飛ぶ女の子のエマに恋していたからだと思うけど。。。
もともと周囲になじめない性格だったから、現実世界にいるよりは、
彼らといた方が幸せだったのかもしれないね、ジェイクにとっては。
(自分も能力者だし)

しかし、エマってもともとジェイクの祖父を気に入っていたようだから、
その孫とも恋仲になるって、どんな心境なんだろうな(笑)

あと2016年の1月に戻ったとき、もともとその時間軸を生きていたジェイクは
どういう扱いになるんだろうか。。。(笑)

『恋妻家宮本』

2017年02月12日 20時57分23秒 | 映画


『家政婦のミタ』の脚本家、遊川和彦の初監督作品。

阿部寛と天海祐希の熟年離婚映画かと思いきや、
もっと深いところにオチがありました(笑)
普通に笑える面白い映画。

大学生時代の合コンで知り合った2人。
(若い頃は工藤阿須加と早見あかり)
成り行きで付き合い、気づけば妻は妊娠。
妻は教師になる夢をあきらめ、夫が代わりに教師となり、
ごく平凡な生活を続けてきた。

息子が結婚を機に家を離れ、夫婦2人の生活が始まったと思いきや、
家に置いてある本を何気なく手に取った阿部寛は、
そこに離婚届が挟まれているのを見つける。

慌てふためく阿部寛だが
もともと優柔不断な性格だったこともあり、なかなかそのことを切り出せない。
通っている料理教室でいっしょの菅野美穂や相武紗季に相談したところ、
不倫の可能性も示唆され、さらに不安になる。

しばらくして、ようやく不倫の話を切り出すも、
天海祐希は「不満はないが、不安はある」と煮え切らない様子。
さらに「あなた、結婚に向いてないよね」と言われ、
カチンと来た阿部寛は離婚届に署名をして妻に突き出す。
それが原因となり、天海祐希は息子夫婦のいる福島へと出て行ってしまう。

紆余曲折を経て、妻の大切さをもう一度噛みしめてた阿部寛は、
自分の得意な料理で弁当を作り、妻のいる福島に向かう。
新幹線の中で、自分のこれまでの人生の選択は正しかったのかを自問自答しながら。

福島で再会した夫婦。
そこで離婚届を持っていた本当の理由を知る。
子供が家を出て、夫もも料理教室に通い出し、
自分の存在意義について不安になったのだという。
いつ夫に別れてくれと言われてもいいように、切り札として離婚届を持っていたのだ。

阿部寛ももう一度妻に気持ちを伝えた。「おまえの味噌汁が飲みたい」と。
これは若かりし頃、プロポーズしたときのセリフだった。

最後はファミレスで夫婦そろっての食事。
他の席には、これまで登場してきた他のキャストもみんな勢ぞろい。
エンド・クレジットはまさかの全員で吉田拓郎の『今日までそして明日から』の大合唱。
なかなかにシュールな画だった(笑)

というわけで、普通に心温まるホームコメディといった感じで、個人的には楽しめた。
まだ結婚もしていないし、結婚願望も強いほうではないので、
実際のところ、夫婦になるということ、夫婦であり続けるということのいろいろはわからない。
今やっている『カルテット』っていうドラマでは「夫婦とは唯一別れられる家族」なんてセリフもあったけど(笑)

ただ、阿部寛が優柔不断な性格の裏には、「何かを選択する」ことの難しさを表しているように思えた。
劇中ではファミレスの注文さえままならないほど決断力のない夫として描かれている。
確かにハンバーグを食べたいときに、「いやでもやっぱりパスタの方がおいしそうかも」なんて思うときがあるのはわかる。
まあ、ファミレスなんていつでも来れるからそこまで深くは考えないし、
これは一番身近な例となっているだけだが、
「選択」という点において、自分のこれまでの人生の選択が本当に正しかったかどうかなんてことはわからない。

そもそも何をもって正しいとするかなんてのは自分にさえわからないし、死ぬまでわからないだろう。
そんな正解もないのに、正しさを求めること自体が間違っているのかもしれないけれど、
その「選択することの難しさ」を熟年を迎えた夫婦関係を通じて映像化することで、
いろいろ考えるきっかけになるかもしれない、そんな映画だった。

ちなみに原作は未読です。