Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

不条理さと悲しさと力強さと『レ・ミゼラブル』

2020年03月26日 21時44分44秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:13/55
Rotten Tomatoes満足度:84%
⠀ ⠀ ⠀ 衝撃😳:★★★★☆
⠀ ⠀ 悲しみ😢:★★★☆☆
社会的意義🧐:★★★★☆

これは強烈。
あのジャン・バルジャンで有名な『レ・ミゼラブル』と同名のタイトルだけど、
中身はまっっったく別物。
荘厳なミュージカルなんて冗談じゃない。
パワフルでバイオレンスで悲しい映画だ。
そして、衝撃のラスト。。。

舞台はパリ郊外にあるモンフェルメイユ。
『レミゼ』と同じ街が舞台なのだけど、
いまや移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域。
犯罪防止班に新しく入った警察官のステファン(ダミアン・ボナール)は、
仲間とパトロールをするうちに、
複数のグループ同士でいざこざがあることを察知。
そこに、イッサ(DA PUMPじゃないよ)という少年が
ライオンの子供を盗んだことがきっかけとなり、
事態は取り返しのつかない方向へと発展していくという話。

マフィアではないけれど、いくつかのグループが
お互いに不満を持っているのは明らかな状態の中で、
一番ヤバイのはステファンの同僚であるクリス(アレクシス・マネンティ)。
警察という立場を盾にやりたい放題。
「俺が法律だ!」と大声で叫び、
ちょっとでも怪しいやつがいたら即詰問。
令状の有無なんて関係なし。
こんな国家権力ありかよ、、、と思ってしまうが、
場所が場所だけに強気な態度じゃないと
こっちがやられてしまうというのも理解はできる。
とはいえ、やりすぎであることは否めない。。。

さらに、ラスト30分の息を飲む展開は圧巻。
闇が爆発した子供たちの、若いからこそ止めどころがわからない
という恐怖を目の当たりにする。
ある意味、大人よりも残酷だった。。。

この映画、実話を元に作られているんだよね。
実際に監督はあのような環境で育ったと。

パリと言えば美しくオシャレな街という印象が強い。
『パリの恋人』という映画にもあったように、
オードリー・ヘプバーンの顔も思い浮かぶ。

しかし、ちょっと郊外に行くと、貧困や移民の問題に直面し、
そこに暮らす人々の政治や社会に対する鬱憤が渦巻き、
常にストレスを抱え、暴力や怒りでしか主張できないような世界が広がっているんだ。。。

いろいろ考えさせられることが多い良質の映画だと僕は思う。

映画「レ・ミゼラブル」

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映画「レ・ミゼラブル」

 

2020年1-3月期のドラマを観終わって

2020年03月24日 00時27分23秒 | ドラマ
今季はこんな感じでした。

1. テセウスの船(TBS)
2. ケイジとケンジ 所轄と地検の24時(テレ朝)
3. 知らなくていいコト(日テレ)
4. 病室で念仏を唱えないでください(TBS)
5. トップナイフ-天才脳外科医の条件-(日テレ)
6. 恋はつづくよどこまでも(TBS)
7.絶対零度 未然犯罪潜入捜査(フジ)
8.10の秘密(フジ)
9.アライブ がん専門医のカルテ
10.シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。(日テレ)

個人的に、今期は全体的にハズレだったかなー。
ここ4年で一番面白くなかったかも。
どのドラマも設定重視で、ストーリーがモヤッとしてたり、
印象に残るキャラクターが少なかった気がする。

すんごい悩ましいけど、前半の面白さを踏まえて、
消去法で『テセウスの船』が1位かなあ。。。
『ケイジとケンジ』もすごくよかったから選びづらい。。。
他もどんぐりのせいくらべ状態。。。

その分、来期への期待はものすごーく厚い!

浸れる余韻すらない終わり方だった『テセウスの船』

2020年03月23日 00時08分43秒 | ドラマ
あれ、、、で、、、おわ、、、り、、、?
なんか、浸る余韻もないほどのあっさり感。。。

タイムトラベルに殺人ミステリーを掛け合わせたドラマだから
ものすごく期待してたし、最初は面白いなと思ってたんだけど、
3月に入って“キング・オブ・タイムトラベル”の
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』三部作観たら、
こっちのもたついた展開がややストレスに。

殺人犯の家族として世間から疎まれる生活を送ってきた主人公が、
大事な家族を守るため、愛する父親を救うために奮闘する流れはよかったけど、
タイムトラベルの割にはタイムトラベル要素がほとんど関係なかったような。

そもそも、行動に対する結果の反映がまったくないのが微妙なところ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は自分の行動がすぐに反映されるからわかりやすかった。
写真にうつる自分が消えたり、新聞記事の内容が変わったり。

このドラマは過去で自分のしたことが
未来にちゃんと活きてるのかわからないからね
(一度未来に戻って、多少世界が変わってたけど)。

てか、最初に過去に飛ばされたとき、スマホ一切見なかったけど、
普通スマホ確認しない、、、?

最後の犯人も演技はよかったものの、
動機はややこじつけ感あったし、
鈴木亮平と榮倉奈々の老け顔メイクも微妙だったし、
残念なポイントが目についてしまう結果に。

しかし、麻生祐未の怪演はすごかった。
あれは一番の見どころ。
やっぱり怪演キャラがひとりいるとドラマ面白い
(『知らなくていいコト』の重岡大毅とか『あな番』の木村多江とか)。

あと、小藪の嫌なやつ感w
『陸王』から引き続きマジで腹立たしいのだけど、
その存在感はキャラクターとして重要なポジションだと思う!

で、一番ウケたのが主人公の兄の現代の姿www
ハライチの澤部とかまんますぎて吹いたwww

日曜劇場『テセウスの船』|TBSテレビ

TBSの2020年1月期日曜劇場『テセウスの船』の番組公式サイトです。主演:竹内涼真ほか豪華キャストでお送りする、泣けるヒューマンミステリー...

TBSテレビ

 

こんなにも長く人を想い続けられる持続力がファンタジーな『弥生、三月 -君を愛した30年-』

2020年03月23日 00時01分00秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:36/54
⠀ 感動😭:★★★☆☆
⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
切ない🥺:★★★☆☆

『家政婦のミタ』、『過保護のカホコ』、『同期のサクラ』の遊川和彦さんの作品ってことで、
ちょっと期待しすぎてしまったかも。
彼の映画なら、2017年の『恋妻家宮本』の方が笑いが多くて好きだったなー。

今回はオーソドックスなラブストーリーだけど、
恋愛をフィーリング、タイミング、ハプニングで分けたら、
タイミングだけがまったく合わない話。
しかも、物語を流れる30年を3月だけで描くという
斬新な時間の流れ方をするんだよ。

高校の同級生である結城弥生(波留)と山田太郎、通称サンタ(成田凌)は、
親友のような仲のよさでありつつも、
実はお互いに意識し合っているという青春全開な関係性。

「ヒューヒューだよ!」って年齢がバレる冷やかしを入れたくなるのをグッとこらえるも、
この2人、全然進展しないんだよなあ。

「若いんだから失うものなんてないし、もう言っちゃえよ!」とは思うんだけど、
実は弥生の友達である渡辺サクラ(杉咲花)もサンタのことが好きだから遠慮してるんよ。
しかも、サクラはエイズを患っているから余計に本心を明かしにくいという。。。

で、卒業後も弥生とサンタの関係は並行線のまま、
再会しても必ずどちらかに相手がいるという運命のいたずら感(笑)

それでも、常にお互いがお互いのことを想い続けるっていう純情さが心に沁みるねえ。

なのに、感動したポイントは弥生とサンタのくだりよりも、
サンタとその息子のくだりっていう本流とは離れたところだったけど(笑)

いやー、しかし30年も想い続けられるって単純にすごいと思うよ。
この歳になるともはやファンタジーなんじゃないかとさえ感じるもん。

まあ、それほど好きっていうのはわかるけど、
途中“ハプニング”を挟んでるからねえ、
普通の男だったらそこで事切れそう。

想いが続いたのは、サクラのおかげでもあるんだよ。
彼女の存在が、結果として2人の仲を取り持つことに繋がるから、
うまいポジション与えたなって思った。
逆に言えば、彼女がいなければ、早めに付き合って早めに別れるという
普通の男女の物語で終わってたかもしれない。
彼女がまさにくさびでした。

とはいえ、彼女の好きな『見上げてごらん夜の星を』が
タイミングよく流れるのは都合よすぎだろって思ったけど(笑)

そして、終わり方がまさかの『恋妻家宮本』といっしょなのは驚いた。
あの手法好きなのかな。

個人的にツボだったのが、波留の旦那役が小澤征悦だったこと!
この2人は2018年のドラマ『もみ消して、冬』で
エッジの効いた兄妹の間柄だったから、
夫婦で出てきたときは何かの策略かと思ったわ。
山田クンいなくてよかったwww

総じて、心温まるラブストーリーではあったけど、言うほど泣けなかったかなー。
常にお互いを意識していた弥生とサンタだけど、
最初の方はそういう態度が少なくてわかりづらかったのと、
30年を3月だけで進めていたから、
時間的長さを感じなくて、
積年の想いっていう印象が弱かったように感じる。
3月ってのは「弥生」というキャラ的に外せないところではあるけれどね。

でも、30年すべてを同じ役者で乗り切るのはちょっと無理があった。
1986年から2020年までだけど、途中で老化止まってたからねw
ハリウッドばりの特殊メイクかCG処理でもない限りは難しそう。

なお、“結城弥生“という名前、僕の親の旧姓かつ、
33年前に亡くなった妹と同じ名前なので、
そこだけ運命めいたものを感じた。

映画『弥生、三月 -君を愛した30年-』公式サイト

この物語は、3月1日に始まり、3月31日に涙する。大ヒット上映中

 

とても興味深い映画で日本人なら観ておいた方がいい『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

2020年03月22日 18時23分17秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:12/53
⠀ ⠀ ⠀ 熱量😳:★★★★☆
歴史的意義🧐:★★★★★

1969年5月13日、東京大学教養学部900番教室で行われた
三島由紀夫と東大全共闘との討論会を映したドキュメンタリー映画。

三島由紀夫という人物や当時の時代背景がわかる大変興味深い映画なので、
日本人として観ておいた方がいいと思う。

観客は平均年齢高めだったけど、
もしかしたら当時の討論会に参加した人も、中にはいたかもしれない。

なお、この映像はNHKかと思いきやTBSしか持っていないようなので、
まさにTBSの財産と言えよう。
ビバ!TBS!
(むしろ、各テレビ局はそれぞれが保持する
 昔の貴重な映像を元にこういう映画作れそう)

さて、恥ずかしながら、僕は当時の時代背景を詳しく知らないばかりか、
三島由紀夫の本も読んだことがなく、
彼らの議論に意見できるほどの立派な知識がないので、
あくまでも映画としての感想をば。

映画は四章立てなのだけど、
何かの真相を追うとか、秘密を暴くとか、
そういうのではない。

いくつかの議題について、
三島由紀夫と東大全共闘が議論している様子を流しつつ、
今も生きている当事者へのインタビューや
東出昌大のナレーションで
当時の時代背景の補足を挟む構成になっていて、
知識がなくともある程度は楽しめると思う。

しかし、だ。
議題は「他者とは」、「自然とは」、「天皇とは」など、概念的な話が目立ち、
それぞれにおいて歴史的な背景および他の小説や哲学者の言葉からの引用も散見されるので、
幅広い知識がないと真に理解はしづらいと思う。
当時あの場にいた人でさえ、全員が内容を理解していたかどうかは甚だ怪しいw

でも、この映画を観ていくつか印象的なことがあった。

まず、時代背景。
現代では日本の若者における政治への関心の低さが何かと話題になるけれど、
この当時は学生が主体となって大規模なデモを起こし、
機動隊と殴り合うという光景もめずらしくなかったようで、
実際の映像を観て、社会的・政治的理由を背景に、
ここまで荒れ狂う若者が日本にもいたのだというのは、
実に興味深かった。
これは写真じゃ伝わらない。
映像だからこそ伝わってくるものだと思う。

まあ、現代においては物理的な殴り合いがなくなっただけで、
同様のことはSNSを中心に繰り広げられているかもしれないけど。
戦いの場がソーシャル上に移っただけっていう。

それと、現代よりは昔の方が娯楽も少なかっただろうから、
時間の配分先として、
政治とか読書とか勉強とかに向けられやすかったってのもあるかな、、、?

次に、三島由紀夫のスタンス。
彼は何も東大全共闘をぶっ潰してやろうとしてうわけではないんだよね。
だから、作中でも誰かが言ってたけど、
相手を言い負かしたりとか、揚げ足をとったりとか、
そういう攻撃的なことは一切しなかった。
自分の意見を淡々と述べた上で、
相手の意見もしっかり聞いて説得するという、
実に平和的な姿勢だった。

しかも、左翼VS右翼という構図の裏には、
反米愛国という共通の想いみたいなものもあり、
実は手を取り合うことが可能なのではないか
ということを示唆していた点も面白かった。

そして、当時を生きる人のインタビュー。
当時20代だった方たちも今や70過ぎたおじいちゃん。
みんな当時とは違い、穏やかな物言いになっている中で、
ただひとり芥正彦という人物だけが、
50年経った今でも変わらず強めの口調だったのがすごいなと。
当時の熱意がそのまま残っているかのようだった。
(なお、彼は当時討論会の場に1歳になるかならないかぐらいの娘を抱き抱えて参加し、
 タバコをスパスパ吸ってるという、今だったら大炎上しそうなことしてたw)

改めて、三島由紀夫という人物に興味がわいてくるのだけど、彼はマルチだよね。
学習院高等科を主席で卒業後、東大→大蔵省→作家というエリートな経歴だけでなく、
戯曲も書き、映画にも出演、作家らしからぬ筋骨隆々な肉体に、
剣道四段の腕前、さらには自衛隊への体験入隊を幾度となく繰り返すという。
さらに、楯の会結成とか、もはやアニメに出てきそうな設定である。

そんな彼が50年も前に大討論した東大の900番教室。
映画の締めくくりにもあったけど、
そこには「熱と敬意と言葉」が今でも残っているんだろうな。

てか、なんでナレーションが東出昌大だったんだろう(笑)
いや、いいいんだけど、
映画の雰囲気的に遠藤憲一や大塚明夫などもっと渋い声の人とか、
東大にゆかりのある人の方が納得感はあるけども。
(彼も名前の最初と最後の文字取ったら「東大」だけどw)

映画『三島由紀vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイト

禁断のスクープ映像、解禁! 自決1年前に何があったのか? 伝説の討論会を13人の証言者と紐解く衝撃のドキュメンタリー!!

映画『三島由紀vs東大全共闘 50年目の真実』公式サイト

 

いい意味で広瀬すずも吉沢亮もその美しさが微塵もなかった『一度死んでみた』

2020年03月21日 18時17分28秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:41/52
⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
⠀ 感動😭:★★★☆☆
スリル😱:★★☆☆☆

んー、総じて面白くはあったけど、、、
個人的には笑いのインパクトが少なかったのと、
ラストに違和感ありでなんとも、、、

「2日間だけ死んじゃう薬」を飲んだ野畑計(堤真一)が、
陰謀により生き返る前に火葬されてしまうことになり、
娘の野畑七瀬(広瀬すず)と部下の松岡卓(吉沢亮)が
それを阻止しようと奔走するコメディ映画。

令和において、女優と俳優でそれぞれ顔面偏差値トップの2人が主演という、
まさに孫悟空とベジータがタッグを組んだような印象(笑)
でも、2人とも、、、特に吉沢亮の方が普段のイケメンさが微塵も出ていなくて吹いた(笑)

CM畑の人たちが監督や脚本を務めているからか、
ストーリー的には割と最初の方から攻めてくる内容だった。

でも、「こんな美しい顔した2人がこういうことして面白いでしょ?」ってドヤられている感じがしたのと、
メイン2人のテンションが空回りしているように見えたので、
前半はまったく笑えず(他のお客さんも笑ってなかった)。

後半に入ってペースがつかめてくると、
ちょいちょい笑えたり、亡くなった母親(木村多江)のくだりで感動したりと、
それなりに面白いと思える展開になってきたものの、
それでもやっぱりこの映画、思ったよりは笑えなかったんだよね。。。

なんだろう、作品が違うから単純に比較はできないんだけど、
同じ邦画のコメディでメインに若手を起用しているものなら、
福田雄一監督の作品の方がインパクト強いなって思う。

特に、実写版の『斉木楠雄のψ難』なんかは、
山﨑賢人と橋本環奈っていう
これまたコメディとは無縁そうな2人だったのに
メッチャ笑えたから、今回のと何が違うんだろうと。

パッと思いつくのは、福田監督の方は、
謎の言動が多いのと顔芸がすごいのが特徴なんだよね。
謎の言動って、例えば佐藤二朗や賀来賢人の独特な言い回し。
あれ意味わからなさすぎて笑える(笑)

そして、顔芸のレベルの高さ。
『斉木楠雄のψ難』のときは山﨑賢人と橋本環奈の
美しい顔が壊れちゃうんじゃないかっていうぐらい変形してたのと、
それに合ったカメラワークがあったからメチャクチャ面白かった。

そういう目で見てすぐわかる面白さというのは、
今回の『一度死んでみた』にはなかったかな。
綺麗な顔はそのままで奇声を発するぐらいだったから、
ちょっとインパクトが薄いなっていう。

そんな中で一番笑えたのは、リリー・フランキーだったけどねw
某CMに関連したやつで(そのCMは本作の監督さんが作ったらしいけど)。

でも、今回の映画で注目したいのは俳優の無駄遣いが過ぎるところwww
本当にちょい役、「そこでその人使う?!」ってところに、
佐藤健や志尊淳、西野七瀬、城田優、柄本時生、古田新太などの
そうそうたるメンバーが出ているのには驚き。
数秒しか映らない人もいるから、油断してると見逃してしまうと思う。

あとは、観る人が観れば、ちょっと某広告代理店臭を感じるかもしれない(笑)

映画『一度死んでみた』公式サイト|2020年3月20日(金)全国公開!

広瀬すず✕堤真一✕吉沢亮。「2日間だけ死んじゃう薬」をめぐり大騒動が巻き起こる!監督:浜崎慎治(au「三太郎」シリーズ)✕脚本:澤本嘉光(S...

映画『一度死んでみた』公式サイト|2020年3月20日(金)全国公開!

 

泣くところないのに泣いてしまうほどの大興奮『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』

2020年03月21日 16時30分50秒 | 映画


「午前十時の映画祭10-FINAL」最後の作品。
1990年のアメリカ映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』。

ひい。。。。・゜・(ノД`)・゜・。
泣ける。・゜・(ノД`)・゜・。
泣くところないのに泣ける。・゜・(ノД`)・゜・。
やっぱりこの映画はこれまで観た1380本中4位の面白さだよ。・゜・(ノД`)・゜・。
シリーズとしては、『PART1』→『PART3』→『PART2』の順番で好き。

『PART2』の最後でドクが1885年にタイムスリップしちゃったから、
後を追いかけてカウボーイの世界に飛び込んだマーティ。

僕は西部劇の世界観が好きなんだけど、
そこにもっと好きなタイムトラベルの要素が入るから、
面白さは鬼に金棒状態。

さらに、過去作を踏まえて、
ご先祖様に現代の登場人物との共通点を持たせる
キャラ設定の作り込みも素晴らしいし、
ドクのロマンス要素を入れて、
科学者でありながら恋愛という非科学的な分野で
葛藤するところも面白い。

クリント・イーストウッドの『荒野の用心棒』へのオマージュも入ってて、
今でこそ彼は映画監督としてのイメージが強いけれど、
改めて「西部劇と言えばこの人」的なポジションなんだなあと思う。

そして、一番の興奮シーンは終盤の汽車で1985年に戻るところ!!
ここは『PART1』と同じで、すでにオチはわかっているのに、
「これちゃんと戻れるの?」っていうハラハラ感がとてつもないし、
今回はクララまで追っかけてくるもんだから、
物語の行く末に対する期待と不安が等しく全身を支配する感じがたまらない!!

散々過去と未来を行き来してきたからこそ、
ドクの「未来は白紙だ!」という最後のセリフはとても身にしみる。。。

元は『PART2』と一本の予定だったのに、
長すぎるからと配給会社からカットを要求されたそう。
でも、上映時間のためだけにせっかくのアイディアをなしにするのは
もったいないとのことで『PART3』になったそうな。

なお、この撮影中にマイケル・J・フォックスは
パーキンソン病の兆候が現れたらしい。。。

これを映画館で観れることは最高に幸せなこと。
「午前十時の映画祭10-FINAL」のラストを飾るにふさわしい作品だった。

なお、2021年4月から「午前十時の映画祭11」が開催予定です!

ムロさんの役どころが最高によかった『病室で念仏を唱えないでください』

2020年03月20日 23時37分43秒 | ドラマ
ラストメッチャ泣いた。・゜・(ノД`)・゜・。

お坊さんでお医者さんというめずらしい設定だけど、
実はこれが一番医療モノって感じがしたなー。

人の命を扱うってことだから、
当然他のジャンルにはない緊迫感や臨場感っていうのが
面白さに繋がってくると思うんだけど、
"救命救急センター"っていう分野は
その2つを表現するのに適していると思うんだよね。
1分1秒でも早く処置しないと死んでしまうような患者が運ばれてくるのだから。
そこは『コード・ブルー』と同じような印象がある。

それに加えて、松本照円(伊藤英明)には
過去のトラウマがあって救命救急医になった
という納得感しかない背景があったり、
彼と濱田達哉(ムロツヨシ)の確執があったりと、
いろんな人間ドラマが観られたのも
このドラマの面白いところだったと思う。

で、ムロツヨシがまたいい役どころなんだよねー。
福田雄一作品のときはコミカルなキャラの印象が強いけど、
今回はシリアスでちょっと嫌な役。
でも、言い方が嫌味なところがあるだけで、
本当はいいやつっていうところが物語が進むにつれてだんだんわかってくる。

彼自身も幼い頃に心臓病の手術をした経験があって、
心から子供たちを救いたいと願っているというギャップに乾杯。
それこそ、『重版出来!』や『大恋愛』のときのような、
いい意味で笑いのないムロさんだった。

しかも、確執があるはずのその2人が、
「人を救うことで自分も救われている」という共通点があって、
そこから意気投合じゃないけど、
お互いを認め合う感じになるってのが、
かつて敵同士だったのがいつの間にか仲間になってる
ピッコロやベジータ感を彷彿とさせてよかった。
その分、他のキャラクターはあんまり印象に残らなかったけど(笑)
中谷美紀も前半は存在感あったけど、
終盤はほぼ伊藤英明とムロツヨシで占めてたし。

ちなみに、お坊さんでお医者さんという"僧医"ってのは実在するらしいのだけど、
ドラマの中では時々お経を読んだり、説法したりするだけで、
救命救急そのものには関係がなかったものの、
患者と向き合うときに仏教の教えを説くことで
少しでも患者の心のケアをしているというところは、
設定がちゃんと活かされていてよかった。

最後の泉谷しげるのエピソードは本当に泣いた。・゜・(ノД`)・゜・。

金曜ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』|TBSテレビ

TBS 金曜ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』公式サイトです。2020年1月スタート。毎週金曜よる10時〜放送。

TBSテレビ

 

かわいさ爆発!!『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

2020年03月20日 17時03分19秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:7/51
⠀ ⠀ ⠀ 興奮🤩:★★★★☆
⠀ ⠀ ⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
キャラ勝ち✨:★★★★★

DCエクステンデッド・ユニバース第8作目。
2020年のスーパーヒーロー映画はDCが先行だね。

今回の主役はハーレイ・クイン。
あのジョーカーの"元カノ"。

とはいえ、昨年のホアキン・フェニックスがやった
『ジョーカー』のような映画を想定したらダメ。
ジョーカーがジョーカーに至るまでを描いた深い人間ドラマとは違い、
こちらはポップなキャラ推しの映画なので。

話としては、ハーレイ・クインがジョーカーと別れたことで、
失恋に悲しみながらも華麗に立ち直ってゆく過程を描きつつ、
強大な後ろ盾がなくなり、これまで彼女に恨みを持っていたやつらが
一斉に命を狙い出すというもの。
そこに、ひょんなことから知り合ったいろんな女性たちと徒党を組み、
最後は大乱闘にまで発展するというハリウッド映画らしい内容。

ストーリー自体は時系列が行ったり来たりするのと、
いろんなキャラの紹介があるので、
ちょっとややこしいところはあるんだけど、
この映画は物語よりも、
ハーレイ・クインのキャラクターそのものを楽しむものだね。

そういう意味では、この前観た『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』みたいに
"キャラ映画"と言えると思う。
ただ、そのハーレイ・クインの波乱万丈な設定や
ぶっとんだ人格は比べ物にならないほど魅力的。

日本のキャラ映画は、アニメならかっこいいのに実写だとちょっと寒いなって思うこともあるけど、
ハリウッドのスーパーヒーロー映画はアクションもCGも本格的で、
それ自体がもはやアニメキャラみたいに見えるから映える。

そして、彼女に惹きつけられるポイントは何と言ってもギャップ!

ジョーカーとの破局宣言のために工場を爆破し、
テキーラ爆飲みして人のバッグにゲロを吐き、
金属バットを華麗に操って人をボコボコに殴る
というモラルのカケラも持ち合わせていない非道っぷり。

そんなキメッキメのパープリン全開な言動なのに、
実は精神科医という優秀さと、
驚異的な身体能力を有するという設定がいい。

ここまで悪いことをしても憎めないのは、
(フィクションを前提とした上で)
単純に彼女がかわいいのと
その振り切りまくった性格ゆえだろうなー。

あとは、悪役なのにファッションがカラフルで
キラキラしているっていうのもまたカッコイイポイント。
あれが似合うのはうらやましい。
あんな色使い、一般人には真似できない。

今回の敵はブラック・マスクといって
標的とした人物の顔の皮膚を剥ぐサイコパスなんだけど、
これがユアン・マクレガーだからね、
ジェダイの騎士が暗黒面に堕ちた感じがした(笑)
しかも、言動が『レオン』のときの
ゲイリー・オールドマンにちょっと似てるっていうw

この映画は一応DCエクステンデッド・ユニバースに属する作品ではあるけど、
今のところ他の作品との関連性が見えないので、
ユニバースの中でどういう立ち位置になるのか気になるな。

「バーズ・オブ・プレイ」ってのは、ヒーローチームの名前ではあるんだけど、
原作ではそこにハーレイ・クインは入ってないっぽいんだよねー。

なお、今回ハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーは
プロデューサーも兼務しているというのだから、
かなりやり手な女優なんだろう。

しかも、監督はスーパーヒーロー映画で初のアジア人女性であるキャシー・ヤンという方なのだけど、
プリンストン大学で国際政治を専攻し、
ニューヨーク大学でMFAとMBAを取得した上に、
ウォール・ストリート・ジャーナルでジャーナリストをやっていたという才女。
世の中にはとんでもない経歴の監督さんもいたもんだ。。。

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』公式サイト 大ヒット上映中!

大ヒット上映中! 映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』公式サイト。悪VS悪!全米No.1大ヒット!“悪カワ”危...

ワーナー・ブラザース映画

 

最初と最後の温度差が激しすぎな『アライブ がん専門医のカルテ』

2020年03月19日 23時38分46秒 | ドラマ
がん専門の医療ドラマだったけど、
結局のところ女医二人の友情ドラマだったな。
そして、みんな"いい人"で終わった🙄

いや、いいんだけどw
いいんだけど、そもそもスタートがね、けっこう重かったし、
これは大バトルに発展しそうな気配があったから、ちょっと拍子抜け。

だって、恩田心(松下奈緒)の夫(中村俊介)が事故で意識不明になってたから。
その原因は執刀した梶山薫(木村佳乃)の医療ミスだったということで、
これは憎しみの上に成り立つ二人の女医のバチバチドラマかと想像してたんだよねー。

で、その真相を追うジャーナリストの関河隆一(三浦翔平)がいて、
世間にこの事実を公表して正義の鉄槌を下す流れかと思ったら、、、
まったく違う展開w

医療ミスの真相はいっしょに執刀していた須藤進(田辺誠一)の不注意だったし、
関河も悪い顔を見せながらも実際はそんなことなかったし、
このくだりはおんころ先生と梶山先生の
2人の関係性を強めるイベントのひとつでしかなかった。

てか、このドラマの本質はいまだ完治が難しいがんと、
それに向き合っていく患者の生き方を最大限に尊重する
心温まるドラマだったんだよ。

中でも高畑淳子の演技がとんでもなく素晴らしくて。。。
がんだからって何よ、あたしは好きなことやるわっていう芯の強い人でありながらも、
最後は弱々しくセリフを吐くところが泣けた。。。

がん患者の治療やケアに奔走しながらも、
上記の件で一時は仲違いしそうになった
おんころ先生と梶山先生も信頼関係を築いていったところで、、、
終盤は梶山先生に昔のがんの再発が見つかって
絶望に打ちひしがれるというまさかの展開。

最終回は綺麗に終わってそれはそれでよかったのだけど、、、
スタートがあれだからねぇ。。。
物語の始まり方と終わり方にだいぶ差がある(笑)

回を追うごとに雰囲気が穏やかになっていくという、
人間の人生を表しているかのような流れは、
個人的にちょっーっと物足りない感じはあったかなあ。

アライブ - フジテレビ

アライブ - オフィシャルサイト。2020年1月9日スタート。毎週木曜よる10時放送。松下奈緒、⽊村佳乃。

フジテレビ

 

跡部景吾全開だった『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』

2020年03月19日 00時43分34秒 | 映画


鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:43/50
⠀ ⠀ 笑い😂:★★☆☆☆
⠀ ⠀ 興奮🤩:★★☆☆☆
イケメン✨:★★★★☆

ドラマ版を観てないのに、なんで観たのかと言われたら
「前作を観てしまったから、、、」としか言えないのだけどw

前代未聞のプリンスバトルを繰り広げた前作の続きで、
今度は貴族が学園を乗っ取ろうとする全編を通じて様子がおかしい映画。

『HiGH&LOW』の学園版って感じなんだけど、
「王子が大渋滞してるよ!」や「DOR「どんなときも・俺が・レボリューション)」
という迷言をぶちかます謎の世界観。

これ、いわゆるキャラゲーならぬキャラ映画みたいなもので、
ストーリーそのものよりはキャラを第一に作られてると思うんだよね。
だから、LDHやイケメンに興味がなかったらただの茶番劇でしかなくて、
面白さがほとんどわからないと思う。
まさに、乙女ゲーみたいな感じなので。

が、その分キャラは濃い。
作中にはいくつか王子の派閥があって、
それぞれにテーマ曲が用意されてる徹底っぷり。
朱雀奏(片寄涼太)が率いる「Team奏」、
ヤンキーの「Team京極兄弟」、
生徒会から構成される「Team生徒会」、
ダンスが得意な「Teamネクスト」など。
(まあ、ここらへんは『ハイロー』といっしょだね)

で、今回出てくる貴族(ゆーてもホストなんだけど)も、
クラブ・ノーブル、クラブ・テキサス、クラブ・サンマルチノ、
クラブ・ゴッチなど複数の派閥があって、
映画ではその中のクラブ・ノーブルのホストであるドリー(白濱亜嵐)が、
聖ブリリアント学園に殴り込みをかけてくるというわけ。
(なお、ドラマ版ではそのドリーがホストになるまでを描いているらしい)

この貴族たちがおかしくってさ。
無駄な動きが多すぎるのと、
何かあるとすぐにホストの一気コールかけてくるんだよ。
ドリーに至っては『テニプリ』の跡部景吾を彷彿とさせる言動だし(笑)

ある意味中二病感あって、
最初は大して面白くなかったんだけど、
だんだんこのコミカルな登場人物にハマってくるwww

でも、個人的には『ハイロー』の方が好きだなー。
あっちは完全に殴り合いのケンカだから観ていて楽しい。
こっちはバトルらしいバトルはほとんどないし、
イケメンのキラキラっぷりを眺めてるだけだから、
男目線からするとハマれる要素が少ない。

しかも、また続きがありそうな終わり方だったから
王子と貴族たちの行末やいかにって感じ。

しかし、この映画に限らないけど、
ホストクラブのシーンやパーティーシーンってのは、
洋画と比べるとどうも安っぽく感じてしまうのはなぜだろうか。

『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』公式サイト

白濱亜嵐率いる“貴族”と片寄涼太率いる“王子”が火花を散らす、映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』は、3月13日(金)公開...

『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』公式サイト

 

のろけのビッグサンダーマウンテン『恋はつづくよどこまでも』

2020年03月18日 01時14分44秒 | ドラマ
くぅおおおおふ!!
え、え、今2020年だよね、、、?!
なのに、このドラマだけ9 0 年 代!!
最終回とかのろけのビッグサンダーマウンテンじゃんか!
ゴフッて血吐いたわ_:(´ཀ`」 ∠):

いやー、まいったねこりゃ。
医療がほぼ関係ない医療モノ。
舞台が病院なだけで、中身はコッテコテのラブコメだった。
コッテコテ・オブ・ザ・ワールド。
(しかも、仮面ライダー全開すぎるのもツボw)

主人公の佐倉七瀬(上白石萌音)が「好き!」という
たったひとつの感情だけで猪突猛進に進んでいくのが、
90年代のトレンディドラマっぽくて好きだったわ〜。
看護師としての上昇志向もあるにはあったけど、
ほぼ関係なかったねw
人生の9割が「てんど〜せんせ〜」って。

最終回とか観てるこっちが恥ずかしくなったよ。
なんだよ、あのジェンガのやり取り。
ブロックに集中しろし。

そして、そんなところで渡すんかい!
ってシチュエーションで指輪渡すしw
二人の世界に入りすぎてて逆に吹いたwww

でも、観てる方が恥ずかしくなるなんて、
本当に90年代のトレンディドラマ以来だから
懐かしい感じもしたんだよね〜。

佐藤健もさ、『ギボムス』でお調子者のパン屋やってたのに、
今回はツンツンしたドSの医師っていう振り幅の大きさに驚きだよ。
しかも、イケメンしか絶対やっちゃダメな流し目やセリフの数々。
(そいや、これで上白石姉妹両方と共演したことになるなw)

男目線からしたら佐藤健にキュンとすることはないのだけど、
漫画のキャラクターのような設定は単純に観て楽しかった。

でも、個人的には渡邊圭祐の方がカッコイイと思う。
(大幡しえりも出てたから、まさに『仮面ライダージオウ』だったねw)
成田凌もそうだけど、あの手のイケメンのすごいところは、
ヘナチョコな役も似合うところ。

彼も最後は漢気見せたけど、あの面接茶番すぎるだろwww
てか、なんで面接前に香里奈は志望者の情報知らないんだよwww
本当に最終回でいろいろぶっ込んでくるな(笑)

まあ、あえて思うところがあるとすれば、
女性陣が上白石萌音以外ほとんど目立ってなかったところかな。
吉川愛も堀田真由も好きだから、もっと出して欲しかった。。。

あとは、ライバルがちょっと弱かった気がする。
ひと昔前のドラマだったら、
恋敵ってのは平気で嘘つくし、「これ渡しといて」って言ったの渡さないし、
スキあらば「俺んとこ来い!」つって、
見方を変えればクソ野郎スレスレみたいなやつが多かった。

来生晃一(毎熊克哉)は策士かもしれないけど、
そういう意味ではパンチが弱かったような。
もし、ひと昔前のドラマみたいな恋敵がいたら、
男でもキュンキュンしたかもしれない。
今回のドラマはあくまでも女性向けのラブコメだったからね。

全体的に大きな障害もなく、始終お花畑のようなノリだったから、
後半やや食傷気味にはなったけれど、
最終回で一気にアクセル吹かしてきてやられた。

個人的には、ドラマはこれぐらいがちょうどいいなー(笑)
今期は『10の秘密』や『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』、
『テセウスの船』など考察系のドラマが多いからちょっと疲れる。

映画のように2時間で終わるならまだしも、
10話もあるドラマで頭使いたくないwww
まあ、SNSでの盛り上がりを考えると
そういう方がいいのかもしれないけど
(この流れは『あな番』で一気にきたと思ってる)。

しかし、佐藤健はずーっと目を細めてから
目疲れるんじゃないのかっていうところだけ気になった。

火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』|TBSテレビ

TBSテレビ:火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』の公式サイトです。

TBSテレビ

 

フィクションの中で言ったら大した秘密じゃなかったような『10の秘密』

2020年03月18日 01時05分36秒 | ドラマ
人の秘密がどんどん明るみになっていくサスペンスドラマ。
でも、個人的には「んー」っていう感じだったかな(笑)
もはやタイトルの"10の秘密"って何が10個あったんだっけって。

白河圭太(向井理)が娘の誘拐をきっかけに、
別れた妻、そのパートナー、建設会社の社長、幼馴染など、
いろんな人の秘密をどんどん知っていく流れだったんだけど、
「それぐらいの秘密、ドラマなら普通なのでは?」っていう印象で、
タイトルで"秘密推し"するほどの内容じゃなかった気がするんだよなあ。。。

結局、妻役だった仲間由紀恵がすべてを仕掛けるに至る根底にあった動機は、
飽くなき上昇志向と自己中心的な価値観だったということで、
理解はできるんだけど、それを感じるエピソードが人から聞いた話で、
本人の行動から直接感じたわけじゃないから、印象がちょっと薄い。。。
実の娘を誘拐したってのはあったけど、そこまでする?!っていう違和感。

総じて、あんまり締らなかったな。。。

あと、向井理が14歳の娘を持つ父親役ってのが、
自分と年齢が近いがゆえにちょっとびっくりだったのと、
娘役の山田杏奈の演技はすごくよかったと思う。

毎週火曜よる9時 火9ドラマ 向井理主演『10の秘密』| カンテレ

“秘密”のベールに包まれた人間の欲望が暴かれる本格サスペンスドラマ!愛する娘を誘拐され、さまざまな“秘密”に翻弄(ほんろう)されるシングルフ...

 

井沢さんの葛藤がほとばしりまくってた『絶対零度 ~未然犯罪潜入捜査~』

2020年03月16日 23時55分55秒 | ドラマ
これも今日で終わり!
最終回の犯人がまさかすぎて、それが一番の驚きだった。

『絶対零度』(のエピソード3〜4)は刑事モノを基本としながら、
「罪を犯した者を逮捕する」という従来の刑事ドラマとは
まったく異なるアプローチの仕方が特徴的なんだよ。

"ミハンシステム"は未然に犯罪を防ぐシステムなので、
AIがピックアップする人物はただの"怪しい人"でしかなく、
何の罪を犯すのかはわからない。

そして、殺人なのか窃盗なのか、
それらが実行される前に捕まえなければならないから、
ある意味タイムリミットが設定されている分、
緊迫感が増しているように感じるんだ。

特に、ラスト3話がヤバかった。
第9話で香坂朱里(水野美紀)が死亡。
第10話でテロ事件の真犯人が発覚。
で、第11話の最終回における井沢範人(沢村一樹)の究極の選択、と。

正直、香坂さんが死んだのはあんまりピンと来なかったんだけど。。。
ミハンシステムの法制化を強く望んでいたことはわかるけど、
立場上現場には出ないし、
各メンバーとの絡みがそこまで多いわけでもなかったので、
個人的にはあんまり思い入れがなかった。。。

彼女の死に関しては、井沢さんが一番怒り狂っていたけど、
彼は妻と娘を殺された過去により、
凶悪犯に強い憎悪がある設定なので、
他の人よりも大切な仲間が殺されたことに対する
精神的ダメージが大きかったんだろうな。

やっぱり第10話のテロ事件の首謀者が
判明したときが一番ゾクッとしたよ。
おまえかーい!って。
序盤からいたおまえかーい!って。
RPGのラスボスが物語の冒頭からいたパターン。

最終回も見ごたえあった。
2018年のシーズン3から続く井沢の妻と娘が殺されたという
過去の真相がついに明らかになり、
目の前にいる犯人を前に
復讐を完遂させるかどうかで葛藤するところが、
このドラマのずっと根底にあった流れへの
終止符となりうるかを物語っていたよ。。。

でも、悲しいのはその犯人の方でもあるんだよね。。。
犯罪がない世界はみんなが夢見ていて、
それに向かってがんばっていたのに、
彼だけがやり方を間違えてしまって
あんな結果になってしまったから。。。
目指していたところは同じなのに、
その過程ですれ違いが生じてしまうという。。。

ただ、このドラマ、正直そこまで集中して観れなかったのも事実。

最初にも書いた通り、犯人が罪を犯す前に捕まえるから、
「罪を犯したことに対する憎悪」みたいなのが沸きづらくて、
感情が入りづらいところもあった。

そんな中でも、個人的には本田翼と森永悠希の
やり取りが微笑ましくて好きだったー。
このドラマ唯一の癒し。

あと、日本のドラマの中ではアクションシーンが多くてかっこいいから、
横浜流星はむしろこちらに来た方がよかったんじゃないかと思う(笑)

絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ - フジテレビ

絶対零度~未然犯罪潜入捜査~ - オフィシャルサイト。2020年1月スタート 毎週月曜よる9時放送 出演:沢村 一樹, 横山 裕, 本田 翼

フジテレビ

 

1人三役はさすがにわかりづらいだろって思った『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』

2020年03月16日 00時42分18秒 | ドラマ
正直、よくわからないドラマだったな。。。

Mr.ノーコンプライアンス(佐藤二朗)からの依頼で
世の中のグレーゾーンに白黒つける飼育員さん(横浜流星)とミスパンダ(清野菜名)。
ここまではよかった。

で、飼育員さんは8年前に父親が失踪して白骨化遺体として発見されたため、
その真相を追って犯人に復讐するという裏の目的もある。
ここもわかる。

ミスパンダの正体は川田レンという人物の持つ願望が具現化したもので、
しかも川田レンは本当は双子の姉である川田リコであった。
ここでアウト。

もちろん設定としては納得できるけど、
1人に三役も入れてしまうと正直わかりづらく、
もはや誰の視点で観ればいいのか迷う。

そのわかりづらい中に恋愛要素やら葛藤やら入れ込んでも、
まったく感情移入ができない。。。

昔、双子の設定はそもそも役者がいないのと、
話もわかりづらくなるので控えた方がいいと言われたことがあったけど、
今回はまさにそれだったような。

結局、飼育員さんの父親の真相を追っていくと
Mr.ノーコンプライアンスに行き着き、しかも彼ではなく、
彼の子供たちの自作自演が原因だったわけだけど、
上記の設定の煩雑さが物語の理解を阻害していた気がする。

1話完結型の各エピソードの方はスカッとする感じでよかったんだけど、
メインストーリーのところがイマイチだったので、
個人的には今期一番面白さがわからなかったかなあ。。。

母親(山口紗弥加)はリコではなく、レンだけに愛情を注いだ理由はなんでだろうとか、
ミスパンダになる催眠がパンケーキにハチミツを垂らすのはなんでだろうとか、
本流の話についていけないと、そういう細かいところも余計に気になってしまい、
さらに本流を面白く思えなくなるという悪循環に陥ってしまった。

横浜流星と清野菜名のアクションはかっこよかったから、
もっと別の形で観たかったなあ。

エンディングテーマに最近話題のビリー・アイリッシュの歌を起用していたのは、
うまく流行を取り入れていると感じた。

なお、このあとhuluで後日談のドラマ配信するんだよね。
最近、チェインストーリーとか流行ってるけど、みんな観てるのかな。。。
僕の中では本編で完結しているので、どれも観たことがないのだけど。