Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

結婚承諾映画『招かれざる客』

2018年02月26日 00時09分04秒 | 映画


「午前十時の映画祭8」にて。
1967年のアメリカ映画。
タイトルからは想像できないほど、
人間ドラマが秀逸な結婚承諾ドラマだった。

当時はまだ黒人に対する偏見が色濃い時代だったと思うけど、
そんな中で白人ヒロインのジョアンナが
「あたし、この人と結婚するからよろしく!」
つって、両親は驚愕。
「なんで黒人と、、、?」

それは黒人男性のジョンの両親も同じで、
「なんで白人と、、、?」

後半から両家交えての説得劇なのだけど、
父親同士、母親同士、親子など、相手を入れ替えて、
ペアでお互いの考えをぶつけていくシーンが面白い。
男は現実的なマイナス面ばかり目について反対し、
女は感情を大事にして賛成し、
という男女の考えの違いがもろに出ている
主張のぶつかり合いが繰り広げられていた。

自分としては、ジョンの母親からジョアンナの父親へ放った
「男っていつしか情熱を忘れてしまうのよね。
 だからそんな冷酷なことが言えるんだわ」
という旨のセリフが刺さった(笑)

結局、その一言が、
ジョアンナの父親の考えを変えることになり、
ハッピーエンドを迎えるのだけど、
同じ子供の幸せを願う中で、
こうも考えに違いが出るものなんだなというのと、
この映画においては、理性よりも感情が勝ったんだなと思った。
まあ、現実的には、気持ちだけでどうにかなる問題でもないとは思うけど(笑)

ちなみにジョアンナの父親役を演じたスペンサー・トレイシーは
本作の撮影終了後、心臓発作で亡くなり、
これが遺作となってしまったそう。。。
その妻役で、現実にも彼のパートナーだったキャサリン・ヘプバーンは、
それがショックでこの映画の完成版は観ていないらしい。

さらに、その2人の娘ジョアンナ役を演じたキャサリン・ホートンは、
キャサリン・ヘプバーンの実の姪というトリビア(笑)

女のじゅんじゅわ~な『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』

2018年02月24日 00時59分29秒 | 映画


女のじゅんじゅわ〜映画。

戦争で負傷したひとりの兵士が、
女子学園に運ばれたことで、
そこにいる女性たちが女の欲望をむき出しにする話。
とにかくエロスである。

が、しかし、これは1971年に『白い肌の異常な夜』というタイトルで
クリント・イーストウッド主演ですでに映画化されており、
今回はそのリメイク。

個人的には、圧倒的にオリジナルの方がよかった。。。(笑)

話の流れはびっくりするぐらい同じで、
リメイクだからといって、ほぼ違いはない。
ただ、オリジナルはマジで衝撃的である。

最初は警戒していた女性たちがじわりじわりと
クリント・イーストウッドに心を開いていき、
ついには園長のババアから、年頃の先生、生徒たちまでベロチュウしまくりで、
セックスシーンや男の身に降りかかる不幸なシーンの表現も
リアルかつ大胆に映しており、
さらには女の嫉妬もきちんと描かれていて、
とても見応えがあった。

それに比べて今回の方は展開が早く、
各キャラクターの内面をつかみきれないまま
最後までピューっと走り抜けてしまった。
コリン・ファレルと女性たちの絡みも少なく、
予告であった「底知れぬ女たちの欲望に打ち震える」
といったナレーションは、
むしろオリジナルの方がピッタリだと感じるほど。

なので、オリジナルを観た人はかなり物足りないと思う。
新規で観る分にはいいかもしれないけど、
それならオリジナルを観て欲しい(笑)
どちらかといえば、オリジナルは女たちの方から男に近づき、
リメイクは男から女たちを誘っている印象。

そういえば、今回、オリジナルにいた
黒人の召使い役がいなかったのは、
時代の反映かな。

ツッコミどころ満載の『サニー/32』

2018年02月23日 01時37分13秒 | 映画


昨日に続き、また鬱な映画だった(笑)

佐世保小6女児同級生殺害事件を元にした作品だけど、
あくまでもキャストの設定だけで、内容は別物。

とにかく無駄に人が死にまくりで「グチャ」って音と流血の多い映画なんだけど、
もう本当にピエール瀧の悪役感と、
リリー・フランキーの頭わいてる感は、
すごくリアルで圧倒されるし、
門脇麦のデフォルトホラー感は観ているだけで寒気がする(笑)

しかし、いろいろツッコミどころは多かったな(笑)

おっぱい全開の『リバーズ・エッジ』

2018年02月21日 01時28分56秒 | 映画


『荒れる10代』というドキュメンタリーを観ているかのような映画だった。
割と胸クソ悪くなる青春の闇(笑)

時代設定がわかりづらいけど、
「牧瀬里穂のCM」、
「ウゴウゴルーガ」、
「オリジナル・ラブのコンサート」
というセリフから90年代初頭とわかる(笑)

特に目的のある話ではないけれど、
メンヘラ、ヤク中、同性愛、ビッチ、
摂食障害、援助交際を扱った作品が好きなら観てもいいかも(笑)

いろんな人のすっぽんぽんが拝めるのもポイントで、
特に二階堂ふみの「健康」を体現したようなおっぱいはとても印象的であり、
「神様、ありがとう」と心の中で思いました。


出演者でいえば、相変わらず吉沢亮がすごくきれいな顔をしていて、
高良健吾や岡田准一をマイルドにした感じで、
これは『ママレード・ボーイ』の松浦遊アリだなと思った(笑)

あとは今回、クズな役まわりだった上杉柊平は
どこからどう見ても松田翔太だったし、
独特な雰囲気を醸し出していたSUMIREは
菅田将暉に似ているなと思ったけど、
浅野忠信とCHARAの娘だと初めて知った(笑)

金属の爪を振り回していた男が夢と魔法を振り回していた『グレイテスト・ショーマン』

2018年02月18日 00時24分23秒 | 映画


ひょおおおお!ヒュー・ジャックマン最高かよ!
金属の爪振り回してた人が、今度は夢と魔法を振り回してる!!

音楽とショーがものすごくよくて大興奮!!
曲調、歌声、ダンス、そのどれもがきらびやかかつ力強くて圧倒された!!
ザック・エフロンがやると、『ハイスクール・ミュージカル』を思い出すけど(笑)

ちょうど1年前が『ラ・ラ・ランド』だったけど、
あれは物語と歌・ダンスの割合が7:3ぐらいで、
ミュージカルとして観ると物足りなさがあったけど、
今回は5:5ぐらいでかなり楽しめた!!

『This Is Me』って歌をうたうシーンがすごくかっこよくて、
まるでびっくり人間のアベンジャーズみたい(笑)

しかもこのヒュー・ジャックマンが演じたP・T・バーナムって人、
実在したんだね。

これはマジで映画館で観た方がいい!!

満身創痍すぎる『悪女/AKUJO』

2018年02月12日 20時50分01秒 | 映画


満身創痍でしかない映画。
みんな早く病院行って治療しなよって心から思う。。。

父親を殺された娘が復讐に燃える話なんだけど、
物語開始と同時にFTPゲームのようなカメラワークで、
とにかく斬って斬られて、撃って撃たれて、殴って殴られて、蹴って蹴られて、、、
流血しかしないバトルシーンから始まるのは圧巻。

途中、下着姿でも血だらけになりながら戦うのはなんか笑ってしまった(笑)

大切なものはすべて奪われ、ボロボロの状態で車にも轢かれるという、
主人公をどん底に突き落とし、
最後はHP1でがんばるという、
観ていてドッと疲れが出る内容だった。
しかもバイクに乗ったトンネル内バトルとか
『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』かよって(笑)

そんな中でも熱いラブロマンスを入れ込むのが韓国映画らしい(笑)

しかし、キム・オクビンが浅野温子に見えて、
シン・ハギュンがなだぎ武に見えて、
ソンジュンが小栗旬に見えて、
チョ・ウンジが木村文乃に見える映画だった(笑)

非情なるシスコン『コードギアス 反逆のルルーシュⅡ 叛道』

2018年02月12日 20時43分52秒 | 映画
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このアニメクッソ面白いな!!

ユーフェミアの暴走からラストまでの展開が目まぐるしくて、
マジで片時も目が離せなかった!!

ルルーシュの欲深さによる非情な判断と、
とはいえシスコンばりの妹想いな二面性がすごく惹かれる(笑)
登場人物多いけど、みんなキャラ立ってて好きだ。

あとシャルル皇帝の圧倒的な強大さね。
ガタイのいいモーツァルトみたいなおっさんなのに存在感ヤバイ。

エル・ファニングが菅田将暉に見える『アバウト・レイ 16歳の決断』

2018年02月11日 19時59分28秒 | 映画


トランスジェンダーの娘と
ビッチの母親とレズビアンの祖母の
3世代エンターテイメント(笑)

主人公はトランスジェンダーのエル・ファニングで、
彼女(彼)が手術を受けるために、
両親の同意書へのサインを得るまでの物語。

こういう真面目な意味で「性」を扱う映画は、
頭ではわかっても共感できないことが多くて、
過去も『キャロル』、『ムーンライト』、
『リリーのすべて』のどれもが、
割とアート寄りの印象を受けて、
自分の共感の範囲を超えてしまったから、
よくわからなかったのだけど、
今回はどちらかといえば、アートではなくホームドラマ寄りで、
トランスジェンダーの気持ちはわからないまでも、
ひとりの人間としてエル・ファニングの置かれた
家庭環境に対するもどかしさで楽しめた。

祖母役のスーザン・サランドンは陽気で面白いし、
母親役のナオミ・ワッツは、、、
俺だったら一生恨むと思う(笑)

エル・ファニングの演技がよくて、髪短くしたら、
どことなく菅田将暉に見えてきて、
菅田将暉もこんな役できそうだなと思った(笑)

個人的には姉のダコタ・ファニングの方が好みだけど、
最近はエル・ファニング出まくりだな。

マシュー・マコノヒーになら殺されてもいい『ダークタワー』

2018年02月11日 19時57分10秒 | 映画


ホラー映画の巨匠、
スティーヴン・キングとは思えないほどのアクション超大作。

とにかくマシュー・マコノヒーの悪役がマジでかっこよすぎる!!
胸の空いた黒シャツに黒パンツの、
全身黒に身を包んだ姿があんなに似合うなんてアンビリーバボー!
ハンサムな人は悪役ほどよく似合う!

しかも魔術師としてもレベルが高い。
一言「逝け」というだけで人を殺せるチート並の強さ。
幻術にテレキネシス、弾丸キャッチなど、
こいつ一人いるだけで、その国の軍事力は格段に上がるレベル!

子役といっしょに戦うガンスリンガーのイドリス・エルバが、
『ターミネーター2』のアーノルド・シュワルツェネッガーを彷彿とさせる。

しかし、こういう映画に出るアジア人は
大体中国人か韓国人で、日本人でないのが残念(笑)
今回出てたクラウディア・キムは英語の発音も自然だったし、
身長177cmとズバ抜けたスタイルの持ち主なので、
ハリウッド映画にはこちらの方が重宝されるのだろうか。

あらゆる映画を内包した『ガーディアンズ』

2018年02月11日 19時55分01秒 | 映画


人生初のロシア映画。
だが、中身がすごい。。。(笑)

『X-MEN』、『アベンジャーズ』、『ファンタスティック・フォー』、
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『ジャスティス・リーグ』、
『ターミネーター』、『スター・ウォーズ』、
あらゆる映画の要素を取り入れた、金をかけた同人作品のよう(笑)
おそろしあ〜おそろしあ〜。

敵を倒すために、かつて遺伝子操作の実験体となった、
世界中に散らばった4人の超人たちを集めるところから始まるのだけど、
10分で全員見つかり、10分で全滅(笑)

そしてラストはまさかの『ドラゴンボール』風(笑)
からのエンド・クレジット後のおまけムービーはマーベルのように続編を匂わせる(笑)

既視感によって成立している映画だけど、
映像は派手で、日本のアクション映画よりは断然かっこいい(笑)

しかし特筆すべきは、
メインキャラからモブキャラに至るまで、
出ているロシア人女性がみんなクソ美人ということである。

全然泣けない『今夜、ロマンス劇場で』

2018年02月10日 21時49分16秒 | 映画


んー、泣けない(笑)
なんか惜しいって感じがした(笑)
涙まであと少し!的な(笑)

綾瀬はるかと本田翼と中尾明慶がいたから
『奥様は、取り扱い注意』を彷彿とさせる映画だった(笑)

王道といえば王道。
男か女のどちらかが病気とか、秘密があるとかって映画は、
53万%泣かせにくるから、
そのクライマックスまでに多くの楽しいシーンやケンカのシーンなど、
いろんな思い出を作る流れになると思うけど、
これもまさにその通り。

だから、綾瀬はるかと坂口健太郎のやり取りを観た上で、
泣けるかなと思ったのだけど、
今回は綾瀬はるかが映画の中から出て来たってことで、
そもそも人なのか亡霊なのかってその存在自体への疑問が拭えず、
何をしても「まあこの世界の人じゃないし、そうなるよね」
って思っちゃって、映画の世界にのめり込めなかったな。

まだ、綾瀬はるかがこっちの世界で死の危機に瀕し、
元の世界に戻らないと助からないが、
そうすると二度とこちらには戻れない、
っていう方が個人的には泣けたかもしれない(笑)

監督の武内英樹って方は、
『みにくいアヒルの子』や『ドク』、『神様、もう少しだけ』など、
俺が小さい頃に好きだったドラマの演出をしていたようで、
それらと比べると、今作はいまひとつだったかなあ。

始まりと終わりの温度差が激しい『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』

2018年02月10日 21時43分26秒 | 映画


「午前十時の映画祭8」にて。
1987年の西ドイツ映画。

太ったおばちゃんの大きなおっぱいがちょいちょい見れるサービス映画(笑)
物語冒頭のカフェに集う人々のけだるい感じから、
終盤のハッピーな空気へと内容が大きく変わる独特な内容だった。

主人公のジャスミンが夫と喧嘩別れして、
成り行きで砂漠のカフェに居つき、
そこに集う人々との交流を通じて、
まわりにも変化が起こる話。

ただの宿泊客だったジャスミンが、
手荷物の中にあった手品セットで
いつの間にやらカフェの看板娘になってたけど、
別にそこの苦労や葛藤があるわけでもなく、
流れでそうなってしまうだけなので、
ある意味ゆるゆるした映画(笑)

当時、大ヒットしたらしいけど、そこまではわからなかったかな。
主題歌はどこかで聞いたことある気がする。

オリジナルを超えられなかった『マンハント』

2018年02月10日 01時32分57秒 | 映画


これはひどいリメイクだな(笑)
元は1976年の高倉健や原田芳雄が出ている
『君よ憤怒の河を渉れ』って映画なのだけど、
圧倒的にオリジナルの方がいい(笑)

まあオリジナルも着ぐるみ感満載の熊が出てきたり、
新宿を馬で駆け抜けたりと、
なかなかツッコミどころのある映画なのだけど、
それでもテンポがよく、
濡れ衣を晴らすために事件の真相を追う高倉健が渋い映画なんだ。

でもこれは、、、(笑)
ちょいちょいオリジナルの設定は入っているのだけど、
登場人物が多すぎるがゆえに、各キャラクターの扱いが薄くなり、
それぞれの行動根拠が乏しすぎた。
「なんでそんなことしてるんだっけ?」って
常に頭に「?」マークが浮かぶぐらい(笑)
それほど中身が薄いまま話がどんどん進んでいく(笑)

そんな内容だから、他にも変なところに目が行っちゃうんだよね。
「その弾絶対当たってるだろ!」とか。
「声と唇の動きが合ってない!」とか。
中国語で撮影したのかわからんけど、
日本人キャストの声と唇の動きが合ってるときと合ってないときがあった。
あと、中国人女優なのに、役名が日本人とか。
その人、日本語でもしゃべるのだけど、
声と口は合っているのに、何かアテレコ感あるとか(笑)

最大の謎は、本編終了後に、
監督と福山雅治の対談映像が流れること(笑)
むちゃくちゃ番宣感あって、
「むしろそれDVDとかの特典じゃないの?」って思った(笑)

『ミッション:インポッシブル2』や『レッドクリフ』の
ジョン・ウー監督だから期待したけど、残念(笑)

ただね、福山雅治は超絶かっこいいよ。
何食ったらそんなかっこよくなれんの、と。

既視感たっぷりの『不能犯』

2018年02月08日 08時45分53秒 | 映画


んー。
ギアスを手にした闇に堕ちた日暮旅人って感じ(笑)
世界観は『DEATH NOTE』っぽくもあり、
さらに『僕たちがやりました』のメインキャストが3人もいる上に
爆弾というシーンもあり、
いろいろ既視感たっぷりな映画(笑)

普通の現実世界に、チート能力を持った敵がいる場合、
その能力の虚を突くか、同等の能力を持った対となる存在がいない限り、
脅威の排除はできないと思うけど、
そのどちらでもない予想外の方向に(笑)

洋画だったら、その能力の正体や身についた経緯を
割と科学的に話したりするけれど、なんか曖昧なまま(笑)

個人的には、白黒はっきりつける映画を好むので、
総じて消化不良(笑)

たた、矢田亜希子が一番怖かった。。。
俺、ホラー嫌いだっつてんのに。。。

こういう映画なら、人が死ぬシーンは
『ファイナル・デスティネーション』シリーズのように、
もっとグチャミソした方がリアリティあってよさそう(笑)

優香のエロさがほとばしる『羊の木』

2018年02月04日 01時54分40秒 | 映画


ビクッとするようなシーンがちょいちょいあるサスペンス系の映画だった。
(ちなみに俺はホラーとか一切見れないビビりである)

元受刑者たちを受け入れることで
過疎化を防ぐプロジェクトが進行する
魚深市という街が舞台だけど、
そんなところに6人も元殺人犯が来るもんだから、
始終「何かあるんじゃねえか、誰か死ぬんじねぇか」
ってビビりながら観てたから疲れた(笑)

しかし、そんな不安をよそに、
今回最も目を引いたのは、
優香の若い頃とはまた違ったエロさである(笑)

あと松田龍平は、何考えてるかわからない、
感情の起伏がほぼない役が似合うな(笑)