風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

書評:ビジョナリーピープル

2008-02-18 16:25:36 | Weblog
ビジョナリーピープル  ジェリー・ポラス
            スチユワート・エメリー
            マーク・トンプソン   著

を読んだ。

<私が理解したビジョナリーピープル>

「自分の人生の中で、これはやらないといけない、と
思いついたことに忠実にそして、それに意義を感じて
自分の時間と愛情を注ぐ。
必ず軋轢、失敗が生ずるが、自分が信ずる大義に忠実
に少しでも前に進まなければならない。
結果として、いずれの側面かは別として、その人は
地球上の組織、人々に大きな影響を与える。
ただ本人は並外れたことをしているとは思わないし、
いまだ未完であると思っている。」
私が思うに、これがビジョナリーピープルである。

<ポイント>

・個性によって成功するかしないかが決まるのではない。
その個性を糧にして何をするかで決まる。
・並外れた人たちやチームそして組織というのは、たいていの場合、
ごく普通の人たちが自分自身にとって大切だと思っていることが、
結果的に並外れているにすぎない
・人生には「情熱・覚悟・能力」が必要
・逆境こそ仕事の実力を向上させるチャンス。これは「凡庸」から
「非凡」に向かう道筋
・ビジョナリーな人たちは、「自負心と言うものは、挑戦し、そして失敗する、
また挑戦し、失敗する。そしてささやかな勝利をこつこつと積み上げ、
毎回少しずつよい仕事をするところから生まれる、」と主張する。
・ビジョナリーな人が永続的な成功をおさめられるのは、力の源である
さまざまな情熱への中毒を押さえ込みながら、建設的な習慣を守り
続けているときなのだ。
・敗者はそれを失敗だと言い、勝者はそれを学習だと言う。
・ドン・キホーテ的生き方
「失敗に失敗を重ねても、自分のビジョンと使命感を忘れない」
・永続的な成功をおさめている人たち
「生きがいがあるからこそ、有意義なことに打ち込もうとする。
そして実際に、知名度や社会的な重圧を気にせず、そうした
有意義なことに打ち込んでいる」
・ビジョナリーピープルの三種の側面
①意義
独創的な仕事をする、有意義なことをする
②思考スタイル
自分の時間をその情熱に振り向ける
③行動スタイル
達人になる、仕事に愛情を注ぐ

<感想>

梅田望夫の「ウェブ時代をゆく」に通じるものがある。
ビジョナリーピープルのほうが古い本であり、間接的に
梅田さんも影響を受けているのか。仕事でも何でも
自分がこの地球上でやるべきこと(梅田さんはこれを
見つけるためにロールモデルを提案されている)を見つけ、
あるいは仮説を持ち、それを実現するために人のネットワーク
を最大限活かして行くことが必要だ。多少、嫌われても。

以上
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書評:ウェブを変える10の破壊的トレンド

2008-02-18 15:54:28 | Weblog
「ウェブを変える10の破壊的トレンド」   渡辺弘美 著
を読んだ。

こう言っては何だが、
10のトレンド(10にまとめることはすごいとおもうが)は一応
把握しているつもりである。
ただ、この著者はすごく勉強している。
例示されているサイトは結構知らないものが多く、
これから改めて、見て勉強する必要がありそう。
この本の例示サイトはすごく勉強になりそうな予感。

また、以下の感想を持った。
1.インタフェース(私の解釈ではユーザインタフェース”UI”)は大切で
特にそれを司るソフト技術は重要、という点は同感。i-phoneのUIは
技術は別として確かにすばらしい。

2.「情報化社会」から「関連性社会」(p207)へは同感だ。
人間も情報を関係性の中でものを認識しており、それを支援する道具は
ありがたいはず
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