風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

本:経営は何をすべきか

2014-05-25 12:47:46 | Weblog
題名:経営は何をすべきか
著者:ゲイリー・ハメル
訳者:有賀裕子
発行所:ダイヤモンド社
21世紀型の経営とはどうすればよいのか、20世紀に行われた経営スタイルとは何を変えないといけないのかを述べてくれている。スピード、創造性が日常的に求められる時代の経営の在り方が書かれている。この本で言われているように、フォードがT型フォードを大量生産した時代に端を発し、20世紀の後半で確立された経営スタイルのままの会社が確かに今でも多いと思う。
著者に指摘では
・従順さ、勤勉さ、知識だけしか引き出せないなら、あなたの会社はいずれ・・・
・ピラミッドの頂点に位置するのは「情熱」である。
・幹部層の報酬体系は、イノベーション重視で決まっているわけではない。
・マネージャにはルールを廃止するのではなく設けようとするインセンティブがある。
・自由vs統制のような、人間組織を長く悩ませた、克服できそうもないトレードオフを・・・・

とかとか、書いてあってじゃあこれを乗り越える経営方法は、多様性、権限の分散、セレンディピティ―、リソースの融通さと説いている。実際の会社の例も多くおもしろい。
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本:マネーボール

2014-05-06 13:29:23 | Weblog
題名:マネーボール[完全版]
著者:マイケル・ルイス  訳者:中山 宥
発行所:早川書房
有名な本であるが今まで読んでいなかったので読んだ。
というのは、ビッグデータ流行りで、記録/データというものを
重要視する傾向が強くなってきたのでその元祖本であろうと思われる
マネーボールを読んでみたくなった。
読んでみて
①データの取得には常識に囚われない新しい定義/発想が必要・・・この本の例だと、出塁率、長打率を中心におく。
②データは主観を入れずに何でも正確に全部入れこむ。
③過去のデータは未来に役立つと信じる
と言う感想を持った。
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