風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

本:住んでみたドイツ

2014-01-23 13:03:01 | Weblog
題名:住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち
著者:川口ロマーン恵美
発行所:講談社
もっと軽い本だと思って読んだら、結構重たい本だった。
サービスの良さに関しては日本の勝ち、義務教育が丁寧で平等なのも日本の勝ちはわかる気がする。
ただ、そのほかの点については、ドイツを知らないせいか、そうなのかなあという感じ。
著者の方がドイツになじんでいらしてそれなりに理屈っぽい点もなんとなく重たい本と
感じる理由だろう。
多少ではあるがドイツ、あるいはEUを理解するのに役立った感じはする。
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本:爆速経営:ヤフー

2014-01-13 14:41:44 | Weblog
書名:爆速経営 新生ヤフーの500日
著者:蛯谷敏
発行所:日経BP社
井上社長から宮坂学氏にバトンタッチされたヤフーの宮坂体制確立のドキュメント。
つぶれてもいない、業績もさほど悪くない会社の中で、でも現状を大企業病と認識し、
今のままではあぶないと感ずる新経営陣たちが社長交代というタイミングを
活かして、社員をを今までとは違う舟に乗せるためのドキュメントと言ったら
良いでしょうか。
やりかたはオーソドックス。悔しいけど我々も何度かトライした内容。
やはり、明確な目標のセットと人の気持ちの合わせですね。
TIPSは以下。
・若い人に早く挫折を経験させる
・誰かに見られていると意識させる
・ティーチング、フィードバック、コーチング
・頑張る人が報われる、頑張った人を報いる、報われる基準の明確化
・会社のバリュー(行動規範)を給料に反映させる
・無理な目標は人を活性化したときに実現される
・エンジニアの中で黒帯タイトルを設ける
・斜め会議で、上司について知っていること、続けてほしいこと、やめてほしいことを言う
・提案書は集中センターで作る
・仕組みとスピード
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本:NPOの経営

2014-01-06 18:43:12 | Weblog
題名:非営利組織の経営
著者:P.F.ドラッカー

ちょっと訳があり、この本を読んだ。英語の題名の方がわかりやすい。
「Managing the NonProfit Organization」

ドラッカー先生は非営利組織の方が、一般の企業に比べると関係者が多く、
また、そのひとつである、たとえば理事会や(教育)委員会は非営利組織の
トップ(この本ではCEOとなっている)とは別の機会に選出されており、
全体のバランスをとるのが難しいと書いている。
その意味では、非営利組織のCEOは、しっかりビジョンを描き、
成果を明確にする必要があると書かれている。
確かに売上、利益で動いている組織ではないので、関係者への多面的な
説得が必要であろう。
また、ボランティアを無給のスタッフと定義し、施策や行動のリーダー
をやってもらうことが、組織にとっても、ご本人にとっても良い、と
書かれている。
人の強みを活かせ、リーダーは現場を知れ、とはドラッカー先生が
いつも言われていることで、この本でも書かれている。

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