風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

本:パラレルワールド

2015-06-28 14:57:26 | Weblog
電子ブック
著者:ミチオ・カク
訳者:斉藤隆史
出版社:NHK出版
2005年の本であるが、量子論から宇宙論までその時点の最近情報が盛り込まれておもしろかった。宇宙はユニバースではなくマルチバースであり、それが並行に存在しているというのは有力な仮説のようだ。生まれたばかりの我々の宇宙は非常に小さく、この部屋の中にも小さな宇宙が沢山存在していると言われると驚いてしまう。量子論は確立であり、時間軸の節目でおこる事象も確立である点がおもしろい。私はこの宇宙の中で死ぬが他の宇宙の中では生きている確率もあるらしい。
この本の最後に書いてある「自分が登場した時よりも良い状態の世界を残そうとする」ことが我々の責務であると書いてある。すばらしい。長い本だが読んでよかった。
コメント
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