風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

水煮三国志

2011-02-19 14:11:23 | Weblog
書名:水煮三国志
著者:成君憶(Cheng Junri)
翻訳:呉常春、泉京鹿
発行所:日本能率協会マネジメントセンター
Oさんに紹介されて読んだ。中国の2003年のビジネス書。三国志になぞらえていて登場人物も劉備、曹操などである。感想を言えば、中国のビジネス書ってこんな感じなのかという感じ。
一言で言えば、自分対他人とか、自分対部下とか、自分の会社対競争相手会社というような意識が結構対立関係で考えられているような気がする。日本の会社経営や部下との関係って、共存共栄意識が、より強いと思う。この本のどこがということはあまり言えないかもしれないがそう感じてしまう。常に対立構図で考えながら、のし上っていくという文化なのだろうか。それとも三国志になぞらえているからこうなっていて実際は違うと言うことだろうか。
以下はなんとなく印象に残った部分。
■人に好かれる秘訣。①笑顔の練習、②親しみを込めて挨拶、③人の手伝いをする・・・・・
■観察とコントロールに気をつけていれば、陰謀を見逃すことはない
■賢人を任ずることができなければ賢人たちは離れてゆく
■勤勉な振りをする人間がいるので注意。①書類を持って忙しそうに歩き回る。②パソコンをにらんで一生懸命キーボードを打つ、③机の上を書類や資料で山のようにする、④慌てたり、悩んでいるふりをする
■野菜市場の理論・・・八百屋は見ていないと重さをごまかす。経営者は文句の出ない従業員の給料は削ることがある。・・・労働力は特殊な商品である
■会社で評価される条件・・・①敢えて責任を引き受ける、②仕事を楽しむ、③プラス思考で困難に対処する。
■弱肉強食のビジネス環境では絶えず成長し続ける人間だけが勝者として笑える。
■バケツ理論・・・石は緊急ではないが重要な仕事、砂利は緊急で重要な仕事、砂は重要ではないが緊急な仕事、水は緊急でもなく重要でもない仕事。
バケツがあるとして、水を最初に入れたらもう入らない。一番目に石、それから砂利、それから砂、あとは入るだけの水・・・・・要は七つの習慣。(これって著作権侵害??)
■何があっても経営者をけなさない
■勇猛果敢に上司と接すること。物怖じしてはいけない
■勇猛果敢な部下になる秘訣・・・①責任を全うすること、②勇気を持って提言すること、③チャレンジを恐れないこと、④退くべきときは潔く退くこと
■経営者とのコミュニケーション・・・①会って話せば自分の価値を実感させられるという意識で臨む、②興味を引きそうなトピックを用意周到に準備して臨む、・・・・・
■信条・・・①自分が成功するか失敗するかは心構え次第、②自分の長所と欠点は自分が生み出したもの、自分の意識次第で欠点は変えられる、③自分は何をすべきかを常に自問する・・・・
■ライオンがライオンである理由はその鋭い牙とつめにある。
■まずは行動する
コメント
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