風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

イギリス人と日本人

2012-08-23 17:06:20 | Weblog
書名:けっこう笑えるイギリス人
著者:山形優子フットマン
発行所:講談社

ロンドンオリンピックに合わせてこういう本が出てくるのだろうか。ある書評で取り上げられていたので読んでみた。
確かに前半は笑えるが後半は笑えない。前半は、イギリス人と日本人のエチケット感の相違や表面上はよさそうに見えて実は最悪と思われるイギリスの医療制度が取り上げられている。どちらかというと前半は日本のほうが良いですよ、というお話。後半は、イギリス人の自立性、それに基づく個性、そして人と違うことを尊重するカルチャーについて述べられている。ここに至ると、日本人の見かけ上の民主主義、曖昧にする文化、趣味の世界にまで入り込んでいる先輩/後輩など痛いご指摘となってくる。
結婚されて30年間イギリスに住み、イギリスでの子育ても経験された筆者ゆえに、イギリスと日本を冷静に見ておられることはよくわかる。ただ、日本で働いた経験を持たれていないので、特に最近の日本の企業やビジネスマンマインドについてはやや理解されていないなとも思える。基本的に企業戦士としてみておられるので。イギリスと日本の奥様達の間での情報交換ではそうなってしまうのも致し方ないかもしれない。
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マイクロワールド上下2巻

2012-08-18 16:48:55 | Weblog
書名:マイクロワールド
著者:マイクル・クライトン、リチャード・プレイストン
翻訳:酒井昭伸
発行所:早川書房

「ジュラシック・パーク」で有名なマイクル・クライトンの遺作となった
「マイクロワールド」の上下2巻を読んだ。
極強の磁場の中で人間が1/100にさせられて始まる冒険。
あまり真剣にならずに、お楽しみとして読む分には良い。
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