風録blog

風のごとく過ぎ去る日々を録したい

本:GRITやり抜く力

2017-01-13 16:37:49 | Weblog
題名:GRITやり抜く力
著者:アンジェラ・ダックワース
訳者:神崎 朗子
発行所:ダイヤモンド社
心理学者、社会学者であるチャイニーズ系米国人の女性が書いた本。持って生まれた才能より、自分が情熱を持てそうなことを「やり抜く力」の方が
重要だと言う本。それを海兵隊に入った後のその後や、画家などの芸術家の結果、スポーツ選手の結果(メダリスト)へのインタビューや数値データに基づいて調べ上げている。
<ポイントは以下>
■人間の防御心が働き、「天才と言うのは神がかった存在だと思えば、それにくらべて引け目を感じる必要がないからだ」というのがある。
■人生の長いマラソンでどこまで頑張れるかは、体格や基礎体力の違いではなく圧倒的に「努力」にかかっている。
■成功するには「やるべきこと」を絞り込むとともに、「やらないこと」を決める必要がある
■重要性の低い目標にまでしがみついて、どれも必死に追い続けることはできない
■やり抜く力は「情熱」と「粘り強さ」から構成される
■必死に努力する前に、まずは楽しむことが大事
■「初期」はまず、興味のあることを見つけて掘り下げて行く段階
■上達するためには意図的な練習が必要、ある一点に絞ってストレッチ目標(高めの目標)を設定する
■しっかりと集中して、努力を惜しまず、ストレッチ目標の達成を目指す
■改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度でも練習する。
■自分たちのすることは、ほかの人々にとって重要な意味を持つ、と思うこと。そういう目標設定が必要。「内なる良い精神」が必要。
■若いうちに「目的」を持った生き方の手本となる人物(ロールモデル)に出会うことが重要。
■明日はもっといい日にしてみせる
■子育ては「愛情ゆえの厳しさ」
■自分の「やり抜く力」を強化したいのなら、「やり抜く力」の強い文化をみつけ、その一員となること
■失敗はどうしても起こるもの。その時にどう対処するかによって、成功するかどうかが決まる。失敗や挫折を乗り越えることを学ぶ必要がある。
■「やり抜く力」が強いと言うことは、一歩ずつでも前に進むこと。「やり抜く力」が強いと言うことは、興味ある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。「やり抜く力」が強いと言うことは、厳しい練習を毎日。何年も続けること。「やり抜く力」が強いと言うことは、七回転んだら八回起き上がること。
■「情熱」とは、自分の最も重要な目標に対して、興味を持ち続け、ひたむきに取り組むこと。「粘り強さ」とは。困難や挫折を味わってもあきらめずに努力を続けること。
コメント
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