生きる力になれば

ペンネーム良寛地蔵。70代のブログです。言葉で生きる力になればと綴って15年が過ぎました。

雲が晴れる

2019-01-01 21:40:18 | 日々の暮らし
書の題材に漢詩の

『雲収山岳青』

(くもおさまってさんがくあおし)

があります。


「雲が切れて、青々と

した山が現れてきた」


という意味です。


しかし、この詩には

もうひとつの意味が隠されています。

『あなたはあなたらしく、そのままでいい

求めるものはすでに手の中にある。


自分の前にかかった雲が晴れたらその自分が

はっきり見えて来るだろう』


そのような意味があると言われています。


まだまだ、自分が見えない人は、

モヤモヤの雲が

かかっているからだ。

自分を理解すれば

おのずと雲が晴れる


自分の長所、短所を理解して私らしく生きる。


しかし、また悩みという雲がかかる

それが、晴れる。


何かその繰返しなのかも知れません。

そのような日常の姿のようだと感じてしまいます。


あなたは美しい山なのです。


悩みという雲がかかる時も有りますが、いづれ雲もなくなりまた、あなたらしい美しいあなたが現れます。

元気が出たら嬉しいです。
新年の力になれば

合掌


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新年

2019-01-01 01:22:07 | 日々の暮らし
新年明けまして

おめでとうございます。

今年もよろしく

お願いいたします。


『天地の心』

「天地をもって

わが心とせば

いたるところ

安楽なり」

(慈雲)

江戸時代中期の僧。

慈雲は仏法を究める

なかで人間の幸せにつ

いて悟った。


日や月は下を照らすが


自分の恩恵としない。


山や川は生きとしいけ

るものを育むが


自分のものにはしない。


そういう天地のような


広い気持ちになれれば


、案外に人間は楽に


暮らせるものだと


説いている。


若い内は自分の事ばかり考えて生きてしまいがち。

年を経てこの意味が分かるものです。

自分の生き方が

天心

地心

になれば生きざまも変わる。

見えてくる景色も変わる。

人相も変わる。

説得力も変わる。

輝きも違う。

年を重ねたら

そうならなくては。

新年の自戒としよう。

「めでたさも

中ぐらいなり

おらが春」

(小林一茶)


(新年を迎えた。

私の正月はめでたいと

いっても、まあ

いいかげんなもので

あるが、それでも

いいではないか。)

私の思いと同じです。

あやふやな幸せが

一番です。

正月はお見舞いと神社巡りに行きます。

皆様の「生きる力になれば」と祈願してお詣りしてきます。

合掌



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