古稀を過ぎた主夫の独り言日記

主夫の独り言
やれるまでは小学生とサッカー
合唱は再開しました
アフリカの想い出

庭の草刈り (アフリカの想い出)

2012-09-05 20:49:26 | アフリカ、想い出
バンボが我が家に来るまでの数か月間、私は暇を見ては草刈りをしました
機械ではありません
草刈りの道具です
名前は忘れました

幅4cm、長さ1m位の鉄の板の先は、孫の手のように緩やかに曲がっています
先端から30cmぐらいには刃が付いています
木の取っ手が付いていて、これを握って左右に振るだけです
鎌の方が余程効率的ですが、姿勢はこの方が遙かに楽です

街でも、田舎でもこれを振って草刈りをしている人がいつでも見られました

私もこの道具を買い込んで、草刈りを始めたのです
広い庭ですから毎日やっても追いつきません
時間もそんなには取れません
暇を作っては、運動のつもりでやっていました

ある日、いつも通りに道具を振っていると
突然、激痛が襲いました
思わず道具を振り捨てました
足長蜂のような虫に右手を刺されたのです

蜜蜂にはよく刺されていましたが
痛みの度合いが違いました
これ以来、草刈りが臆病になりました

その後、バンボを雇ってからは
彼が草刈りをするようになりました
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ハリネズミ (アフリカの想い出)

2012-09-05 20:27:30 | アフリカ、想い出
我家は一軒家
教員住宅で、4DK
敷地は300坪以上ありました
庭の一角には5,6本のバナナの木が生えています
このバナナを私は何度か収穫しました

小さなパパイヤの木もありました
握り拳ほどの実を収穫して食べました
グアバの木もありました

その庭に、ある日ハリネズミが二匹でやってきました
握り拳にも満たない、小さな命です
私は、彼らをダイニングに招き入れました
そして、毎日ご馳走をふるまいました

しかし、不慣れなご馳走を食べすぎて
遂に一匹のハリネズミが死んでしまいました
後悔先に立たず
私は残されたハリネズミにさよならを告げました
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カメレオン

2012-09-05 20:09:12 | アフリカ、想い出
アフリカで生活している時、庭にカメレオンを見つけました
見ているだけでとても和みます
手を差し出すと、臆せず私の手に乗りました
家の中で飼うことにしました

餌は生きている昆虫です
虫を捕まえてきては、暫く与えました
捕虫を観察するのも、私にとってはとても魅力的でした
しかし、数日で私は彼を庭に戻しました

自然の中が、彼にとって一番の場所だと思ったからです
暫く彼は私の庭で生活していました
そして、どこかに旅立ちました
その後も、何匹かのカメレオンが我が家を訪れてくれました
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ミンミンゼミ

2012-09-05 19:21:43 | 日本語教師のつぶやき
夏も終わりに近く、蝉の声も少なくなっていますが
ミンミンゼミから話を拡げます
先日、東京目白に住む恩師から手紙が来ました
その一節に、隅田川を挟んでミンミンゼミの生息数が異なるとありました
隅田川の向こう側はアブラゼミのジイジイが大勢だというのです

私の子供の頃、ここ静岡ではアブラゼミとミンミンゼミが共存していました
その頃はクマゼミのシャーシャーを聴くと、たもを持って家を飛び出したものです
あの大きさと声に憧れさえ持っていました
ところが、今ではどこに行ってもシャーシャーの声
その隙間でジイジイとアブラゼミが鳴いています

クマゼミはミンミンゼミを完全に追い出してしまったようです
そんな中、昨日墓参に行った際、ミンミンゼミの声を聴きました
寺は山の麓にあり、周りの山は杉や桧の森です
一匹のミンミンゼミが鳴く声にとても落ち着きました
ミーンミンミンミーン、ミーンミンミンミーン
少しさみしそうな声でした

東京のミンミンゼミはクマゼミの襲撃をまだ受けていないようです
クマゼミが箱根の山を越えられないのです
これはニュウナイスズメが関東地区に進出できないのと同じです
自然の中でもこのような淘汰は進んでいます
しかし、爆発的な淘汰も時に起きます
それは、人間が持ち込んだ他地域の動物です

人間の活動が自然かどうかは難しい課題ですが
大きく見ればこれも自然だと私は考えます
嵐を避けるために船を寄せた島に、船の鼠が乗り移って、種を滅ぼしたとしても
それは自然のなしたことだと、諦める以外ありません
しかし、意識して持ち込んだ動物は許してはなりません

厳しい環境で育った別地域の動物は、しばしば種を滅ぼしてしまいます
これは長い時間をかけて人間が学んだことです
管理できない動物を飼育してはいけません
海外の珍しい動物をペットにしてはいけません
珍しいからと言って、動物を売買してはいけません

人間のエゴを許すのはあなたです
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