野田首相が先日、重いことを言いました
勘違いされるのを恐れて先に言いますが、私は民主党員ではありません
『国際会議の席で、日本のトップは「初めまして」から始めることになる』
そう、小泉政権以降、毎年のようにトップ交代があったのですから
調べてみたら、私が政治を意識してから26人の首相が立ちました
最初は岸首相、安保反対のデモを真似て遊んだ覚えがあります
次の池田首相は、「貧乏人は麦を食え」という言葉に感動しました
僕も、いつかは米だけのご飯が食べられるようになるのだろうか、と
その時の最低賃金は、まだ1万円に達していませんでした
それから15年以上、最低賃金は上がり続けました
私は今、真剣に思います
今は野田首相にすべてを託すしかないのでは、と
幾つか裏切られた政策もありますが、
私がその身であったとしたら、同じ判断をするしかなかったのではないか
政権党でない時のマニュフェストは脇が甘かったけれど
前政権の『つけ』も随分あったわけで
現実を知って、驚いた部分も多かったはずです
修正があるのは当たり前だと、私は理解しています
最低でも3年間の時がないと、何もできません
仕事もそうじゃないですか、企画してから結果が出るまで
最低でも3年間が必要です
石の上にも3年、国民も我慢する必要があるのです
誰がトップに立っても、短時間でそれほど大きく変えることはできません
そうならば、軽はずみなことは言わない野田さんに暫く託したいと思うのです
ここでまたトップが代わったとしたら、国の信用が無くなります
そうでなくとも今、世界は日本を『政治的には期待できない国』と思っています
仕事も政治も同じだと思います
俯瞰的にみる姿勢が大切です
重箱の隅をつつくばかりでは大局を見逃します
寛容も時には必要です