【時宗】
本来は、当時遊行する、時の人達・一遍上人達を指した、
【時衆】に由来する言葉と言われています。
旧東海道の遊行寺橋を渡る。
【遊行 】とは、
賦算/ふざん(「南無阿弥陀仏」のお札配り)をしながら
全国を行脚する事。
今も街道が残り、
でも・今や何の参道脇の当時のお店を残す事も無く、
その先に山門が現れる。
本当の寺の名を【清浄光寺】。
それがいつしか遊行寺に。
この立派な本堂は、あまり知られていませんが、
大震災と空襲を経た、関東で一番大きい木造建築の本堂と言う事です。
今回の旅の始まりは、いつもお世話になっている熊野本宮湯の峰温泉「小栗屋」さんの著名な小栗研究家・安井氏からの、
一通の「湯の峰温泉小栗屋さんTV放映紹介」のはがきからでした。
それからこの学会がここで開催される事を教えて戴き、
直前の締め切りが切れているにも関わらず・
新宮事務局から東京事務局へと、とんとん拍子に参加への連絡を受け付けて戴いたのです。
宝物館ではタイムリーにも「時宗と熊野」展が開催され、
今年ここで「国際熊野学会」がおこなわれるのも・
何か意味のある事かと思いながらも、
訳も解らず何も下準備のないままにこの門を潜る事になります。