明治の洪水で流された、熊野川中州の旧社殿。
これが今は、古木に囲まれ中州だけが残る
熊野一の聖地、大斎原(おおゆのはら)に。
福辻京子女史の「絵解き口演ー熊野比丘尼今昔ー」。
時宗聖と熊野比丘尼がタッグを組んで日本中に熊野を広める。
アメリカに流出した「熊野宮曼荼羅」の写真も、
那智・速玉・本宮の旧社殿が一枚に。
小栗判官物語と熊野。
「小栗判官物語」とは、
究極にかいつまんで言うと・
病気で身体が骨と腐った肉になった小栗判官が、
三河の方から、照手姫という女性に木車に載せられひっぱられて辿り着いた所が熊野の湯の峰温泉。
そのつぼ湯で療養して再生したという話。
今回、私がここに参加するきっかけを作っていただいたのも、
毎回熊野に行く時にはお世話になる、
湯の峰温泉の民宿【小栗屋】の主人、
日本で有名な小栗研究家の安井氏からの連絡でした。
熊野信仰と小栗と一遍は切っても切り離せない関係なのです。
その「熊野信仰と小栗伝承」の発表を、
高原や本宮の演奏の時もサポートして戴き、
いつもお世話になっている松本純一氏がされました。
微妙に別ルートを辿る熊野古道と小栗街道があるみたいです。
木車が通りやすい道を選んだのでしょうか。