王陽明は陽明学の開祖。知行合一で知られる。
彼の思想の根幹が、致良知。良知を致す。
自分の内なる聖性に、その活躍の場を与えること。
人間本来の良い知性に、思う存分、力を発揮してもらうこと。
それが致良知。
私はそう解釈している。
若松英輔さんが、王陽明を、私と同じように解釈している。
学ぶとは、内なる聖性を自覚すること。
すごい言葉だ。
日本の陽明学の祖・中江藤樹のたどり着いた境地も、こんな感じだろう。
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若松さんは、さすがに詩人だけある。
言葉に対する感覚が鋭敏。
若松さんのように、言葉を大事にする人が増えれば、日本はもっと良くなる。
「カルト」「スラップ」「マインド・コントロール」の言葉の意味を、責任を持って使う人が増えれば、日本はもっと良くなる。
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今日も、「内なる聖性」に、活躍の場を与えましょう。