狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

Gとの遭遇。

2010年11月02日 20時44分10秒 | VSの日記







 本日の倉敷は、晴れでありました。
 最高気温は、十八度。
 最低気温は、九度でありました。
 明日も晴れとなりそうです。




 皆様、皆様はお部屋にイニシャルGが現れたら、どうなさいますか?

 その名を口にするのもおぞましい黒い稲妻! 全人類の敵! 今は昔に器さえも噛り付いた浅ましき姿からその名が付いた黒き小さな恐怖の魔王! 生物多様性が叫ばれる昨今においても生態系がどうなろうとも殲滅すべき悪の化身! そんなGが貴方の前に現れ、射干玉の黒き体をぷるぷると震わせながら貴方の顔を見ていたなら……、どうなさいます?

 おぞましき唾棄すべきGを前にして、人はその本性を顕わにします。



 先日の事です。
 私の部屋にあのおぞましき唾棄すべきGが現れました。
 奴は大胆不敵にも私の部屋を横断しようとしていました。
 床に寝っころがっていた私は、奴と視線があってしまいました。恐ろしい。

 世の中には、あのおぞましき唾棄すべきGを見付けると即座に丸めた雑誌やスリッパで奴を撲殺する事の出来る真の勇者と呼ぶべき剛の者は数多いらっしゃいますが、残念な事に私は勇者ではありません。
 私は、負のオーラに包まれた黒き魔王を前にして、基本は逃げ出す腰抜けなのです。
 しかし、ここは私の部屋の中。ホームです。
 ここから逃げ出しても、行く場所などあろうはずもありません。

 しかし、あの黒くぬめぬめしたおぞましき魔王と戦うには、ど、ど~すれば……。

 飛び道具の殺虫剤はここ数年、あの唾棄すべき魔王が私の前に現れていなかったので油断をしていて手元にありません。
 丸めた雑誌で撲殺するのは私には無理です。



 紙コップで奴を捕まえて、窓から投げ捨てる作戦をたてました。
 紙コップは奴が離れたあとに回収すればよい。
 勿論、そのあと紙コップは捨てる。
 魔王は野に放たれることになるが、私はまず私の部屋が大事なのだ。



 紙コップを構え、半泣きでGに迫る私。
 逃げるG。






 ところで皆様。
 皆様は部屋の中でGを見付けたけどそのGを見失ってしまった時は、どうなさいますか?
 あの黒き魔王と何らかの決着がつくまで、Gを探して決着をつけますか?
 もしそうなら、貴方は真の剛の者です。
 しかし、世の中は剛の者ばかりではありません。


 私はあくまでGを探し出して、再戦を挑む勇気などありません。ヘタレです。
 
 私は、私の部屋に現れたGを見失った時、全てを無かったことにしました。
 私はGを見ていないし、Gは私の部屋にはいない。
 いま、Gの目撃談をブログに書いていますが、この記事をUPしたあとすぐに記憶から全消去します。




 おぞましき唾棄すべきGを前にして、人はその本性を顕わにします。
 勇者か、賢者か、はたまたヘタレか?
 私はヘタレでありました。
 でも、ヘタレであっても恥じる気はありません。
 Gの負のオーラは、かのベイダー卿の暗黒のフォースをも上回る強大なものです。
 常人ではGの負のオーラに立ち向かうことなど所詮は無理です。
 もし奴と戦うのであれば、まずジェダイの騎士となるべく修行を積んでからでないと敗北を喫することは必至でありましょう。
 常人は奴を回避するだけで十分です。




 一番よいのは、おぞましき唾棄すべきGと出会わないことです。


コメント (2)
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