狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

スターチスその6。

2013年11月15日 20時25分15秒 | お花に関する日記




 本日11月15日は、淳仁天皇が淡路島に流された日で、フランシスコ・ピサロの一行がインカ帝国の首都クスコに入城した日で、ブラジル皇帝ペドロ2世が廃位させられた日で、ドイツでハイパーインフレからの経済立て直しのために臨時通貨レンテンマルクを発行した日で、新潟市で横田めぐみさんが下校途中に北朝鮮の工作員に拉致された日で、北朝鮮が冷凍船第18富士丸を南浦港で拿捕して船長と乗組員を拘束した日で、伊豆大島の三原山が12年ぶりに噴火した日で、パレスチナ民族評議会が独立国家パレスチナ国の樹立を宣言した日で、昆布の日です。

 本日の倉敷は雨のち曇りのち晴れでありましたよ。
 最高気温は十六度。最低気温は十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。

 上の写真に写っているお花は、スターチスです。
 スターチスのお花に関しては、2012年8月25日の記事2011年11月23日の記事2009年9月5日の記事2009年7月10日の記事2008年11月22日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2012年と2011年と2009年と2008年のスターチスのお花の記事です。


 スターチスのお花の花言葉は、「永遠の愛」ですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『薔薇密室』/皆川博子

2013年11月15日 19時54分19秒 | 小説・本に関する日記





 昨日の夜は、皆川博子の小説『薔薇密室』を読んでいました。
 皆川博子の小説を読むのは初めてです。


 第一次大戦の最中。
 プロイセン・ドイツの脱走兵コンラートは負傷した騎馬士官を連れてとある僧院に逃げ込む。
 その僧院ではある医学博士が奇怪な研究を行っていた。
 博士は騎馬士官の命を助ける為に常軌を逸した治療を行う……。
 十数年後、ナチス・ドイツと戦端を開いたポーランドの首都ワルシャワに住む少女ミルカは一人の少年と出会うのだが……。

 歴史ミステリです。
 剛質で端正で凄い筆力。
 丁寧で精緻で複雑な構成。
 す、凄い……。
 皆川博子の小説は面白いと方々で聞いてはいたのですが、ここまで面白くて凄いとは思ってもいませんでした。
 登場人物達が真実を希求しているのに真実が何処にあるのか読んでいる者を幻惑させて分からなくさせてしまう……。
 そもそもこの物語を書いたものは誰なのか? (皆川博子なのですけれどもね。それをちょっと脇に置くと……)
 真実とは?

 歴史小説なのだけれども仕掛けはたっぷり。
 でもその仕掛けに頼っていない。

 見事な物語です。
 面白かったですよ。
 お勧めです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする