狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

安ワインでもOKだ。要は気持ちの問題だ。ワインに必要なのは良い食べ物・良いグラス・良い会話だ。

2013年11月25日 20時42分47秒 | その他の日記


 本日11月25日は、ポーランド王スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキが強制的に退位させられてロシアへ亡命した日で、アルフレッド・ノーベルがダイナマイトの特許を取得した日で、福澤諭吉の『学問のすゝめ』最終刊・第17篇が刊行された日で、皇太子裕仁親王・後の昭和天皇が摂政に就任した日で、アメリカ映画協会のエリック・ジョンソン代表がハリウッド・ブラックリストに掲載された「ハリウッド・テン」の10人について共産主義者の嫌疑が晴れるまで雇用しないと声明を出した日で、ドミニカ共和国で反独裁政権運動家のミラバル姉妹が殺害された日で、三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊・東部方面総監部で割腹自決した日です。

 本日の倉敷は午前中は雨、午後から晴れていましたよ。
 最高気温は十六度。最低気温は九度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。


 先日、友人とお酒を飲んで莫迦話に花を咲かせて興じていたのだけれども、どんな会話をしていたのかよく覚えていなくて記憶にございません。
 私は泥酔状態になっても記憶が飛ぶことなどこれまで一度もなくどのような状態でどのような会話をしたのか覚えていたのですが、今回は泥酔状態になっていなくてほろ酔い加減程度だったのにその時の会話の内容が思い出せません。
 お鍋が美味しかったことと久しぶりに莫迦話が出来て楽しかったのは覚えているのです。
 しかし会話の内容は思い出せません。
 あまりに下らない会話だったので私の脳味噌の中に住む記憶を管理している者が記憶する必要無しと判断したのでしょうか?
 内容が無いよう……とか?
 会話の内容だけ思い出せないのはもどかしいです。
 でもまあ楽しかったので良しとすることにいたします。
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『アンナ・カレーニナ』

2013年11月25日 12時20分04秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『アンナ・カレーニナ』のDVDを観ていました。


 19世紀末の帝政ロシア。
 大物の政府高官であるカレーニンの妻・アンナ・カレーニナは、兄夫婦の諍いを仲裁するためにやってきたモスクワで若い貴族の騎兵将校ヴロンスキーと出会う。
 地方の地主のリョーヴィンはアンナの兄嫁の妹キティに求婚するがキティはヴロンスキーと付き合っていて断られてしまう。
 ところがキティはヴロンスキーに無視されてしまう。
 アンナは夫と幼い一人息子の待つペテルブルクへ帰るがヴロンスキーはアンナを追う。
 アンナとヴロンスキーの仲は急速に深まるのだが、ロシア帝国の中枢にいる人物の妻のスキャンダルは破滅を意味していた……。

 監督は、ジョー・ライト。
 出演者は、キーラ・ナイトレイ、ジュード・ロウ、アーロン・テイラー=ジョンソン、マシュー・マクファディン、ケリー・マクドナルド、ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィキャンデル、ルース・ウィルソン、カーラ・デルヴィーヌ、オリヴィア・ウィリアムズ、エミリー・ワトソンなど。

 原作は、レフ・トルストイの同名の小説で、何度も映画・テレビ化されていたりバレエで演じらているみたいですね。
 宝塚歌劇団でミュージカルにもなっているようです。
 私はこの物語はいずれも接したことがなくお初でありました。
 古典は読んで接しておかないといけないと思うのだけれどもなかなか手が出ません。





 この映画ではまるで舞台装置の上で役者達が演技をしているかのようなシーンが出てきます。
 舞台の上だけでなく舞台の裏側とか上部のお客から見えない梁の上などで役者達が動き回っている場面が出てきます。
 主人公を含む貴族世界のシーンはほとんど舞台装置の上で演劇を演じているかのように描かれています。
 映像は美しいです。美しい映像でさらに舞台装置の上で演劇しているかのような演出がプラスされて貴族たちの世界が幻想的で派手で豪華で美しく虚飾に満ちた世界となっています。

 最初は、「愛は素晴らしい愛は貫くべきだ」という主題で進むのかと思っていたけどそうではなく「選択を間違え続けて破滅する人」のお話でありました。
 選択を間違え続けて破滅する人、選択を間違え続ける人に巻き込まれる人、選択を間違えたけどリカバリーする人、選択を間違えない人……。
 選択肢が出て選択する時にアンナは尽く選択を誤る。
 映画は尺が限られていてアンナが間違った選択をした理由などは細かく詳しく描く為に尺は取れない。それ故、アンナは間違った選択をする者として単純に描かれています。そして舞台装置で演劇しているかのような演出はそんなシーンに出てくる人物は設定が決められた人形のようなキャラクターであるような印象を与えます。さらに観ている人にこの映画は虚構であると繰り返し主張して主人公に感情移入させにくくさせています。
 対照的に現実的な美しさを捕らえようとしているシーンも出てきます。
 ここで出てくる登場人物には観ている人に感情移入させようとしています。

 奇妙だけど洒落っ気があって楽しい手法でありましたよ。
 面白かったです。
コメント (2)
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