昨日の夜は、映画『009ノ1 THE END OF THE BEGINNING』のDVDを観た後、映画『太陽がいっぱい』のDVDを観ていました。
トム・リプリーは、フィリップの父親からフィリップをアメリカに連れ戻せば謝礼金5000ドルをもらえることになっている。
しかしフィリップはアメリカに戻る気はなくイタリアで遊んで暮らしている。
フィリップに帰国の意思がないことでトムは謝礼金が手に入らずお金が無くなってしまう。
フィリップと一緒にいたらフィリップがお金を出すので彼と一緒にいるが、トムはフィリップの傲慢な態度が気に入らない。
ある日、トムとフィリップとフィリップの恋人・マルジェの3人でヨットで沖合に出る。
マルジェが途中で下船した後、沖合のヨットの中でトムはフィリップを刺し殺す。
遺体を海に捨て港に帰港したトムはフィリップに成りすまして彼の財産を手に入れようと画策する。
しかし……。
監督は、ルネ・クレマン。
出演者は、アラン・ドロン、モーリス・ロネ、マリー・ラフォレ、エルノ・クリサ、ビル・カーンズ、フランク・ラティモア、ニコラス・ペトロフ、エルヴィーレ・ポペスコ、ロミー・シュナイダー、など。
1960年のフランスとイタリアの合作映画です。
有名な映画なのですが観たことがなかったので観てみました。
欲望についてのお話。貧乏だけれども若くてハンサムで頭が切れる(と思っている)青年が、お金持ちの友人から全てを奪おうと犯罪に手を染めるお話です。
お話の筋は予測できるものではあるのですが、それをどう見せるかの部分が絶品です。
完全犯罪となるはずだったのに不測の事態が次々とやってきます。
計画を変更して完全犯罪が成立する。と思いきや……。
アンニュイだけどギラギラしていて美しくて物悲しいお話でありました。
面白かったですよ。