Soon, oh soon the light. Pass within and soothe this endless night.

　本日６月２３日は、弘安の役で元軍が九州に再襲来した日で、ウィリアム・ペンがペンシルベニアのレナペ族と友好協定を結ンだ日で、ナポレオン率いるフランス軍がロシアに侵攻して１８１２年ロシア戦役が始まった日で、国際オリンピック委員会が設立された日で、ドイツのソ連侵攻に乗じてリトアニアがソビエト連邦からの独立を宣言した日で、昭和新山が誕生した日で、沖縄守備軍司令官牛島満が摩文仁司令部で自決した日で、国民義勇兵役法が公布された日で、戦後の混乱期に密造酒の販売を行っていた在日韓国・朝鮮人集落を取り締まった税務署の職員が税務署からの帰宅途中に在日朝鮮人数名に囲まれて暴行を受けて殉職した日で、自衛隊機乗り逃げ事件が発生した日で、中国共産党の第１３期４中全会で総書記の趙紫陽が全職務を解任されて自宅軟禁下に置かれた日です。

　本日の倉敷は雨が降ったりやんだりしていましたよ。
　最高気温は二十七度。最低気温は二十度でありました。
　明日は予報では倉敷は晴れとなっております。



　私・狐は活動的な者ではなく「ぢっとしていろ！」と言われたならいつまででもぢっとできるような動かないことが得意な者ではあるのだけれども、どうやらアクティブにならねばならぬ時がきたやうです。
　肉食獣が如くアクティブにならねばならぬのです。
　そう。虎だ！ 虎だ！ お前は虎になるのだ！ 狐だけど。
　しかし路傍に転がる石の如くぢっとしていることが得意な超インドア派の私が肉食獣が如くアクティブになれるのでしょうか？
　不安です。凄く不安です。慣れていないことをすると大概ロクな目に遭いません。
　しかししかしですよ。不安ながらも頑張らねばならぬ時は頑張らねばならぬのです。
　誠意を持って真心で接して必ずやハッピーエンドを我が手に！ たとえ御都合主義的でも！　
　しかし、まだ外堀を埋めていたいなぁ。と考える弱気な我がいる。いかんのだよ、それでは。
　虎だ！ 虎だ！ お前は虎になるのだ！ 狐だけど。
　不安ながらも頑張らねばならぬ時は頑張らねばならぬのです。

『旅のラゴス』／筒井康隆

　昨日の夜は、筒井康隆の小説『旅のラゴス』を読んでいました。

　文明が衰退したある世界。
　人類の英知が記されている巨大図書館を目指してラゴスは旅をしていた。
　彼は様々な土地で様々な人と出逢い、ついに巨大図書館のある森に辿り着いて……。


　旅の物語です。
　前半はラゴスが体験する未知の土地での驚きや感動が読む人にダイレクトに伝わっていく仕掛け。
　後半は人類の歴史を追体験するかのような気持ちにさせられる仕掛けとなっています。
　物語を通して流れる時間がラゴスの青年期から最晩年と長く、読む人はラゴスの長大な旅とラゴスの半生を読むことになります。
　ロマンティックで感動的なラスト。
　面白いですよ。
　天才筒井康隆の傑作のひとつ。
　お勧めです。