狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

装うとは着る人間がどのような個性を生きたいかで決まるものだ。

2015年06月24日 21時36分07秒 | 休日の日記



 本日6月24日は、新田義貞軍が武蔵国久米川で鎌倉幕府の軍勢を破った日で、足利義満が最初の遣明使を派遣した日で、ジョン・カボットがヴァイキング以降ヨーロッパ人で初めて北アメリカ大陸に到達した日で、蛮社の獄で渡辺崋山や高野長英らが逮捕された日で、ドイツ外相のヴァルター・ラーテナウが暗殺された日で、ナチス・ドイツがラインハルト・ハイドリヒ暗殺の報復としてチェコのレジャーキで住民を虐殺した日で、ソ連が西ベルリンへの通行を禁止してベルリン封鎖を始めた日で、吹田事件と枚方事件が起こった日です。

 本日の倉敷は本日の倉敷は晴れたり曇ったりしていましたよ。
 最高気温は二十八度。最低気温は二十一度でありました。
 明日は予報では倉敷は夕方から雨となっております。お出かけの際はお気を付け下さいませ。


 今日はお出かけして夏用の服と靴を買ってきました。

 私は昔からお洒落な場所が苦手です。
 ちんちくりんな私はお洒落な場所に行くと場違いなのではないか小童は出て行けと言われるのではないかと緊張してしまいます。
 お洒落なバーなどに行くと(滅多に行くことはありませんが)、緊張のあまりマスターに「さ、猿酒をください!」と口走ったりします。
  (解説しよう! 猿酒とは猿が木の洞などに溜め込んだ果実が発酵して自然にできたお酒のことである!)
 お洒落な洋服屋さんなどに行くと(滅多に行くことはありませんが)、お洒落番長やお洒落女番長が現れてボコボコにされるやもしれぬと怯えてしまいます。
 お洒落な場所に行くと動きがロボットのようにギクシャクした動きになってしまいます。
 お洒落そのものもあまり興味が無く地味な服を好みます。
 ところがです。私、どうやらアクティブにならねばならぬ時がきたやうなのです。
 肉食獣が如くアクティブにならねばならぬようなのです。
 少しばかりはお洒落に気を使わなければならぬやうなのです。
 少しばかりは、見栄えを良くしなければならぬやうなのです。

 今日はお出かけして夏用の服と靴を買ってきました。
 センスの良い服と靴なのかは私には分かりません。
 センスの良い服と靴であったとしても地味な風貌でちんちくりんな私にその服と靴が合うのか合わないのかは私には判断がつきません。

 まあでも何もしないよりかはマシかもしれません。
 虎だ! 虎だ! お前は虎になるのだ! 狐だけど。と言い聞かせてアクティブな人間になるべくテンションを上げているところなのでございます。

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『ルートヴィヒ』

2015年06月24日 13時06分55秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『ルートヴィヒ』のDVDを観ていました。

 「狂王」の異名を持ち、芸術を愛し政治を顧みずに現実から逃避して建築や音楽に浪費を繰り返して夢の中で生きた第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世の即位から退位そして死までを描いた伝記映画です。

 監督は、マリー・ノエル&ピーター・ゼアー。
 出演者は、ザビン・タンブレア、ゼバスチャン・シッパー、ハンナー・ヘルツシュプルング、エトガー・ゼルゲ、フリードリヒ・ミュッケ、ユストゥス・フォン・ドホナーニ、ザムエル・フィンツィ、トム・シリング、ポーラ・ビール、ウーヴェ・オクセンクネヒト、ペーター・シモニスチェク、ギデオン・ブルクハルト、カタリナ・タルバッハ、アウグスト・シュメールツァー、ミヒャエル・フィッツ、フランツ・ディンダ、クリストフ・マラヴォワ、ベルンド・ビルクハーン、フォルカー・ミヒャロウスキ、アンドレ・アイザーマン、アクセル・ミルベルク、など。

 ドイツ制作の映画です。


 この映画の主人公のバイエルン国王ルートヴィヒ2世が即位後に目指した芸術による世界平和の実現という理想は、現実を直視した方法論を取っていたなら賛同者がいたかもしれない。
 でも文化の力を背景とした平和国家の樹立を目指すのなら、したたかにふるまわないと食い物にされてしまう。
 好きな事柄しか目を向けない自分大好きナルシストがリーダーならば周囲に迷惑をかけるだけ。
 戦争など誰もしたくはない。戦争反対。そう述べるのは簡単だけれども、では問題をどう解決するか? という問いには一切答えない。でもって臣下の意見は無視する。自分のしたいようにする。或いは方針を示すけれども自分の都合で反故にする。これでは混乱が増すばかり。
 挙句の果てには政務を臣下に丸投げして放蕩三昧。
 バイエルン王国は主権を失ってしまうし、政情不安になるし、政府は大借金を抱えるし、国民はいい迷惑。
 でもこんな国王の庇護の元で芸術は花開くのです。

 面白かったですよ。

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単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和はいずれ実態としての戦争によって埋め合わされる。

2015年06月24日 10時39分54秒 | その他の日記




 現政権は憲法改正の足掛かりをつかむことを最大の目標にしているのだろうと思うのだけれども、国民的な議論は参院選後になると思っていました。
 しかし野党側の戦術で現政権のタイムスケジュールは早まりそうです。現時点で憲法論議が進むのなら安保法案がどうなろうとも現政権側の勝ち。
 野党側は恐ろしいほど政治センスが無い。もし野党が政権を奪還したとしてここまで政治センスが無い集団が外国の有能な外交官達と伍して交渉ができるのでしょうか? そこを有権者に観察されているという自覚はあるのでしょうか?
 本来は安全保障の問題だったのに、攻める必要のない相手の本丸にわざわざ突撃する。このツケは大きいですよ。
 攻めているつもりが実は側面攻撃を受けている状態っすよ。現政権が出しにくいと思っていたであろう憲法(改正)論議をわざわざ野党側が出すのは現政権をアシストするようなものです。
 現政権も今の内閣の任期中に憲法改正まではこぎつけないと思っていたはず。
 それをわざわざ野党側がアシストしてしまう。
 現政権側のタイムスケジュールは早まりそうですね。野党側がアシストしたので民間の議論も始まっているようです。
 合憲か違憲かという問題ではなく、解釈の幅が広すぎる憲法は変えるべきなのではないか? という論が大きくなるかもしれませんよ。
 そして憲法の理念を守る為に憲法を変えるべきだ、と主張する人達も出てくるかもしれませんよ?
 さて、どうします?
 目の前のことに勝つことしか考えない。その背後にある事柄に考えが及ばない。そんな政党が政権を取ったなら外国の有能な外交官達と交渉など不可能ですね。
 真面目に政策論を戦わせないツケはいずれ払わされることになりますよ。
 お気を付け下さい。

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