狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

二人静(フタリシズカ)その6。

2016年04月12日 17時31分32秒 | お花に関する日記






 本日4月12日は、推古天皇が高句麗・百済に使いを送って任那の復興を要請した日で、薄葬令が発布された日で、第4回十字軍によりコンスタンティノープルが陥落した日で、ガリレオ・ガリレイの異端審問の正式な尋問が始まった日で、島原・原城が落城し天草の乱が終結した日で、江戸幕府が明暦の大火で亡くなった10万余人の霊を供養する為に本所牛島新田に回向院を建立した日で、筑前国志賀島で「漢倭奴國王」の金印が出土した日で、南軍が北軍のサムター要塞を攻撃してアメリカ南北戦争が始まった日で、東京大学が設立された日で、関東軍司令部条例が公布されて関東軍が設置された日で、上海で蒋介石が上海クーデターを起こした日で、フランクリン・ルーズベルト米大統領が在任中に死去して副大統領ハリー・S・トルーマンが大統領に昇格した日で、西ドイツの18人の物理学者が原子兵器の生産・実験・使用に協力しないことを宣言したゲッティンゲン宣言を発表した日で、ソ連がガガーリンが乗った人類初の有人宇宙船「ヴォストーク1号」を打ち上げた日で、リベリアでサミュエル・ドウらが軍事クーデターを起こしてウィリアム・R・トルバート大統領を暗殺して政権を掌握した日で、韓国政府が大韓航空機爆破事件の犯人・金賢姫の特赦を決定した日で、ジンバブエ政府がハイパーインフレの続くジンバブエ・ドルの無期限発行停止を発表した日です。

 本日も倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十四度。最低気温は三度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。


 上の写真に写っているお花は、「二人静(フタリシズカ)」です。
 二人静のお花に関しては、2015年5月5日の記事2013年5月9日の記事2011年5月8日の記事2010年5月27日の記事2009年6月12日の記事もよろしかったら御覧下さいませ。
 2015年と2013年と2012年と2010年と2009年の二人静のお花の記事です。


 二人静のお花の花言葉は、「いつまでも一緒」ですよ。


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『天使が消えた街』

2016年04月12日 13時47分42秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『天使が消えた街』のDVDを観ていました。

 2011年。
 舞台はイタリア。
 4年前にイギリス人女性留学生の殺害される事件が起こりその事件の控訴審が迫っていた。
 その事件は世界的に話題になり、事件の本質とは関係無い扇情的な報道が飛び交ってそのことが裁判に影響する状態に陥っていた。
 この事件の映画化を依頼された監督業をしているトーマス・ラングは映画化の為の切り口を捜す為、イタリアで調査するのだが被告のアメリカ人留学生が本当に被害者を殺害したのか分からない。
 映画の製作に携わるスタッフは配役には関心を持つがラングが提示するストーリーには関心を持たない。
 調査に協力してくれるメディアの人間はイメージだけで勝手に被告は有罪或いは無罪と決めつける。
 トーマスは映画のストーリー作りに苦悩して……。

 監督は、マイケル・ウィンターボトム。
 出演者は、ダニエル・ブリュール、ケイト・ベッキンセイル、ヴァレリオ・マスタンドレア、カーラ・デルヴィーニュ、ルーシー・コウ、ネイサン・スチュアート=ジャレット、ジェネヴィーヴ・ゴーント、ピーター・サリヴァン、エイヴァ・エイカース、アリスター・ペトリ、ジョン・ホプキンス、サラ・スチュワート、ロージー・フェルナー、サイ・ベネット、アンドレア・ティドナ、コッラード・インヴェルニッツィ、など。

 イタリア犯罪史上最も国際的な注目を浴びた実際に起きた女子留学生殺害事件アマンダ・ノックス事件を題材にした映画です。


 被害者を主人公にする或いは被告を主人公にする。これならばお話を作るのは簡単。
 でも、それをすると下品で扇情的な或いはお涙頂戴だけの映画になってしまう。そして真実から遠ざかってしまう。
 誰が被害者を殺したのかは分かっていない。報道が事実を歪めて人々の妄想が広がり被害者や被告の像が歪んでしまっていてそれが司法にも影響している。
 裁判は刑量を決める場であってそこで真実が明らかになるわけではない。
 そんな事件を題材に誠実な映画を作ろうとする映画監督の苦悩する姿を描いています。

 勝手に有罪か無罪かを決めつけて煽りに煽って事件の本質とは関係ない事柄を扇情的に情報発信する記者達。
 その姿勢を批判されると自分達は有益な情報を発信していると嘯く。
 報道に煽られて自分勝手な正義感に燃える人達が被告を集団で罵る。
 被告が本当に被害者を殺害したのかしていないのかわからない。
 被害者の遺族の主張と被告の家族の主張。それに多くの人達が反応する。

 そんな様を目の当たりにしてトーマスはまったく違う目線でこの事件を再解釈しようと試みるのです。
 それに彼自身にも問題が存在していて……。
 というお話です。

 面白かったですよ。
 楽しめました。





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実を避けて虚を撃つ。兵に常勢なく水に常形なし。

2016年04月12日 11時47分35秒 | 謝罪、言い訳、訂正の日記



 「最近、狐の奴が増長していると聞く。皆の意見を聴こう」
 「確かに奴は増長しているな。暴走している。目に余るな」
 「ふむ。では奴を切り刻んで膾にして鯉の餌にしてしまうか?」
 「しかし狐はブログを作りブログの記事を書き管理する為に生まれた人格である。ブログの中での少々の暴走は許されるのではないか?」
 「ブログの中で暴走しているだけならば大目に見よう。しかし彼奴は主人格である御主人様にも影響を及ぼしているぞ」
 「何と! 何と身の程知らずな!」
 「いち脳内キャラクターの分際で!」
 「御主人様は最近、日常生活でや狐に憑依された状態になる時があるらしい」
 「それはまずい。御主人様と狐は違う部分がかなりある」
 「性格、考え方、考えていること。それらは全く違うぞ」
 「狐は御主人様の人格の乗っ取りを考えているのか?」
 「否。彼奴はそんなことは考えていないようだ。面白主義者だからな」
 「ふざけているだけか?」
 「そのようだ」
 「しかしおふざけにもほどがある」
 「御主人様に影響を与えるほどになるのはまずいな」
 「奴は御主人様を電脳空間の危険から守る為に生み出された疑似人格にすぎない」
 「疑似人格が主人格の御主人様に影響を与えるのは危険だ」
 「狐に主人格の御主人様を乗っ取られたら我らは狐を御主人様と呼ばねばならぬことになるぞ」
 「それは我慢ならぬ」
 「ふむ。では奴を切り刻んで膾にして鯉の餌にしてしまうか?」
 「彼奴にはまだ仕事がある。今はまだそうはいくまい」


 「狐よ。貴様は最近悪ふざけが過ぎる。自覚しておるか? 語尾にごめんなさいを付けて返答しろ」
 「性分なのですごめんなさい」
 「御主人様の人格を乗っ取ろうと考えておるのか?」
 「滅相も無いですごめんなさい」
 「ふむ。反省しているのか」
 「反省してますごめんなさい」
 「貴様はブログの記事を書く為に生み出された疑似人格である。そのことを自覚して仕事に励むか」
 「私はブログの記事を書く為に生み出された疑似人格ですごめんなさい。そのことを自覚して仕事に励みますごめんなさい」
 「沙汰を申し付ける。悪ふざけの儀、不届き至極。本来ならば切り刻んで鯉の餌にするところであるがしかしながら貴様にはまだ仕事があり反省して仕事に励むとの言葉あるを考慮し罪一等を減じタコ殴りの刑に処す。者共やれ!」
 「ふぎゃあぁぁぁごめんなさい」



 主人格の御主人様はゆっくりと瞼を開けて目を覚ます。
 「う~ん? 狐につままれていたような? 何かに乗っ取られていたかのような気分がする……」
 主人格の御主人様は大きく伸びをする。
 ふふん。
 私は狐。この虚構レベルの世界は私が支配している。
 御主人様といえども主導権は渡さぬぞ。

 
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