狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

鳴子百合(ナルコユリ)その6。

2017年04月25日 19時44分07秒 | お花に関する日記





 本日4月25日は、アテネがスパルタに降伏してペロポネソス戦争が終結した日で、暗殺されそうになった所を脱出したローマ教皇レオ3世がフランク王カール1世に保護を求めた日で、壇ノ浦の戦いで平氏一門が滅亡した日で、征夷大将軍を辞した徳川家康が駿府城に移り住んだ日で、李自成が率いる叛乱軍が北京を占領して明が滅亡した日で、フランスのモンゴルフィエ兄弟が熱気球の実験に成功した日で、ジョゼフ・ギヨタンの提案により「単なる機械装置の作用(ギロチン)」による死刑の執行がフランス国民議会で採択された日で、廷臣八十八卿列参事件が起こった日で、連合国50か国代表が参加するサンフランシスコ会議が始まった日で、イタリア社会共和国が崩壊した日で、『ネイチャー』誌にフランシス・クリックとジェームズ・ワトソンのDNAの二重らせん構造を発表する論文が掲載された日で、ポルトガルで国軍運動が軍事クーデターを起こして市内の要所を占拠してエスタド・ノヴォが終焉した日で、一億円拾得事件があった日で、日本政府が日本オリンピック委員会にモスクワオリンピックに参加しないよう通告した日で、イスラエル下級裁が元ナチス・ドイツ強制収容所の看守ジョン・デミャニュクに収容所で残虐行為をしていたとして死刑判決を出した日で、竹下登内閣総理大臣がリクルート事件よる政治不信の責任を取って予算成立後の辞任を表明した日で、細川護煕内閣が在任260日で総辞職した日で、兵庫県尼崎市の福知山線で脱線事故が発生した日です。

 本日も倉敷は曇りでありましたよ
 最高気温は二十二度。最低気温は十四度でありました。
 明日も予報では倉敷は雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。



 上の写真に写っているお花は、「鳴子百合(ナルコユリ)」です。
 鳴子百合のお花に関しては、2015年6月14日の記事2014年4月28日の記事2013年4月29日の記事2012年5月26日の記事2010年5月18日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2015年と2014年と2013年と2012年と2010年の鳴子百合のお花の記事です。

 鳴子百合のお花の花言葉は、「気品のある行い」です。


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『PK』

2017年04月25日 18時20分51秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、映画『PK』のDVDを観ていました。

 インドのラージャスターン州の無人の荒野に宇宙人の宇宙船が降り立つ。
 宇宙船の中から宇宙人が降りてきた。彼は地球を調査する為に周囲を彷徨い始める。
 人を見つけた彼は、人に近づいていく。しかし彼は人に宇宙船のリモコン装置を奪われてしまう……。

 同じ頃、ベルギーのブリュージュで暮らすインド人のジャグーはサルファラーズに出会い、恋に落ちていた。
 しかし、ヒンドゥー教の信者であるジャグーの父親は、パキスタン人でムスリムのサルファラーズとの交際に猛反対していた。
 父親が信奉する導師タパスヴィーは、サルファラーズはジャグーを裏切るだろうと預言する。
 ジャグーとサルファラーズの二人だけの結婚式の日、サルファラーズは姿を現さなかった。

 ジャグーはインドへ戻りテレビ記者となる。
 彼女は、街で「神様が行方不明」と書かれたチラシを配っている男を見つける。
 ネタになると思ったジャグーはその男を追いかけて……。

 監督は、ラージクマール・ヒラーニ。
 出演者は、アーミル・カーン、アヌーシュカ・シャルマ、スシャント・シン・ラージプート、サンジャイ・ダット、ボーマン・イラニ、サウラブ・シュクラ、など。
 インドのSFコメディ映画です。



 個人的な意見なのですが、インド映画の面白いところは、欧米の映画や日本の映画ならば丁寧に描くシーンをばっさりカットしたり、欧米の映画や日本の映画ならばばっさりとカットするところを執拗に描いたりと欧米の映画や日本の映画とは少し文法が違うところにあるのではないかと思っております。
 インドの人達にとっての快感原則に則った物語は確かに私達の快感原則にも則っているのですが微妙に違う。そこが面白いです。
 基本的にはおおらかで分かりやすいお話が多いような気がします。

 この映画のお話は宗教を扱っております。
 どの地域でも宗教ネタはタブー視されがちですが、インドでは特にタブーとなっているのだろうなあ。
 でも上手く扱っていますね。

 面白かったですよ。
 楽しめました。








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時の中で凍り付く幻を追い越した時 虹の彼方 愛は待つ 幾閃の光が待つ

2017年04月25日 18時05分30秒 | 知人、友人に関する日記





 狐が友に櫻の花に梅が香留めて柳の枝に咲く姿と聞くばかりも床しきを心憎き獨栖みの者有りけり。
 立つ名 雅男の心を動かして山の井の水に浮岩あくがるる戀も有り。罪な者也。

 同族中に其人有りと知しられて一重と呼ばるヽ令孃の美色。
 姉に妹に數多き同胞を越して肩縫い上げの幼だちより出で若紫行く末はと寄する心の人々も多かりし。

 空しく二八の春も二十の春も過ぎて、何事ぞ飽く迄優しき孝行のこヽろに似す父君母君が苦勞の種の嫁入りの相談かけ給ふごとに「我まヽながら私一生獨栖みの願ひあり。仰せに背くは罪深けれど是ばかりは」と子細もなく、千扁一律いやいやを徹ほして、果ては世上に忌しき名を謠はれながら、狹き乙名の氣にもかけず、更ゆく歳を惜しみもせず、靜かに月花を楽しんで、態とにあらねど浮世の風に近づかねば、慈善會に袖引かれたき願ひも叶はず、園遊會に物いひなれん頼みもなくて、いとヾ高嶺の花ごヽろに苦しむ人多しと聞きし。罪な者也。

 狐が此の者を見知らぬ頃---如何なる風や誘ひけん---果放なき便りに此の令孃の噂耳にして可笑しき奴と笑つて聞きし。
 その獨栖みの理由、我人ともに分らぬ處 何故か探りたく「何ともして一目見たし。否。見たしでは無く見てくれん。世は冠せ物の滅金をも秘佛と唱へて御戸帳の奧深に信を増さする習ひ。朝日かげ玉だれの小簾の外とには耻かヾやかしく、娘とも言はれぬ愚物などにて、慈悲深き親の勿体を付けたる拵らへ言かも知しれず。夫れに乘りて床しがるは、雪の後朝の末つむ花に見參まへの心なるべし。笑止笑止」と貶しながら心にかヽれば、何時も門前を通る時は夫れとなく見返りて見ることも有れかしと待ちし。
 同族・同属の予感有りしか。

 時はあるもの御仕事の歸りがけ。
 日暮れ前の川岸づたひを淋しく來れば後ろより駈け拔けし自転車有り。
 其の自転車の主は令孃なりけり。
 何處くの歸へりか黒髪おとなしやかに、白粉にはあるまじき色の肌の白さ。
 衣類は何か見とむる間もなけれど上品で高尚き御姿。
 若しやと敏し我知らず馳せ出せば、車の輪の何に触れてか「がたり」と音して一揺り搖れヽば自転車の籠から落つる物ありけり。
 夫れと知らねば自転車は其のまヽに急ぐを、敏し何ものとも知らず我遽しく拾ひぬ。

 落とし物は草子なり。
 顎の尖った美男弐名が睦むエロい表紙の草子なり。
 狐は膝を打ちぬ。
 あの令嬢は腐の者であつたか。腐の者 弐次元の戀を好むと聞く。獨栖みの願ひは斯様な訳であつたか。
 我と少し趣味趣向に相違在りしが友となれるやも知れぬ。

 狐は令嬢の屋敷の門を叩き令嬢の落とし物 エロい表紙の草子を令嬢に届けし。
 令嬢は美しきかんばぜを朱く染め瞳に涙を溜めぷるぷると震えながら我が差し出せし草子を受け取れり。
 狐が此の令嬢に狐の趣味を話せし処、此の令嬢は驚き給い瞳を大きく見開きその眼を綺羅綺羅と輝かせて我の話を聞き給ゐ狐の手を取り御部屋に誘い給ふ。



 以来、狐と令嬢はそうるめいとと相成りぬ。


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