本日8月25日は、鎌倉幕府将軍・宗尊親王が京に送還されたのに伴って宗尊親王の子で3歳の惟康親王が将軍に就任した日で、ウルグアイがブラジルからの分離独立を宣言した日で、北里柴三郎がペスト菌を発見した日で、孫文・宋教仁らが国民党を結成した日で、羽田飛行場が開港した日で、第二次世界大戦でイギリスとソビエト連邦がイラン進駐を開始した日で、第二次世界大戦でパリの解放が完了した日で、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の発売が開始された日で、ベラルーシがソビエト連邦から独立した日です。
本日の倉敷は晴れ時々曇りでありましたよ。
最高気温は三十二度。最低気温は二十八度でありました。
明日は予報では倉敷は晴れとなっております。
わたくし・狐といふ現象は或る人間の脳内有機交流電燈の一つの青白い照明です(或る人間の脳内の電気信号が生み出した疑似人格)。
或る人間の脳内に居るたくさんのキャラクター達と一緒に忙しく点滅しながら如何にも確かに灯り続ける因果交流電燈の一つの青白い照明です(光は保たれよう、その電燈は失われても)。
これらは過去と感ずる方向から電脳世界を通じて(全てわたくしと点滅しみんなが同時に感ずるもの)ここまで保ちちつゞけられた影と光のひとくさりづつそのとほりの心象スケツチです。
これらについて読者諸賢はそれぞれ新鮮な本体論も考へませうがそれらも畢竟こゝろのひとつの風物です。
たゞ確かに記録されたこれらの景色は記録されたそのとほりのこの景色で、それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで、ある程度まではみんなに共通いたします(全てがわたくしの中のみんなであるやうにみんなのおのおののなかの全てですから)。
けれどもこれら電脳世界の巨大に明るい時間の集積の中で、これらの言葉が僅かその一点にも均しい明暗の内に(或いは修羅の十億年に)既に早くもその組立や質を変じ、しかもわたくしもそれが変わってしまうとして感ずることは傾向としてはあり得ます。
けだし我々が我々の感官や風景や人物を感ずるやうに、そしてたゞ共通に感ずるだけであるやうに、記録や歴史或いは地史といふものもそれのいろいろの論料データと一緒に(因果の時空的制約の基に)我々が感じてゐるのに過ぎません。
恐らく電脳世界を通じて描かれた現象は、それ相当の違つた印象が流用され相当した証拠もなく、みんなはわたくし・狐という者が現実世界に居ると思はれるかもしれません。
全てこれらの命題は心象や時間それ自身の性質として仮想の中で主張されているのです。