狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

白雲の峰も崩れて秋風に棚引く空となりにけるかな

2017年08月31日 18時09分04秒 | 季節の御挨拶





 本日8月31日は、徳川家康が豊臣秀頼が再建した方広寺の鐘の「国家安康」の文字に言いがかりをつけ落慶法要を延期させた日で、イギリスで「切り裂きジャック」による最初の殺人事件が発生した日で、郡司成忠海軍大尉ら千島報效義会が占守島に上陸して開拓を開始した日で、ドイツ工作員がポーランドのラジオ局襲撃を自作自演したグライヴィッツ事件が起こった日で、マラヤ連邦がイギリスから独立した日で、トリニダード・トバゴがイギリスから独立した日で、キルギスがソビエト連邦からの独立を宣言した日で、49年間旧東ドイツに駐留していたロシア(旧ソ連)軍の撤退が完了した日で、ダイアナ元イギリス皇太子妃が交通事故で死去した日で、北朝鮮が弾道ミサイルテポドン1号を発射してミサイル実験を行った日で、2004年8月に盗難にあい行方不明となっていたムンクの「叫び」と「マドンナ」がオスロ市内で発見された日で、キャラクター・ボーカル・シリーズ「初音ミク」が発売された日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は三十一度。最低気温は二十二度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。


 今日で葉月が終わり。
 明日から長月です。

 朝夕の風のそよぎに秋の気配が感じられるようになってきました。
 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり。
 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。
 驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し。
 猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ。
 夏様の天下はそろそろ終わりが近づいてきているやうです。
 さようならば夏よ。疾く去るがよい。

 皆様は如何お過ごしでせうか?
 夏の暑さにバテていませんか?
 私はバテバテでありますよ。
 何とか立て直したい、と思っております。


 気候が変わりつつあるようです。
 夏のお疲れが出ませぬよう、お祈り申し上げます。

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言葉や属性こそ事物の本質に一致すべきであり、逆に本質を言葉に従わせるべきではない。

2017年08月31日 16時18分42秒 | その他の日記




 全文の意味を汲み取らずに言葉の一部を抜き取って意味を変える。
 その文章を読み、元の文を読まずに、さらに勝手に解釈して意味を追加していく。
 そして改変されたその文を読んだ人は、元の文を知らずに評価を下す。
 言葉とは恐ろしいものです。
 発言者の意図を真逆に変えてしまうことができます。
 悪意を持った発信者がいれば簡単に発言者の意図は捻じ曲げられてしまう。
 このような行為をマスメディアが行う。知識人が行う。評論家が行う。政治家が行う。
 集団で行うので責任者が曖昧となってしまう。結果として誰も責任を取らない。
 元ネタを検索し検証すれば話が違うことに気が付くけれども、一般人には全ての事柄に検索して検証する時間がない。
 それ故に、好き放題に発言者の意図を捻じ曲げる行為が横行する。
 センセーショナルに派手に大袈裟に。
 発言者の意図は無視され、違う意味に変えられ、勝手に話が大きくなる。
 しかしその先には何があるのだろう?
 何も信じることができない世界が出来上がるだけなのではないか?
 分断と相互不信と不和と争いが満ちた世界が出来上がるだけなのではないか?
 マスメディアは、一部の知識人は、一部の評論家は、一部の政治家は、そんな世界が出来上がって欲しいと思っているのだろうか?
 思っていることを言葉で正確に述べることは難しい。そして誰かの言葉を発信者の意図通りに汲み取ることも難しい。
 しかし、誰かの言葉の一部を切り取って悪意を持って全く違う意味に変えてしまう行為は最悪の行為である。と私は思っているのです。

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9月の倉敷美観地区周辺のイベントの情報。

2017年08月31日 13時35分58秒 | 案内、告知、宣伝

 今回の記事は、9月の倉敷美観地区周辺のイベントの情報を(私が知り得た限りではありますが)御紹介いたしませう、という趣向でございます。



 まずは大原美術館の情報。
 大原美術館は9月は4日と11日と25日が休館日です。
 開館時間は9時から17時です。
 倉敷にお立ち寄りの際は、是非是非、大原美術館の名画を御覧になってみて下さい。


 水島コンビナートでは、『瀬戸内海の夕景と水島コンビナート工場夜景クルージング』が行われています。
 瀬戸内海に沈む夕陽と瀬戸大橋と日本有数の工業地帯・水島コンビナートの夜景を海上から一度に堪能できるクルージングです。
 ルートは、児島観光港から瀬戸大橋・瀬戸内夕景・象岩・水島コンビナート夜景・児島観光港となります。
 9月は2日と16日。
 出港は18時です。
 受付場所は、児島観光港です(受付は30分前から)。
 所要時間は、約90分。
 料金は、大人1800円、小学生900円です。
 お問い合わせは、瀬戸大橋観光船協会まで。



 毎月第3日曜日恒例の「くらしき朝市三斎市」は9月17日に開催です。
 倉敷近郊と高梁川流域の鮮魚や農産品や工芸品や郷土加工品等を販売している朝市です。
 開催場所は倉敷駅前商店街とその周辺。
 開催時間は8時から11時です。

 毎週土曜日に阿知町東部商店街北側の広場で『倉敷路地市庭』をしています。
 岡山県内の野菜や加工食品などがならんでいるそうです。
 時間は、9時から15時まで。

 毎週水曜日には有隣庵で無農薬野菜や新鮮野菜や手作りケーキや木工品やお弁当などを販売する「水曜市庭」を開いているそうです。
 時間は8時から12時45分です。
 興味のあるお方は是非是非行ってみて下さいませ。





 以上が今現在で私が知っている倉敷美観地区周辺の9月のイベント情報です。

 他に何か分かったら、またお知らせいたします。


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『腐蝕』/竹本健治

2017年08月31日 11時40分25秒 | 小説・本に関する日記


 昨日の夜は、竹本健治の小説『腐蝕』を読み返していました。


 航宙エンジニアを目指す少女ティナが主人公。
 彼女の周りで異変が起き始める。
 正体不明の影。彼女を呼んでいるかのような声。人々が消えかつての市街地が異空間に入れ替わる。友や恋人が存在した記憶が消える。
 世界の異変と崩壊の速度は徐々に速くなり……。
 SFホラーです。

 前半部と後半部に分かれています。

 前半部は、平和な街に原因不明で不条理な崩壊が迫る様を描いています。
 正気を失うような想いをしながら逃げて逃げて、それでも崩壊と喪失は主人公に迫ってくる。
 前半部のラストは圧倒的なイメージです。悪夢のようなイメージ。

 後半部は軸がぐるっと回転します。
 切なくて寂しくて美しいラストです。


 面白いですよ。
 お勧めです。

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ユーモアが隠れた源泉は歓びにあるのではなく悲しみにある。天国にはユーモアはない。

2017年08月31日 11時08分42秒 | VSの日記



 或る夜。友人宅で遊んでいた時のこと。

 友人夫婦と友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者と一緒に寛いでいたのです。
 その最中に、友人夫婦と友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者を驚かせてみたいと思い、お三方に「実はわたくし、この度、結婚することになりました!」と述べてみました。
 友人の旦那様は驚愕の表情で固まりました。そ、そこまで驚きますか……。
 友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者は「〇〇(←狐の本名)、けっこんするの?」と満面の笑顔で私に訊いてきます。素直なリアクションです。良い子だ。
 そして友人は……。「あかん。それはあかんでぇ」と何故か似非関西弁で呟き続けています。何だ? このリアクションは。

 友人は云いました。
 「あかん。それはあかん。あかんでぇ~」
 だから何が駄目なのですか? そして何故に似非関西弁なのですか?
 「そのネタはあかん。それだけはあかん」
 あ、こいつ。私の言っていることを信じていないな。ま、確かにネタなのだけれども。全く信じていないな。
 「ネタでしょ? あなたが現時点で結婚する可能性は万に一つもありません!」
 云い切りやがった……。ま、確かにそうなのだけれども。
 「あなたは表情をほぼ変えないので周囲の人はあなたを落ち着いた人だと誤解しているようですが、私はあなたが小心者でくよくよする性格であることを知っています。嗚呼。でもまさか独り身であることを其処まで気にしていたとは……。気にするあまりにそんなネタを言い放つようになっているとは……。気が付きませんでした」
 ちょっと待って。大袈裟ですよ。
 「しかし述べてよいことと悪いことがあります! 独り身であることをネタにしたとしても今まではあなたにはまだ一定の矜持が残っていました。なので一応は笑えてはいたのです」
 一応……。
 「しかし、『実はわたくし、この度、結婚することになりました!』は笑えない。あかん。サムい。サム過ぎる!」
 す、すみません。
 「あなたがそんなネタを繰り出すようなさもしい者になっているとは……。嗚呼。情けない……」
 其処まで云われると何だか泣きたくなってきた……。
 「泣くことは許しません! お聞きなさい!」



 其の夜。友人のまぢ説教は深夜にまで及びました。
 友人からのまぢな説教は身に堪えます。まぢで。
 不用意なネタは災難を招く。
 これからはよく考えてからネタを放ちたい。と思っているところなのでございます。
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