狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

深夜の集会その9。

2018年04月20日 20時54分36秒 | 知人、友人に関する日記




 本日4月20日は、薬師寺東塔が建立された日で、ローマ・ラ・サピエンツァ大学が設立された日で、織田信長と石山本願寺の和議が成立して顕如が石山を退去した日で、豊臣秀吉が京都・醍醐寺でお花見を行った日で、オリバー・クロムウェルがクーデターを起こしてランプ議会を解散させた日で、ロシア使節プチャーチンが前年に続いて再び長崎に来航した日で、第7回夏季オリンピック・アントワープ大会が開幕した日で、国際連盟が解散した日で、韓国の大韓航空機が誤ってソ連の領空を侵犯したためにソ連防空軍機の攻撃を受けた日で、自然破壊と環境破壊に対するキャンペーン記事を掲載していた朝日新聞が夕刊に自分達でK・Yと傷をつけた珊瑚の写真を撮って「沖縄県西表島のサンゴに『K・Y』の落書きがされている」という捏造記事を掲載した日であります。

 本日の倉敷は晴れでありました。
 予想では最高気温は二十六度、最低気温は十度です。
 明日も予報では倉敷は晴れなっております。








 「では皆さん。さういふふうに又しても私達の御花見の宴を欠席した無礼な狐さんに如何なる制裁を与えるべきか何かご存知ですか?」
 知人は卓上に置かれた映寫機で壁に映し出されている狐の姿を指さしながら皆に問ひをかけました。
 一人の友人が手をあげました。
 狐も手をあげやうとして急いで其の儘止めました。
 さうか。今宵は私を糾弾する夜會であつたか。
 知人は知人が主催する宴を狐に無視されて御怒りのやう。
 狐は知人や友人達が自分をどのやうに責め立てるのかどきどきわくわくする氣持がするのでした。

 ところが知人は早くも狐のその様子を見附けたのでした。
 「狐さん。あなたは分かつてゐるのでせう?」
 狐は勢いよく立ち上がりましたが、立つてみるとはつきりとそれを答へることができないのでした。
 狐の友人のうちの一人がふりかへつて狐を見てくすつと嗤ひました。
 狐はもうどぎまぎしてまつ赫になつてしまひました。

 知人はまた云ひました。
 「あなたは何か期待していますね? それは大體何でせう?」
 そんなことは人前では云えないと狐は思ひ、今度も直ぐに答へることができませんでした。
 知人はしばらく困つたやうすでしたが、目を狐の友人達に向けて「では貴方が答へなさい」と友人の一人を指名しました。
 するとその狐の友人ももぢもぢ立ち上つたままやはり答へができませんでした。
 知人は意外なやうにしばらくぢつと狐の友人を見てゐましたが、急いで「では。よし」と云ひながら、壁に映し出されている狐の姿を指しました。
 「あなたは今夜、唯、責められたひ。狐さん、さうでせう?」
 狐はまつ赫になって頷きました。
 けれどもいつか狐の眼の中には涙がいつぱいになりました。
 さうだ。私は今夜、惟、責められたひのだ。
 それは狐が内緒にしてゐる心の中に潜んでゐるいやらしい願望なのだ。
 いやらしい。
 さう考へるとたまらないほど自分があはれなやうな氣がするのでした。


 知人はまた云ひました。
 「狐さん。あなたが今宵、責められたひのならばお仕置きとして放置し無視します」
 放置……。無視……。
 「皆さんも狐さんには触れてはいけません。今宵は狐さんは放置です。よいですね?」
 ごめんなさいごめんなさい。いやらしいことを想像してしまってごめんなさい。宴を欠席してごめんなさい。もうしません。
 「反省していますか?」
 反省していますごめんなさい。お情けをどうかお情けを。
 「却下します。あなたは放置です」
 嗚呼。どうかお情けを。後生ですから。



 「では今日の集会はここまでです」
 知人のお宅の中はしばらく片付けの音がいつぱいでしたが、まもなく皆はきちんと禮をして知人のお家を出たのでありました。


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『ラ・ラ・ランド』

2018年04月20日 17時26分34秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『ラ・ラ・ランド』のDVDを観ていました。

 主人公のミアは女優志望。
 ハリウッドにあるワーナー・ブラザースの撮影所でカフェ店員として働きつつ夢を追っている。
 しかし、オーディションの結果は散々で役がもらえない。

 ジャズピアニストのセブは、ジャズピアニストとしての腕はよい。
 しかし古き良きジャズを好んでいて妥協しない為、仕事がほとんど無い。
 古き良きジャズを愛でる自分の店を開く夢を持っている。

 ある日、オーディションに落ちたミアは、ルームメイト達に誘われてクリスマス・パーティに参加することにした。
 ミアは、パーティで顔を売ろうとしたが思うようには行かず、落ち込んで歩いて帰っている途中、通りかかったバーから偶然聞こえてきた音楽に惹かれて店内に入る。
 ミアは曲に惚れ込んでピアノを弾いていたセブに声を掛けようとするが……。

 監督は、デミアン・チャゼル。
 出演者は、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド、ローズマリー・デウィット、キャリー・ヘルナンデス、ジェシカ・ロース、ソノヤ・ミズノ、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、トム・エヴェレット・スコット、ミーガン・フェイ、デイモン・ガプトン、ジェイソン・フュークス、ジョシュ・ペンス、トレヴァー・リサウアー、マイルズ・アンダーソン、など。

 アメリカ合衆国のミュージカル映画です。





 私はミュージカル映画はあまり観ていないのでミュージカル映画の良さをあまり理解していません。
 そのことを理解したうえで以下の文をお読みいただきたい。







 この映画が何故に評価が高いのか私には分かりません。
 面白いのですよ。面白いのだけれども、一般に異様に評価が高い理由が分からないのです。

 音楽やダンスのシーンはさすがに見事です。
 冒頭のダンスシーンは凄いです。

 しかしお話だけならば、よくあるお話なのです。
 そして、葛藤の部分が陳腐なのです。浅いです。
 ラストシーンもよくあるパターンなのです(そこで映画ならではの幻影を見せるところにはどきどきはしましたが、しかしそれもよくあるパターンなのです)。
 このお話は、ミュージカルでないと成立しません。

 苦悩と決断の部分を、葛藤の部分をもっと掘り下げることは可能だったはずです。
 軽いのです。
 軽いのならば徹底して軽いお話にすることもできたはずです。
 しかし軽いけれども重いのです。
 お話としてはよくあるパターンから抜け出ることができなかった。と思わざるを得ません。


 おそらく、ミュージカルとしての評価が高いのでしょう。

 つまらなかったわけではありません。
 面白かったですよ。
 楽しめました。

 でも、もっと面白く作れたはずなのになぁ。と感じた作品でありました。



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他人が自分に期待するより高い基準で責任を負いたまえ。弁解をしてはいけない。

2018年04月20日 16時08分11秒 | その他の日記



 1 匿名でよいので名乗り出て欲しいと財務省が協力要請を出したことに対して、マスメディアと民進党と希望の党と立憲民進党と自由の党と社民党と日本共産党は「二次被害が出る。恫喝だ」と批判した。
 2 民進党の杉尾秀哉議員がセクハラの被害者は民放の記者であると公開の場でばらす。
 3 テレビ朝日がセクハラの被害者はテレビ朝日の社員であると公表する。
 4 セクハラの被害を被害者が訴えてもそれを握り潰して適切な処置を取らなかったという、結果的にテレビ朝日がセクハラ行為に加担したことが判明する。
 5 ポストセブンがセクハラ被害者の実名を出す。
 6 フリー記者が民進党の大塚代表の定例会見でセクハラ被害者の実名を出す。
 7 民進党はその時の動画をネットで配信する(後で気が付いて削除する)。
 8 東京新聞の記者がセクハラ被害の訴えを揉み消した上司の性別を公開の場でばらす。
 9 希望の党の柚木道義議員がセクハラ被害の訴えを揉み消した上司が誰であるか特定できる情報を公開の場でばらす。



 成程。
 匿名で名乗り出ても、様々な人が配慮して被害者の身元が分からないようにしても、マスメディアと野党側がせっせと被害者の情報を公開する。
 人権無視の最低の屑どもが存在しているから細心の注意が必要。というわけなのですね。
 これでは報道による被害者の二次被害や三次被害は無くならないですよ。
 無くすことは不可能です。屑が多すぎます。

 報道ステーションでは後藤謙次氏がテレビ朝日の対応について「ギリギリセーフだった。そんな気がします」と述べています。
 テレビ朝日の番組でテレビ朝日の不祥事について「ギリギリセーフだった。そんな気がします」とコメントを出す。
 見事な忖度です。
 セクハラ行為の訴えを握りつぶし適切な処置をせず配置転換を行わなかったテレビ朝日は、組織としてセクハラ行為に加担したことを意味します。
 そうであるにもかかわらずテレビ朝日の番組内でテレビ朝日の弁護をする。
 これはテレビ朝日は反省をしないという意思表示であるとも考えられますね。
 私達は悪くない。とでも述べたいのでしょう。



 二次被害が出ると批判していた人達は本当に二次被害が出ているのですから、実名をばらした連中に厳重抗議をすべきです。
 そしてセクハラ行為に加担したテレビ朝日をテレビ朝日の番組内で弁護するような恥知らずには、やはり抗議をすべきです。
 それをしないならば二重基準となります。
 主張が矛盾します。
 二次被害が出ると批判していた人達は本当に二次被害が出ているのですから、実名をばらした連中に厳重抗議をすべきです。
 そしてセクハラ行為に加担したテレビ朝日をテレビ朝日の番組内で弁護するような恥知らずには、抗議をすべきです。


コメント (2)
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努力をしない者には運もツキもまわってこない。運やツキも実力のうちなんです。

2018年04月20日 11時16分17秒 | サッカーに関する日記




 明日は明治安田生命J2は第10節の日。
 我らがファジアーノ岡山はホームのシティライトスタジアムでFC岐阜様と対戦いたします。
 キックオフは19時です。
 ナイトゲームでありますね。

 ゴールデンウィーク前の試合であります。
 ゴールデンウィークに入ると過密日程になります。
 過密日程に入る前に勢いをつけておきませう!
 ファジアーノは、チャレンジャーらしく臆することなくサッカーの神様に首を垂れてお相手のチームに敬意をもって全力で勝ちにいきましょう!
 順位や勝ち点を大いに気にしてその上で目の前の試合に集中しましょう!
 現在、ファジアーノはJ2の首位です。
 勝てば首位の座を守ることができます。
 勝ち点3を取ることに固執しましょう!

 明日は楽しい試合が観たいです。
 期待していますよ。



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