本日4月24日は、吉田松陰が下田で黒船への密航に失敗した日で、ロシア帝国がオスマン帝国に宣戦布告した日で、イスタンブルで250人のアルメニア人独立活動家が殺害された日で、アイルランドで急進的な反英独立を掲げるシン・フェイン党が蜂起した日で、ドイツ・ヴァイマル共和国とソビエト連邦がベルリン条約を締結した日で、中共人民解放軍が南京の中華民国総統府を占領した日で、国鉄の順法闘争で首都圏の列車が遅れて利用客の一部が暴徒化した日で、ブラント西ドイツ首相の秘書ギュンター・ギヨームが東ドイツ情報機関のスパイとして逮捕された日です。
本日の倉敷は雨でありましたよ。
最高気温は十九度。最低気温は十六度でありました。
明日は予報では倉敷は雨となっております。
先日。友人宅で遊んでいた時のこと。
友人夫婦と友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者と一緒に寛いでいたのです。
その最中に、友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者が私・狐におねだりしました。「なにかおはなしして」
お子様の要請にはできるだけ応えなければなりません。
狐 「今は昔、竹取の翁といふ者有りけり」
お子様 「ありけり?」
狐 「野山にまじりて竹を取りつつ萬のことに使ひけり。
名をば讃岐造となむ言ひける」
お子様 「なむなむ」
狐 「その竹の中にもと光る竹なむ一筋ありける。
怪しがり手寄りて見るに筒の中光りたり。
其れを見れば三寸ばかりなる人、いと美しうて居たり」
友人 「世紀末覇者っぽく」
狐 「翁は云った。『我、毎朝毎晩見ている竹の中にいるので分かった。我の子となるがよい』
そしてその子を掌の中に入れて家へ連れて帰った」
友人 「そこで蝋人形の館」
狐 「霧の立ち込む森の奥深く、少女を運ぶ謎の老人。
誰も知らぬ秘密の館。
生きたまま蝋人形の如く震えて眠れ。明日はもうないさ。
今夜もひとり生贄になる。
手足も口も動かぬままに。
身の毛もよだつ悪魔の芸術。
裸の少女に迫る惨劇。
窓に映る殺人儀式。
壁に飛び散る生き血の飛沫……」
友人 「元に戻して」
狐 「妻の嫗に預けて養はす。
美しきことかぎりなし。
いと幼ければ籠に入れて養ふ」
う~む。
何だかわけのわからないお話になってしまいました。
友人のぼんくらなDNAを1/2引き継いでしまったにも関わらず良い子に育っているらしい小さき者がきゃっきゃと笑っていたので良しとしましょう。
友人の旦那様は何故かおろおろしていました。
聖飢魔Ⅱの「蝋人形の館」の歌詞はお子様には刺激が強すぎたでしょうか?
大丈夫ですよ。このくらいは。逞しく育てるのです。
友人は旦那様と仲が良くDNAを1/2引き継いだ小さき者もいて幸せそうです。
仲良きことは美しき哉。
何よりでございます。