狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

誘惑が去ってしまわないうちに、急いで誘惑に負けよう。

2020年06月11日 23時52分21秒 | VSの日記
 本日6月11日は、京都・神護寺の再興を後白河法皇に強訴した僧・文覚が捕縛された日で、賤ヶ岳の戦いで柴田勝家が羽柴秀吉に敗北し越前北ノ庄城に敗走した日で、伊能忠敬が日本地図作成に備えた第一次測量のため蝦夷地に向けて出発した日で、明治新政府が政体書を発布した日で、徳島本藩からの分離を求めていた淡路洲本城代の稲田家を本藩側の過激派藩士が襲撃した日で、中国清朝で政治改革運動「戊戌の変法」が始まった日で、義和団に呼応した清国軍の董福祥配下の兵士が北京の日本大使館員・杉山彬を殺害した日で、セルビアでクーデターが起こり国王アレクサンダル1世と王妃ドラガが暗殺された日で、日本海軍の駆逐艦「榊」が地中海でオーストリア潜水艦に雷撃されて艦長以下59人が戦死した日で、ヨシフ・スターリンが軍参謀部長ミハイル・トゥハチェフスキーら赤軍首脳8人を粛清した日で、シカゴ大学の科学者が原子力の社会的政治的影響を検討して「政治ならびに社会問題に関する委員会報告・フランクレポート」を大統領の諮問委員会に提出した日で、アメリカ上院が共和党のヴァンデンバーグ上院議員の提案による地域的・集団的防衛協定の推進などをトルーマン大統領に勧告した日で、東京都が失業対策事業の日当を245円に決定した日で、ベトナムの僧ティック・クアン・ドックが当局の仏教弾圧に抗議して焼身自殺した日で、アメリカ合衆国議会が決議案269によってアントニオ・メウッチを電話の発明者と認めた日で、日本の月周回衛星「かぐや」がその使命を終えて月面へ落下した日です。

 本日の倉敷は雨でありましたよ。
 最高気温は二十四度。最低気温は二十二度でありました。
 明日も予報では倉敷は曇りのち雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。




 先日のこと。
 友人宅におじゃました私の前には『ふーまん』が大量にあった。

  ふーまんとは? 
  解説しよう! 
  ふーまんとは倉敷えびす通商店街にある回転焼きのお店・えびす饅頭で売っている回転焼きである。
  安くてしかも絶品の味である。倉敷っ子のソウルフードの一つなのだ。私も大好きである。

 友人は私の目の前にある『ふーまん』を「好きなだけ食べてよいよ?」と言った。
 普段の私なら目の前にある『ふーまん』を貪り食っただろう。甘いものは大好き。
 だが断る。
 何故ならば、これはあからさまな挑発であったからだ。友人は意地悪な笑みを浮かべていた。

 私は今、適正体重に戻る為に粉骨砕身悪戦苦闘苦心惨憺している。
 時に勝利し時に負けている。負けた時は酷く落ち込む。
 友人は敗けた時の私の無様な姿を見ていつも嗤っている邪悪な奴だ。
 そしてその日は酒宴だった。
 お酒だけでかなりの量のカロリーを摂取することになる。
 ここであんこのたっぷり詰まった『ふーまん』を貪り喰えば私は後で必ず後悔する。例え『ふーまん』であったとしても。私が倉敷っ子であったとしてもだ。きっと食べた後で落ち込む。
 友人は、私の落ち込んでいる無様なさまを酒のつまみにしてお酒を飲もうという算段に違いない。
 友人は邪悪な笑みを浮かべていた。
 友人の思惑には乗らない。
 酒のつまみにされてたまるか。

 し、しかし、倉敷っ子のソウルフードを目の前にして食べずにいられる倉敷っ子はいるだろうか? 
 じゅるり。




 結局、私は「ふ~まんを食べたい」という誘惑に勝てなかった。orz。
 我が食い意地を恥じる。

 其の夜。
 友人宅では友人の邪悪な高笑いが止まらなかった……。orz。
 無念である……。orz。


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『謎好き乙女と奪われた青春』/瀬川 コウ

2020年06月11日 23時34分58秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、瀬川コウの小説『謎好き乙女と奪われた青春』を読み返していました。

 高校二年生の主人公である矢戸春一は、新学期早々から謎が大好きの新入生である早伊原樹里に付きまとわれることになる。
 早伊原さんは表の顔は優等生で元気溌剌で社交的。しかし……。
 矢戸君も性格に一癖あってクラスの中では友人が少ない。しかし彼は……。

 日常の謎を扱うミステリで青春小説でもあります。


 迂闊に正義をかざしてもそれが単なる独り善がりでしかないことはあるものです。
 人を理解するのは難しい。
 そんなお話であります。


 面白かったですよ。
 この小説はシリーズ化されているようですね。
 続きが出ているようなので続きを読んでみることにいたします。


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