狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

名も無く地位無く姿無し。されど、この世を照らす光あらばこの世を切る影もあると知れ。 天魔覆滅。

2020年06月19日 23時49分37秒 | VSの日記
 本日6月19日は、倒幕に転じた足利高氏らの攻撃により六波羅探題が陥落した日で、応永の外寇で李氏朝鮮軍が対馬に上陸した日で、アメリカ合衆国議会がドレッド・スコット対サンフォード事件の判決を破棄してアメリカ合衆国の領域内での奴隷制を禁止した日で、メキシコの自由主義勢力がメキシコ皇帝マクシミリアンを処刑した日で、黒河下流の乾岔子島と金阿穆河島でソビエト連邦・満州国両軍が衝突した日で、玉川上水で太宰治と山崎富栄の心中遺体が発見された日で、ローゼンバーグ事件のローゼンバーグ夫妻が処刑された日で、新日米安保条約が自然成立した日で、バスク地方の分離独立を掲げるバスク祖国と自由・ETAがバルセロナのショッピングセンターで車爆弾によるテロを起こした日で、韓国で漣川軍部隊銃乱射事件が起こった日です。

 本日の倉敷は雨のち曇りのち晴れていましたよ。
 最高気温は二十四度。最低気温は十八度でありました。
 明日も予報では晴れとなっております。





 先日、洋服を買いに行きました。
 夏用の服を買っておこうと思ったのです。

 お洒落なお店に行くのは緊張してしまいます。
 小洒落た服が沢山並んでいるお店は気後れしてしまいます。
 「お前のようなちんちくりんはこの店から出ていけ! 今すぐにだ!」と言われるのではないかとぷるぷると怯えてしまいます。
 それに私は目立ちたくないのです。
 できれば周囲に溶け込むような保護色のような服を着て存在感0になりたいのです。
 目立たぬように生きていきたいのです。
 ひっそりと影の存在でいたいのですよ。
 我が命我が物と思わず、武門の儀、あくまで陰にて己の器量伏し、御下命如何にても果すべし。尚、死して屍拾う者なし。
 お洒落な場所は場違いとしか思えません。
 アウェ感たっぷりです。
 怯えながら隅っこで服を物色し、できるだけ地味な服を持ってレジに行きました。
 レジのお姉さんに「お前のようなちんちくりんはこの店から出ていけ! 今すぐにちんちくりんの国に帰れ!」と言われるのではないかと震えながら会計をしました。

 地味な服と地味な靴を買ってきました。
 この服ならば闇に紛れて生きていけそう。
 明日からより一層周囲に溶け込んで地味に目立たぬように生きていこう。と決意をしっかと新たにした次第にございます。



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『勝手にふるえてろ』/綿矢りさ

2020年06月19日 16時23分24秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、綿矢りさの小説『勝手にふるえてろ』を読み返していました。

 主人公の江藤良香は都内で会社の経理課で働いている。
 中学生の頃の同級生に未だに片思いを続けていて恋愛経験は無し。
 つらい時は、中学生の時から会っていない同級生の顔を思い浮かべている。
 人間関係が苦手で会社の中で友人は少ない。

 そんな良香に熱烈にアタックをかけてくる男性が現れた。
 でも良香はその男性に全くときめかない……。

 妄想の中で理想の彼氏と化している中学生の頃の同級生。
 自分を熱烈に好いてくれているけれどもときめかない男性。

 妄想と現実に良香は悩み暴走して……。




 良香というキャラクターは意外に行動力があるので、ハラハラするのです。
 そして、肩を掴んで「あかん。あかんよ。それは」と言いたくなるような危なっかしいキャラクターなのです。
 恋愛小説というよりかは、「このキャラクターの生き様を御覧じろ」って感じの小説ですね。
 所々に毒が混じっていて心地良いです。

 面白かったですよ。
 楽しめました。


   
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