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狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

運命の車輪は回る。錨は引き上げられよう。

2017年11月23日 19時36分54秒 | その他の日記



 世界は常に動き続けている。
 天秤は常に揺れ動いている。
 新しいシステムが導入され、最新のプログラムが稼働する。
 パワーバランスが揺らいで、世界は震えて軋み亀裂が走る。
 そこに正義は存在しない。純粋な力だけで事は決定される。
 しかし、その力は単純な腕力だけではない。複合的な力だ。
 新たなシステムは世界中に根を伸ばして、複雑に絡み合う。
 お互いに支えあいながら殴りあう。
 生き残る為に。力一杯で殴りあう。

 局地に現れている現象の多くは新たなバランスを決める過程から起こっている。
 その動きは、加速している。均衡を求めて崩壊を避ける為に生き残りを賭けて。
 観測されるものは全てがメッセージ。情報は駆け巡り、殴り合いの交渉が続く。
 お互いが豊かになる関係を構築するものもあればどちらかが滅するものもある。

 運命の車輪は回る。錨は引き上げられよう。
 天秤は揺れ動く。砂塵が舞い上り大渦を巻く。
 焔はちろちろと舌を伸ばして時を待っている。
 綻びは亀裂を招く。亀裂は崩壊を呼んでいる。

 無垢なだけならば無垢なるが故に報いを受けて押し潰されることになる。

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『シン・ゴジラ』

2017年11月23日 15時56分17秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は荒川弘・著、田中芳樹・原著の漫画『アルスラーン戦記』の第7巻を読んだ後にゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』で遊んでその後に、映画『シン・ゴジラ』のブルーレイを観ていました。

 東京湾内の羽田沖で大量の水蒸気が噴出する。
 同時期に海底の東京湾アクアラインでトンネル崩落事故が発生。
 政府は事故の対応を始める。
 当初は海底火山の噴火や熱水噴出孔からの水蒸気と思われていた。
 しかしネットに事故現場の動画がUPされる。
 そこには巨大生物らしきものが写っていた……。

 総監督は、庵野秀明。
 監督は、樋口真嗣。
 出演者は、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、志村祐介、大杉漣、柄本明、余貴美子、市川実日子、國村隼、平泉成、松尾諭、渡辺哲、中村育二、矢島健一、津田寛治、塚本晋也、高橋一生、光石研、古田新太、松尾スズキ、鶴見辰吾、ピエール瀧、片桐はいり、小出恵介、斎藤工、前田敦子、浜田晃、手塚とおる、野間口徹、黒田大輔、吉田ウーロン太、橋本じゅん、小林隆、諏訪太朗、藤木孝、嶋田久作、神尾佑、三浦貴大、モロ師岡、犬童一心、原一男、緒方明、KREVA、石垣佑磨、森廉、野村萬斎、など。

 何回か観ている作品なのです。
 丁寧なシナリオの作りで非常に面白いのです。
 私はこの映画が大好きなのでこのブログにも2つ記事を書いているのです。
 昨日は、この映画の登場人物であるカヨコ・アン・パタースンというキャラクターについてつらつらと考えながら観ていました。
 なので今回は、カヨコ・アン・パタースンというキャラクターについて書いてみようという趣向にございます。



 カヨコ・アン・パタースンというキャラクターは登場するシーンは多いのですが実はこの映画の中で魅せ場がほぼ無いのです。
 有能なのだろうと推測できるシーンは多いのですがこの映画の中の行動で「凄い……」と唸らせて有能さを証明するシーンはほぼないのです。
 私はカヨコ・アン・パタースンというキャラクターに魅せ場を作ってあげて欲しかったと思うのです。

 例えば……。
 彼女は中盤のラストで自身の経歴に傷がつく可能性のある決断をします。
 しかし、彼女が日本に熱核攻撃を行うと困るアメリカ内の勢力を短期間でまとめ上げアメリカ政府と交渉し彼女の決断をアメリカの国益に適うものとアメリカ政府に認めさせ矢口蘭堂のプランに米軍が協力することで日本に貸しを作る(但し矢口プランが失敗すれば即座に熱核攻撃を実施する)というプランをアメリカ政府の首脳に承認させて日本政府と巨大不明生物特設災害対策本部に早い段階で申し出て自分の有能さを示し自分の得点にしてしまう……、という描写があれば超有能なネゴシエイターであるであろうカヨコ・アン・パタースンというキャラクターにとっての政治の場での有能さを示す魅せ場となったと思うのですよ。

 カヨコ・アン・パタースンというキャラクターが賛否両論となっているのは、有能なのだろうと思えるシーンは多いのだけれどもはっきりと有能さを示す魅せる場がないので観ている側の多くが戸惑ってしまったのが原因なのではないか? と思うのです。
 でもまあカヨコ・アン・パタースンというキャラクターにはっきりとした魅せる場を作ると物語のバランスが崩れるかなぁ……。
 主題が崩れてしまうかもしんない……。


 少なくとも石原さとみ様は悪くない。というのが私の結論なのであります。


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迷いの無い人間なんているもんか! 迷って悩んでそれでも考えてそうやって今のあたしがいるんだ!

2017年11月23日 13時58分31秒 | 漫画・ゲームに関する日記



 昨日の夜は荒川弘・著、田中芳樹・原著の漫画『アルスラーン戦記』の第7巻を読んだ後に、ゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』で遊んでいました。
 ゲーム『信長の野望・創造 戦国立志伝』で遊んでいて宇喜多於葉という架空の姫武将で天下統一目前だったのですが、ゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』の2周目で「第50話A 神殺しの魔神」まで進めていたのですが、それらをお空の彼方にぶん投げてゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』を始めてしまいました。
 お話は、ゲーム『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』の続きとなります。

 「第23話 最後の来訪者」で中断いたしました。
 ここまでほとんど機体の改造をしてこなかったので火力不足。
 期待の改造を本格的にはじめました。するとお銭が足りない……。orz。
 なのでレベル上げを兼ねた資金稼ぎをしております。
 レベル上げ作業は楽しいです。

 暫らくはレベル上げ作業をしながら資金稼ぎをしたい。と思っているところなのでございます。


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『アルスラーン戦記』第8巻/荒川弘・著、田中芳樹・原著

2017年11月23日 13時37分18秒 | 漫画・ゲームに関する日記





 昨日の夜は、荒川弘・著、田中芳樹・原著の漫画『アルスラーン戦記』の第7巻を読んでいました。

 大陸公路の強国・パルスの王都エクバターナが一神教イアルダボート教を奉じるルシタニアによって陥落する。
 パルス軍がルシタニア軍に大敗した第一次アトロパテネ会戦に従軍していたパルス国の王太子・アルスラーンは、ルシタニアの手から逃れ東の国境の要衝ペシャワールに辿り着く。

 ルシタニア軍に協力していた銀仮面の男がペシャワールに忍び込み、アルスラーンを狙う。しかし間一髪のところでダリューンらが駆けつけて事なきを得る。
 しかし万騎長バフマンが銀仮面卿を指して「その方を殺せばパルス王家の正当な血は絶えてしまう」と叫ぶ……。

 同じ頃、パルス南東に位置するシンドゥラ国の第二王子ラジェンドラがパルス国の混乱に乗じてペシャワール城塞を攻略すべく自ら兵を率いて攻めてきた……。
 隣国のシンドゥラは2人の王子の間で王位継承争いに揺れている。
 アルスラーン達は、王都奪還に向けて後顧の憂いをなくす為、弟王子・ラジェンドラと攻守同盟を結びシンドゥラ国の王位継承戦に介入する……。

 貴種漂流譚で王太子アルスラーンの王国奪還の物語。


 原作の小説はどこまで読んだのか忘れてしまいました。
 第2部の最初の頃までは読んでいるはず。
 でも第1部もかなり忘れております。


 今巻も面白かったですよ。
 続きが楽しみです。

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シャコバサボテンその9。

2017年11月22日 20時09分33秒 | お花に関する日記





 本日11月22日は、ヴァスコ・ダ・ガマが喜望峰に到達した日で、国王チャールズ1世の悪政を挙げ議会改革を要求する議会の大諫奏がイングランド議会で可決した日で、近鉄花園ラグビー場の開場式が行われた日で、日本の戦後処理についてのカイロ会談が行われた日で、ソ連が初の水爆実験に成功した日で、テキサス州ダラスでケネディ大統領暗殺事件が起こった日で、兵庫県立八鹿高等学校で集団下校中の教職員約60名を解放同盟の同盟員が学校に連れ戻して13時間にわたり監禁・暴行して教師48名が負傷(うち29名が重傷・1名が危篤)した八鹿高校事件があった日で、岡山県美星町で日本初の光害防止条例が公布・施行された日です。

 本日は倉敷は雨でありましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温は三度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。



 上の写真に写っているお花は、「シャコバサボテン」です。
 シャコバサボテンのお花に関しては、2015年11月23日の記事2014年11月23日に記事2013年12月23日の記事2013年1月28日の記事2011年11月24日の記事2010年12月9日の記事2010年1月7日の記事2008年11月2日の記事もよろしかったらご覧下さいませ。
 2015年と2014年と2013年と2011年と2010年と2008年のシャコバサボテンのお花の記事です。



 シャコバサボテンのお花の花言葉は、「美しい眺め」です。


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目に見える裏切りなど知れている。本当に恐ろしいのは目に見えぬ裏切りですよ。

2017年11月22日 17時51分07秒 | その他の日記



 地方には地方の議会議員選挙があります。
 先の衆議院議員選挙で民進党の地方組織や地方議員達は、民進党がまだ存続しているにもかかわらず民進党の候補者ではなく地方議会の議員選挙のライバルとなる他政党の候補者を応援していたことになります。
 今後、民進党の地方議員達は民進党を棄てて民進党から分かれた2つの党をライバルとして戦わなければならないのです。
 そして民進党を棄てて民進党から分かれた2つの党は地方組織を持っていない&お金がないという状態なのでこの2つの党は民進党の地方組織を取り込もうとするはずです。
 民進党の地方組織や地方議員達は、かつて民進党に所属していた衆議院議員達にまたしても翻弄されることになります。

 民進党として主張すべき政策を一切主張してこなかったからこそのこの様なのですよ。
 主義主張が全く違う他の野党と野合して唯々騒いでいるだけで建設的な議論を一切してこなかったからこそのこの様なのですよ。

 民進党を棄てて民進党から分かれた2つの党の内の片方はかつての民進党の路線と同じ路線のようですね。
 共産党と票の奪い合いをして自分達の議席を守ることに専念する戦術のようです。
 共産党と選挙協力をして協力体制を維持することは実は共産党と票の奪い合いをしているだけです。
 今回は共産党との票の奪い合いに勝てましたが次も勝てますかね?

 民進党を棄てて民進党から分かれた2つの党の内のもう片方はある程度の意思統一がなされたはずなのに早くも意見を変える人が続出しています。
 この党内での意見対立を乗り越えることができるのでしょうか?

 民進党の地方組織や地方議員達はこのような政党の衆議院議員選挙を支援していたわけです。
 民進党から地方選挙に出馬する人達はライバルとなる他党の衆議院議員選挙を支援してきたわけです。
 それができるのはそもそも主義主張など皆無だったからでしょ?
 民進党としての確固たる主義主張があったならば他党に移った立候補者を応援するという異様な行動はとらなかったはずです。

 今後、民進党の地方組織や地方議員達は、かつて民進党に所属していた衆議院議員達にまたしても翻弄されることになります。
 何も信念がないのならば、貴方達はかつて民進党に所属していた衆議院議員達に利用されるだけの存在となってしまいますよ。
 よくよくお考えになってくださいませ。


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勇者と俗人との根本的な違いは、勇者は全てのことを挑戦と受け止めるのに対し、俗人は全てのことを好運か不運のどちらかと考えることだ。

2017年11月22日 15時27分56秒 | サッカーに関する日記



 早いもので長かった今季のファジアーノ岡山の勇気あるわくわくさせる冒険の旅も終わってしまいました。
 13勝16分13敗で勝ち点は55。得失点差は-5。順位は13位でありました。

 前年にプレイオフに進出してJ1昇格まであと1歩のところまで迫る。
 しかしチームの背骨ともいえる選手達が移籍してチームを一から再構築しなければならない。
 今まで以上に期待を背負いながら根本からのチームの作り直す作業をしなければならなかった今シーズンは難しいシーズンでありました。
 目標のJ1昇格はならなかったけれども、今季のファジアーノの挑戦は勇気のある見事な見事なチャレンジでありました。
 財政的には無理をせず限られた戦力でプレッシャーをかけて全力で高みを目指したことは絶対に糧になると思っています。

 選手の皆様、スタッフの皆様、1年間お疲れさまでした。
 来季は今年の経験を生かして更なる飛躍をお願いいたします。 
 そしてサポーターの皆様もお疲れ様です。
 来年も盛り上がっちゃいましょう!

 何だかあっという間に終わっちゃったなぁ。
 目標には届かなかったけど、でも今期は楽しかったです。
 うん。楽しかった。
 来季はもっともっと楽しいシーズンになることを期待しております。


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『タイガー&ドラゴン』DVD第四巻

2017年11月22日 13時41分18秒 | 映画・ドラマに関する日記





 昨日の夜は、ドラマ『タイガー&ドラゴン』のDVDの第4巻を観ていました。

 山崎虎児は新宿流星会に所属するヤクザ。
 生来の笑いのセンスの無さと強面から歌舞伎町一冗談が通じないヤクザと知られていたが、浅草で落語家の林屋亭どん兵衛の高座を聞いて感動し、どん兵衛に弟子入りを志願する。
 どん兵衛は新宿流星会の組長から400万円の借金をしていた。虎児はどん兵衛が借金を返すまでヤクザから足を洗うことが出来ない。
 そこで虎児は、噺をひとつ習得するごとに10万円の授業料をどん兵衛に支払い、それをそのまま「返済金」として虎児が取り立てるという奇妙な契約をどん兵衛と交わすことにした。
 虎児は、林屋亭門下の林屋亭小虎として落語の修業を積んでゆくこととなった。
 昼は落語家で夜はヤクザという生活を始めたのだが……。

 主な出演者は、長瀬智也、岡田准一、西田敏行、銀粉蝶、阿部サダヲ、猫背椿、江本花琳、椎名明音、春風亭昇太、星野源、深水元基、浅利陽介、笑福亭鶴瓶、塚本高史、宅間孝行、伊藤修子、伊東美咲、蒼井優、桐谷健太、荒川良々、尾美としのり、半海一晃、松本じゅん、洞口信也、廣石恵一、など。

 第3巻には、第7話「猫の皿」と第8話「出来心」が収録されています。

 古典落語の演目を基に一話完結で物語が進みます。
 テーマとなる演目が物語と絡みながら先に紹介され、さらにその演目と物語が合わさった形となって創作落語として小虎が演じることになります。
 小虎の創作落語のオチが物語のオチとなるのです。

 このお話はどのようにして作っているのだろ?
 テーマとなる演目を選んだ時点でオチの台詞はほぼ決定されているはず。
 オチから逆算して物語を作っているのか?
 それともお話を展開させてオチの台詞に結び付けているのか?
 どっちなのだろ?


 面白かったですよ。
 続きを観てみることにいたします。

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人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり脆弱でありそれ故に愚かなものであるが堕ちぬく為には弱すぎる。

2017年11月21日 20時49分56秒 | VSの日記




 本日11月21日は、モンゴルフィエ兄弟が熱気球による初の有人飛行に成功した日で、アルベルト・アインシュタインの特殊相対性理論の第2論文がドイツの学術誌『アナーレン・デア・フィジーク』に掲載された日で、治安警察法が廃止された日で、米大統領リチャード・ニクソンと日本の佐藤栄作首相が安保堅持・1972年の沖縄返還などの日米共同声明を発表した日で、国連総会で中華民国追放・中華人民共和国招請議案が過半数を超えてしまった日で、空白の一日事件があった日で、伊豆大島・三原山の噴火で全島民が一時島を脱出した日です。

 本日も倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十二度。最低気温は二度でありました。
 明日も予報では倉敷は曇りのち雨となっております。お出かけの際はお気を付けくださいませ。



 今日の朝に書いた記事をお読みになったお方は、私が休日である本日にどのような行動を取るのか予想できたと思います。
 そうです。本日、私はお部屋の中でまったりと過ごしていました。
 お部屋の中は落ち着きます。嗚呼。本当に落ち着く……。心地良いのです。

 年末に向けてプライベートでやらなければならないことはたくさん溜まっています。
 でもでもまだ時間はある。
 まだ、ぎりぎりぢゃない。
 なので今日はお部屋の中でゆったりまったりしていました。

 漏電することなく充電できたので明日からまたお仕事頑張ります。

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『はなとゆめ』/冲方 丁

2017年11月21日 19時19分57秒 | 小説・本に関する日記




 昨日の夜は、冲方 丁の小説『はなとゆめ』を読み返していました。

 優れた歌詠みとして知られていた清原元輔。
 その娘である清少納言は機知に富む才媛として28歳の時に帝の中宮で当時17歳の藤原定子に女房として仕えることになる。
 それは後宮で最も貴い立場にある人物の元に出仕することを意味する。
 清少納言は内裏の雅で華やかな雰囲気に馴染めずにいたが、定子に自分でも気が付いていなかった才能を認められて自分自身の価値に気が付いて定子の元で才能を発揮することの楽しさに目覚めていく。
 そんな中、朝廷内では定子の父親の藤原道隆の遺子達と定子の叔父の藤原道長との権力闘争が始まり……。

 清少納言が主人公の歴史小説で清少納言と彼女の主・定子の物語で清少納言と定子の絆である枕草子の物語です。



 このお話で描かれている時代って面白そうなネタが満載でありますね。
 定子の父親である藤原道隆というお方は非常に面白い人だし、陰陽師・安倍晴明もこの時代の人だし、面白そうな人がたくさんいますね。
 この時代の前後にも非常に個性的な人達がたくさんいます。

 困難な時に嘆いていてばかりであったり他者を攻撃するだけだったりするのではなく、周囲に気を配った上で涙は胸におさめて笑顔で雅で華やかな雰囲気を作りそんな雰囲気で周囲の人を心を華やかにしてその人達が困難に立ち向かっていけるようにする。
 このようなやり方は難しくてそう簡単にはできるものではありません。強い精神力が必要となります。
 現代でもこんなことは難しくてできない。
 でも最も賢い者とはそんな人なのだろうなぁ、と思ってしまいましたよ。
 心を震わせるような心が熱くなるようなお話です。

 面白かったですよ。
 お勧めです。


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可能性という言葉を無限定に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは我々がもつ可能性ではなく我々がもつ不可能性である。

2017年11月21日 10時26分41秒 | 休日の日記





 本日は私はお仕事がお休みの日であります。
 先週はやんごとなきおかたである勤め先の店長様がのっぴきならない事情でよんどころない用事ができたので私のお休みの日がありませんでした。
 久々のお休みの日なのであります。
 プライベートでやらなければならない雑事が雑にもとい実に大量に溜まっています。
 でも久々の休日なので遊びたい!
 でも先週はお休みの日がなく疲れているような気がするのでお部屋の中でまったりしたい。二度寝したい。
 分身の術が使えるとよいのだけれども私はまだ分身の術は会得していません。
 エイリアスを出せればよいのですが私はダイバーフォースを持っていないので出せません。
 何かを選ぶということは何かを諦めることでもあります。
 じっくりと考えたい。と思っているところなのでございます。


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いつの日かあの時の空取り戻し、迷える者同志 輪になり夜通し語り合い、忘れられない俯いた日々を笑い飛ばしたい。

2017年11月20日 19時58分33秒 | 知人、友人に関する日記




 本日11月20日は、中国国民政府が南京から重慶への遷都を宣言した日で、岩波書店が岩波新書の刊行を開始した日で、ニュルンベルク裁判が始まった日で、文化大革命を指導した四人組の裁判が始まった日です。

 本日の倉敷は曇りのち晴れでありましたよ。
 最高気温は十度。最低気温は四度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。






 若い嬢の命を取る事も真つ白な張の有る体を目茶目茶にする事でも平気な顔でやつてのける力を持つた刀でさえ錦の袋に入った大店の御娘子と云うなよやかな袋に包まれて末喜の様な心もその厚い地布の影には潜んで何十年の昔から死に変り生き変わりした美くしい男女の夢から生れた様な艶やかさばかりを輝かせて育つた我が友である女の名は其の美しさに似ず勇ましい名である。
 友の心の底にちらつと怪しい光りもののあるのを私は見附けた。
 其の光りものの大きくなつた時に起る事も私は想像する事が出来た。
 友の心の中に棲む光りものの細やかに物凄い煌めきを見るにつけて天が人に与えるものについて考えさせられた。
 友の心に住む光りものの広がる毎に其の美くしさは増して昔から御話にある様な美くしさと氣持を持つて居るのを知つたのは私きりではなかった。
 粋な模様の裾長い着物に好きでかつら下地にばかり結つて居た様子は其の御白粉気のない透き通るほどの白さと重そうに好い髪とで同じ学級の者がこぞつて附文をする程の美くしさをもつて居た。

 或る時、自分の名が勇ましい名であることに笑つて「私は大好き。良いねえ……」と云つていた。
 「女は柔しい名の方がどれだけよいか……。名のあまり凄い女は嫌がられるもの……」と彼女の母親は云つた。
 「そう。咲くかと思えば直に萎んで散つてしまう花。直に年寄りになる様な御花なんて名が良いのでしやうか? でも私は自分の名が好きなんだもの。龍があの黒雲に乗つて口を刮と開いて火を吹く所なんかは堪らなく良いけども、まあ只の蛇が真つ青に鱗を光らして口から赤い舌をぺろりぺろりと出す事なんかも私は大好き。良いよね……」
 其の凄く光る瞳を憧れる様に見はつて友は斯う云つて母親が顔色を青くしたのを真つ黒な瞳の隅から見て居た。
 細工ものの箱に役者の絵葉書に講談本のある筈の室には、壁いつぱいに地獄の絵が貼りつけてあり畳の上には古い虫ばんだ黄表紙だの美くしく顎が尖つた男達が睦む本が散らばつて真つ赫に塗つた箱の中には勝れた羽色を持つた蝶が針に刺されて入つて居た。
 そんな事も母親に何とはなしに涙ぐませるには十分な事だつた。

 友は家業を手伝つていたが、仕事を教わる際には気儘に教わつて居たけれども教える任にあたつた者は友人の冷たい美くしさに自分の氣の狂うのを畏れて成る丈は避けて居た。
 友は男が鉛筆を握つて居る自分の横顔を見つめてぼ~つとと顔を赫くしたり小さな溜息を吐いたりして居るのを見ては、其れが面白さに分るものをわざと間違えて癇癪を起したふりをして弱い男のおどおどしてただ情けなそうに俯く様子を見ては満足の薄笑いをして自分の部屋に入るのが常だつた。惡い奴である。

 今も彼女の氷のやうな美貌と共に恐ろしくも冷たくも美しい内面と煌びやかな才が頭に浮かぶ。
 でももう彼女は居ない。
 彼女は恐らく笑いながら此の世界から去つていつた。
 全ての人を嘲笑いながら彼岸へと旅立つてしまつた。
 あいつは莫迦だ。底なしの莫迦だ。
 でももう居ない。
 だからあいつに直接文句も言えない。


 その事は私をとてもとても寂しい氣持ちにさせてしまうのだ。

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言葉や属性こそ物事の本質に一致すべきであり逆に本質を言葉に従わせるべきではない。というのは最初に物事が存在し言葉はその後に従うものだからである。

2017年11月20日 18時01分57秒 | その他の日記




 立憲主義という言葉をきちんと理解していない人が立憲主義という言葉を使うのは非常に危険な行為です。
 立憲主義という言葉を旗頭にするのならばきちんと立憲主義という言葉の意味を理解して立憲主義という言葉を使うべきです。
 立憲主義という言葉を使って立憲主義を踏みにじる行為を行っている者がいます。それは非常に危険な行為です。

 何を主張しても構いません。日本は共産主義国ではないのですから。
 しかし言葉を軽く使い言葉の意味を理解しないまま言葉の意味を無視して都合よく使えば主張は矛盾をはらむ可能性が高くなります。
 矛盾をはらんだ主張は大勢の人の耳には届きません。

 憲法が絡んだ重大な主張なはずです。
 立憲主義という言葉をきちんと理解していない人が立憲主義という言葉を都合よく意味を改変して使うのは非常に危険な行為です。
 立憲主義という言葉を使うのならばきちんと意味を理解して使ってください。
 お願いします。

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『刀語 第十一巻 毒刀・鍍』

2017年11月20日 16時47分35秒 | 映画・ドラマに関する日記






 昨日の夜は、アニメーション『刀語 第十一巻 毒刀・鍍』のDVDを観ていました。
 
 尾張幕府によって戦国の世が平定された架空の日本。
 かつて戦乱の時代に伝説の刀鍛冶である四季崎記紀が作った千本の刀は驚異的な威力を発揮し所持数が多い国ほど優勢に戦を進められたという。
 尾張幕府は四季崎が作った刀を恐れて四季崎が作った刀を収集する。
 988本まで集めたが残りの12本を手に入れることができなかった。
 そして尾張幕府が手に入れることができなかった12本こそが四季崎記紀の最高傑作である完成系変体刀で、尾張幕府が集めた988本の刀は12本の完成系変体刀の実験台にすぎなかったことが判明する。

 時は流れ、尾張幕府の天下は安定していた。
 しかし、幕府内では驚異的な力を持つ四季崎記紀の12本の完成系変体刀が問題になっていた。
 
 尾張幕府家鳴将軍家直轄預奉所軍所総監督である奇策士とがめは変体刀の収集を幕府から命じられ、虚刀流7代目当主・鑢七花と共に完成形変体刀の蒐集の旅をすることになった。

 毒刀・鍍は、真庭忍軍の十二棟梁の一人・真庭鳳凰が富士の樹海から回収した。
 しかし毒刀・鍍の刀の毒によって真庭鳳凰は乱心して真庭人鳥に斬りかかる。
 鳳凰に斬られた真庭人鳥は七花ととがめに助けられて……。

 原作は西尾維新のシリーズ小説「刀語」です。



 嗚呼。成程。刀語とはこのようなお話だったのか……。
 物語の伏線の多くが回収されています。
 他者との関わりがないまま育った赤子のような男性が多くの経験を経て人となる……のではなく……。

 この作品の主題歌は大好きですし作中の音楽もとても良いです。
 面白かったですよ。
 次が最終巻でありますね。
 続きが楽しみです。


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世の中は君の理解する以上に栄光に満ちている。

2017年11月20日 16時20分42秒 | サッカーに関する日記




 昨日はJ2は第42節の日。
 最終節でありました。
 我らがファジアーノ岡山は、ホームのシティライトスタジアムでアビスパ福岡様と対戦でありました。
 結果は1-1で引き分け。
 得点したのは、キャプテン喜山康平選手でありました。

 今期のファジアーノ岡山の長い長い偉大なる冒険の旅は終わってしまいました。
 選手の皆様、スタッフの皆様。お疲れさまでした。
 プレイオフには進出できなかったけど、それは悔しいことだけれども、チームの再構築を余儀なくされた状態で粘り強く多くの挑戦をした誇るべきシーズンだと思います。
 その挑戦は上手くいかなかったこともいくつかあるけれども、それは来季以降の為の分析対象となり、財産となります。
 きっといつか私達はJ1に昇格できる。今期は私達の番ではなかったけれどもいつか私達の番がくる。
 そう思えたシーズンでありました。
 すごく楽しかったです。

 来季のファジアーノ岡山はどのようなチームになるのでしょう?
 私、どきどきわくわくしているのです。

 今期のファジアーノ岡山の戦いっぷりは楽しかったですよ。

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