新しい面白さを求める読書ではなく、何度も読んだ本に癒されるための読書をすることが僕はあるのですが、梨木香歩さんの「家守綺譚」がまさにそれです。
毎日色々やりたい作業はあるのですが、この前、1/12(水)にこの文庫本だけ持って喫茶店に行って、一人で何も考えずにずっと読んでいたらあらためて面白くて、帰っても夜中までずっと読んでいて、2日くらいで読み終わってしまいました。
あらすじは、大学を卒業し . . . 本文を読む
シネ・ウインドで「アイダよ、何処へ?」を観てきました。
1995年、ボスニア・ヘルツェゴビナの町スレブレニツァがセルビア人の軍に襲われ、住民達が国連の避難所へと詰め掛けるが全員は入りきれずに周囲にも人々が溢れ返り混乱を極めていた。
国連の通訳として働くアイダは避難民、そしてその中にいる夫と息子2人を救おうと奔走するも、予測できない事態に翻弄されていく。
冒頭、国連平和維持軍とセルビア人 . . . 本文を読む
1/13(木)、新潟市美術館「香月泰男展」を見に行ってきました。
110年前に生まれ、若い頃から油絵を志した香月泰男は、戦争で4年間シベリアに送られるが絵を描くことを辞めず、帰国してからは戦地での過酷な体験を元に「シベリア・シリーズ」という大作を描き続けた。
まさに人生そのものを賭けて絵を描いていたことが伝わる展示でした。
前半、香月泰男が若い頃に影響を受けたゴッホ風に自分の故郷や祖母 . . . 本文を読む