こわれ者の祭典の話。Part3
一つ前の記事の続きです!
2/12(日)に行った、「こわれ者の祭典」というイベント(もう2週間も前の話題だ!)
こわれ者の祭典というのは、身体障害や精神障害や諸々の「生きづらさ」を抱えた人たちによるパフォーマンス集団。
その中に、アイコさんという女の子がいました。
アイコさんは、強迫性障害などに悩まされていた経験を持ち、今ではこわれ者の祭典で詩の朗読をしている方でした。
初めてこわれ者の祭典に出演した時は舞台上で黙り込んだりしたらしいですが、俺が見たアイコさんはすごく落ち着いている方に見えました。
しかし、そんなアイコさんの詩の朗読が始まると、雰囲気は一気に変わったのです!
それまでの落ち着いた雰囲気とは打って変わり、人には決して見せない部分が全てさらけ出されたような強烈さを放っていました。
家庭内暴力を受けていた体験のリアルな描写から、高校時代の人間関係に悩まされた日々、強迫性障害、リストカット。
普通に接していたら絶対に見ることの出来ないアイコさんの過去を、自ら次から次へと晒していくのです。
いやー、ヤバいなあ、って思いました。
と言うのも、俺はそれまで詩の朗読とかにそんなに興味がなかったんです。
正直に言うと、どうせ自己主張したいだけでしょ、かまってほしいだけでしょ、という偏見もあったんですよ。
でも、そんな偏見を持っていた僕は、アイコさんのパフォーマンスには、ガツーン!とやられてしまったんです。
「手首がボロボロでも、それでも生きていく」って、そう絶叫するアイコさんの力強さに、ただ圧倒されるばかりでした。
告白すると、朗読のラストのあの瞬間、何故か分からないけれど泣いてしまっていたんですよね!アイコさん……スゲーよ!
言葉は悪いけど、こういう女の子の不幸体験とかって、一歩間違うと「恋空」みたいに周りから思われてしまいがちなものだと思うんですよ。
でも、アイコさんの朗読には、絶対的にそういうものとは明らかに違う何かがあったと思ったんです。
それが何なのか、俺にはよく分かりませんが、何はともあれアイコさんの詩が聞けて本当に良かったです。
アイコさんのすごさが何なのか本当にうまく言えないのが悔しいんだけど、とにかくすごい人だと思いました。
この日、観客も参加できるということで、打ち上げに参加させていただき、そこでアイコさんと話すことが出来だんですが、普通に可愛らしい女の子でした。
自己紹介の時に、俺が自分の双極性障害について話すと、アイコさんが食い付いて来たではないか!
アイコさん「リア充だと思ったら、メンヘラだったんですね!」
初対面なのに何てこと言うんだ!!
そんな訳で、アイコさんと記念撮影!!
アイコさんと話していたら、アイコさんが神聖かまってちゃんのファンということが判明しました。
開場前の音楽に神聖かまってちゃんが流れていたのも、アイコさんが流していたそうです。
すると、アイコさんが何やら手帳を出して来たではないか。
アイコさん「これに何か書いて下さい!」
俺「何これ?」
アイコさん「名前だけでも文章でも絵でも何でもいいんです。これ、私の宝なんです。私が死んだら棺桶に入れてもらうんです。いつ死んでもいいように、会った人にはみんなに書いてもらってるんです」
俺「ポジティブなんだかネガティブなんだか分からないですね!」
アイコさん「本当そうですね!」
そんな訳で、変な絵を描いておきました。
アイコさんが「私の自慢見てもらっていいですか?」と言うので、見せてもらったら、なんと田代まさしさんや加護亜依さんのサインが!
アイコさん、この人は本当に行動力・表現力に溢れたすごい才能の持ち主だ、と思いました。
一つ前の記事の続きです!
2/12(日)に行った、「こわれ者の祭典」というイベント(もう2週間も前の話題だ!)
こわれ者の祭典というのは、身体障害や精神障害や諸々の「生きづらさ」を抱えた人たちによるパフォーマンス集団。
その中に、アイコさんという女の子がいました。
アイコさんは、強迫性障害などに悩まされていた経験を持ち、今ではこわれ者の祭典で詩の朗読をしている方でした。
初めてこわれ者の祭典に出演した時は舞台上で黙り込んだりしたらしいですが、俺が見たアイコさんはすごく落ち着いている方に見えました。
しかし、そんなアイコさんの詩の朗読が始まると、雰囲気は一気に変わったのです!
それまでの落ち着いた雰囲気とは打って変わり、人には決して見せない部分が全てさらけ出されたような強烈さを放っていました。
家庭内暴力を受けていた体験のリアルな描写から、高校時代の人間関係に悩まされた日々、強迫性障害、リストカット。
普通に接していたら絶対に見ることの出来ないアイコさんの過去を、自ら次から次へと晒していくのです。
いやー、ヤバいなあ、って思いました。
と言うのも、俺はそれまで詩の朗読とかにそんなに興味がなかったんです。
正直に言うと、どうせ自己主張したいだけでしょ、かまってほしいだけでしょ、という偏見もあったんですよ。
でも、そんな偏見を持っていた僕は、アイコさんのパフォーマンスには、ガツーン!とやられてしまったんです。
「手首がボロボロでも、それでも生きていく」って、そう絶叫するアイコさんの力強さに、ただ圧倒されるばかりでした。
告白すると、朗読のラストのあの瞬間、何故か分からないけれど泣いてしまっていたんですよね!アイコさん……スゲーよ!
言葉は悪いけど、こういう女の子の不幸体験とかって、一歩間違うと「恋空」みたいに周りから思われてしまいがちなものだと思うんですよ。
でも、アイコさんの朗読には、絶対的にそういうものとは明らかに違う何かがあったと思ったんです。
それが何なのか、俺にはよく分かりませんが、何はともあれアイコさんの詩が聞けて本当に良かったです。
アイコさんのすごさが何なのか本当にうまく言えないのが悔しいんだけど、とにかくすごい人だと思いました。
この日、観客も参加できるということで、打ち上げに参加させていただき、そこでアイコさんと話すことが出来だんですが、普通に可愛らしい女の子でした。
自己紹介の時に、俺が自分の双極性障害について話すと、アイコさんが食い付いて来たではないか!
アイコさん「リア充だと思ったら、メンヘラだったんですね!」
初対面なのに何てこと言うんだ!!
そんな訳で、アイコさんと記念撮影!!
アイコさんと話していたら、アイコさんが神聖かまってちゃんのファンということが判明しました。
開場前の音楽に神聖かまってちゃんが流れていたのも、アイコさんが流していたそうです。
すると、アイコさんが何やら手帳を出して来たではないか。
アイコさん「これに何か書いて下さい!」
俺「何これ?」
アイコさん「名前だけでも文章でも絵でも何でもいいんです。これ、私の宝なんです。私が死んだら棺桶に入れてもらうんです。いつ死んでもいいように、会った人にはみんなに書いてもらってるんです」
俺「ポジティブなんだかネガティブなんだか分からないですね!」
アイコさん「本当そうですね!」
そんな訳で、変な絵を描いておきました。
アイコさんが「私の自慢見てもらっていいですか?」と言うので、見せてもらったら、なんと田代まさしさんや加護亜依さんのサインが!
アイコさん、この人は本当に行動力・表現力に溢れたすごい才能の持ち主だ、と思いました。
生きていく意味や理由を持つことがなかなかできず、目を覚ます為に痛みを求めての行動だろうか。
自慢気にリスカの跡を見せてくるような人は俺も嫌いだが、「それでも生きていく」のならば、それは自分にとって生きていくために必要なことなのかもしれない。
うーん、実際のところアイコさんにとってのリストカットがどういうものなのか、俺には分からない。
そもそも俺はリストカットする人間ではないから、きっと一生分からないんだと思う。
ただ俺は、アイコさんの強く生きようとする姿勢に純粋に感動した。
リストカットしていてもいなくても、俺はそこはあまり気にしない。
笑い飛ばすしか方法がなくてヘラヘラ生きてるから朗読だけは恥ずかしいくらい真剣になりたいんだな、だからうれしいタイトルだった、ありがとう。
死にたい季節が何回来ても生きるぜー!
コメントありがとう!
一見リア充なチヒロです。
朗読、本当に聞けて良かったです。
また遊ぼうぜー!
良かったらブログもまた読んでね。