舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

女性コンビがダンスに挑戦する大人の青春「レディ・トゥ・レディ」観てきました。

2021-02-25 23:06:23 | Weblog


2/22(月)、シネ・ウインドで「レディ・トゥ・レディ」を観てきました。





予告編はこちら。



高校時代に競技ダンスを組んでいた真子と一華は、女性同士という理由で卒業と同時にダンスを辞めていました。
大人になった真子は子育てとパートに追われる主婦、一華は売れない女優となっていました。

そんな中、一華にダンスに挑戦する番組を作るという仕事が舞い込み、相手を探します。
そして、同窓会で再会した真子と一華は、女性同士のダンス、レディ・トゥ・レディを組むことになります。

体力の衰えや仕事や家庭とダンスの両立に悩みながらも、周囲からの偏見にも負けずに頑張っている二人は、ついにダンスの大会で周囲を圧倒する!
…かに見えたが、女性同士であるが故に新たな壁が立ちはだかる!

ウリナリの芸能人社交ダンス部みたいな世界を舞台に描かれる、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」みたいなノリの大人の青春コメディって感じで、アラサー女子2人の人生がダンスによって輝きだす物語は爽快で、ギャグも豊富で笑いました。
ダブル主演の大塚千弘さんと内田慈特さんの人間臭さが魅力的な演技も、笑いも、もちろんダンスも素晴らしいのですが、何より木下ほうかさんが演じるクセの強すぎるダンスの先生がいちいち面白すぎてめちゃくちゃ笑ってしまいました。

真子は娘との関係に悩み、一華はテレビ関係者のパワハラに悩んでいるんだけど、ダンスを頑張ることでそれを克服していくのがすごく爽快なんですよね。
他にも、カメラマンの女性が2人を応援してくれる姿も微笑ましかったし、二人がライバル視していたイケてるダンサーの同級生の女性とも、ダンスを通して分かり合っていくのとかも、まさに大人の青春って感じがして感動的でした。

それでも最後に大きな壁が立ちはだかるんだけど、ギリギリネタバレを避けて言うけど、そこで誰かに勝つとかじゃなくて、自分自身がダンスを愛することが一番の幸せだ!ということに二人が気付くというラストに、静かな感動を覚えました。
短くてあっさりした映画なのですが、勝ち負けとかしがらみとか葛藤とか嫉妬とか、そういうものを全部乗り越えて自分らしく生きていく幸せをつかむという、本当にいい映画だなあと思いました。





そしてこの日は上映後に、内田慈さん、藤澤浩和監督のリモート舞台挨拶もありました。
すごく楽しい撮影だったんだろうなと伝わってくる二人のお話でした。お疲れ様でした!
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