どうも、こんばんはチヒロです。
このブログにて、昨年の思い出を次々振り返っていたところ、ようやくキビタシの森まで来たかっていう。
これです。「昨年見た公演の感想を突然語る。東区市民劇団座・未来『キビタシの森』」
あれ、昨年の10月の思い出ですからね、よく5か月も前の思い出を覚えてるもんだ。
それはきっと、俺が天才だからに違いない、という妄想を捨て切れない程度に中二病を引きずっていきています。
ところで昨年10月、「キビタシの森」の翌週から新潟で始まった公演に、中央ヤマモダン「縁日がきたぞ」がありました。
新潟のコント集団・中央ヤマモダンです。
僕は中央ヤマモダンは初めて長野のネオンホールで見た時からハマってしまって、それ以来心からリスペクトしています。
コント集団なので演劇というくくりとはちょっと違いますが、演劇人のファンも多く、自信を持って誰かに薦めたくなります。
ところで、ヤマモダン「縁日がきたぞ」の公演初日である10月13日のこと。
この日は、Negiccoファンの玉中さんが、翌日に古町どんどんのNegiccoを見るために新潟に来ていました。
という訳で、この日、玉中さんをヤマモダン「縁日がきたぞ」に誘ってみました。
会場は、「星の降る街」こと古町にある、ちず屋の2階。
そんな感じで、待ち合わせ場所の古町商店街に行くと…
なんと、玉中さんが異様にハイテンションではないか!
ドカベンストリートにテンションが上がる玉中さん。
俺「どうしたんですか?」
玉中さん「ああ、早く着いて寒かったから…飲んじゃった!」
飲んだんかーい!
そうこうしているうちに開場。
会場には、もっつぁんやもりこさんも来ていて、玉中さんともっつぁんともりこさんと一緒に観劇するという、不思議な体験でした。
肝心の中央ヤマモダンの感想ですが…衝撃的でした。
もう、毎回思うんですが、ヤマモダンのお芝居って見てると笑いながら「何がしたいんだよ!」って心の中でツッコミを入れちゃうんですよ。
僕はお笑いすごく好きなんですけど、中でも笑いと同時にどれだけこっちが予測できない衝撃の展開を求めているところがあります。
ヤマモダンの公演はいつもそれの連続で、特にこの「縁日がきたぞ」はそういうの予想を裏切るぶっ飛び具合が凄まじかったと思います。
だから、「何がしたいんだよ!」って突っ込みを入れたくなっちゃうヤマモダンがいかに面白いかって話です。
この公演に関しては、コントの内容、そして構成そのものが、「何がしたいんだよ!」の連続でした。
演劇とかコントとか、舞台が始まる前に、前説とか、「携帯電話の電源をお切りください」みたいなアナウンスがあるじゃないですか。
ヤマモダンは、これさえもコントにしてしまう。
最初にヤマモトさんが登場し、「本日はお集まりいただきありがとうございます。開演に先立ちましていくつか諸注意・・・の前にコント!」
と言って、唐突にコントスタート!
あっけにとられているうちに、コントが始まり、気付けばコントに引き込まれている。
そして、コントが終わると、再び登場するヤマモトさん。
ヤマモト「ご覧いただきましてありがとうございます。ところで諸注意ですが…」
まだ諸注意するのかよ!完全に忘れてたわ!
と、ツッコミを入れるすきを与えぬまま、諸注意を始めるヤマモトさん。
ヤマモトさん「携帯電話の電源はお切りください。皆様が携帯電話の電源を切っている間に…コント!」
また唐突にコント始まった!
こんな感じで諸注意とコントを行ったり来たりしていると…
ヤマモトさん「以上が諸注意です。すでに全体の3分の1くらい終わってしまいましたが…」
ここでも笑いを取る!
そんな感じで、ヤマモダンワールドに翻弄されながら、気付けば笑ってしまう、そんな構成でした。
ヤマモダンは、こういう感じで見ている人を気付けばヤマモダンのペースに巻き込んでしまうのが本当に上手いです。
ヤマモダンの「何がしたいんだよ!」な世界に翻弄されつつ、気付けばそれを求めている自分がいます。
これは、本当にヤマモトさんのすごい才能だと思うし、初めて見た人がすぐにハマる理由の一つだと思います。
で、構成もさることながら、コントの内容も素晴らしく、そして「何がしたいんだよ!」の連続でした。
例えば「レクチャー」というコント。
ヤマモトさん「皆さんは人によじ登ったことはありますか?皆さんに今日は正しい人のよじ登り方をレクチャーします」
…って何だよ正しい人のよじ登り方って!
どっからそんな発想湧いてくるんだよ!
それから、後半は小田島さんがコントの合間に登場。
小田島さん「我々ヤマモダンは長くコントをやってきましたが、もっと人の役に立ちたいと考えています。なので今日は、コントを見ているだけで皆さんの英語力が上がるように、コントのBGMを全て『スピードラーニング』にします」
以降、コントの合間のBGMが全てスピードラーニングに…
本当に全然意味が分からないんだけど、気付けばスピードラーニングが流れただけで笑っちゃう体に!
みんな知ってて気になってるけど、絶対に笑いに使おうとは思わないであろうスピードラーニングを笑いに変えていくこのセンス!
いやー、最高です。
そんな中、おそらくこの「縁日がきたぞ」で最もインパクトがあったのは、「顔」というコント。
これ、ヤマモトさんが机から鉛筆を落として拾おうとするんだけどなかなか拾えないってだけのコントなんですが…
この拾えない時間にとにかくヤマモトさんがずっと客席を凝視しているんですよね。
最初、何が面白いんだか分からないんだけど、「あれ?長くね?」って思ったら最後、もうヤマモダンのペースです。
「いつまで見てんだよ!」「何で見てんだよ!」「何だよその何とも言えない表情は!」
そんな心の中のツッコミを全て無視して、ヤマモトさんは一言も発しずにひたすら何とも言えない表情で客席を凝視し続ける。
そして暫くしてようやく拾ったと思ったら、再び落とすヤマモトさん。
またかよ!そしてヤマモト地獄再び…
挙句の果てに、コント終わって暗転してもまだ客席見てて、そのまま一回明転したからね。
欲しがるねえ~!!
もう、これだけのコント、言ってしまえばただの顔芸なんだけど、ヤマモダンの世界に引き込むセンス。
あらためて、ヤマモダンの実力を存分に見せつけられた公演でした。
因みに、ヤマモダンを初めて見た玉中さんに感想を聞いてみると…
玉中さん「面白かった!顔が良かった!」
やっぱそこか!!
玉中さん「あと…」
俺「なんですか?」
玉中さん「もりこさん可愛いかった」
そこかーーーーーい!!
ヤマモダン先輩のように、俺も頑張ろう!
という訳で、僕が出演する劇団@nDANTE「お勝手の姫」
3月16、17日の本番まであと5日!
ご予約お待ちしてます!
このブログにて、昨年の思い出を次々振り返っていたところ、ようやくキビタシの森まで来たかっていう。
これです。「昨年見た公演の感想を突然語る。東区市民劇団座・未来『キビタシの森』」
あれ、昨年の10月の思い出ですからね、よく5か月も前の思い出を覚えてるもんだ。
それはきっと、俺が天才だからに違いない、という妄想を捨て切れない程度に中二病を引きずっていきています。
ところで昨年10月、「キビタシの森」の翌週から新潟で始まった公演に、中央ヤマモダン「縁日がきたぞ」がありました。
新潟のコント集団・中央ヤマモダンです。
僕は中央ヤマモダンは初めて長野のネオンホールで見た時からハマってしまって、それ以来心からリスペクトしています。
コント集団なので演劇というくくりとはちょっと違いますが、演劇人のファンも多く、自信を持って誰かに薦めたくなります。
ところで、ヤマモダン「縁日がきたぞ」の公演初日である10月13日のこと。
この日は、Negiccoファンの玉中さんが、翌日に古町どんどんのNegiccoを見るために新潟に来ていました。
という訳で、この日、玉中さんをヤマモダン「縁日がきたぞ」に誘ってみました。
会場は、「星の降る街」こと古町にある、ちず屋の2階。
そんな感じで、待ち合わせ場所の古町商店街に行くと…
なんと、玉中さんが異様にハイテンションではないか!
ドカベンストリートにテンションが上がる玉中さん。
俺「どうしたんですか?」
玉中さん「ああ、早く着いて寒かったから…飲んじゃった!」
飲んだんかーい!
そうこうしているうちに開場。
会場には、もっつぁんやもりこさんも来ていて、玉中さんともっつぁんともりこさんと一緒に観劇するという、不思議な体験でした。
肝心の中央ヤマモダンの感想ですが…衝撃的でした。
もう、毎回思うんですが、ヤマモダンのお芝居って見てると笑いながら「何がしたいんだよ!」って心の中でツッコミを入れちゃうんですよ。
僕はお笑いすごく好きなんですけど、中でも笑いと同時にどれだけこっちが予測できない衝撃の展開を求めているところがあります。
ヤマモダンの公演はいつもそれの連続で、特にこの「縁日がきたぞ」はそういうの予想を裏切るぶっ飛び具合が凄まじかったと思います。
だから、「何がしたいんだよ!」って突っ込みを入れたくなっちゃうヤマモダンがいかに面白いかって話です。
この公演に関しては、コントの内容、そして構成そのものが、「何がしたいんだよ!」の連続でした。
演劇とかコントとか、舞台が始まる前に、前説とか、「携帯電話の電源をお切りください」みたいなアナウンスがあるじゃないですか。
ヤマモダンは、これさえもコントにしてしまう。
最初にヤマモトさんが登場し、「本日はお集まりいただきありがとうございます。開演に先立ちましていくつか諸注意・・・の前にコント!」
と言って、唐突にコントスタート!
あっけにとられているうちに、コントが始まり、気付けばコントに引き込まれている。
そして、コントが終わると、再び登場するヤマモトさん。
ヤマモト「ご覧いただきましてありがとうございます。ところで諸注意ですが…」
まだ諸注意するのかよ!完全に忘れてたわ!
と、ツッコミを入れるすきを与えぬまま、諸注意を始めるヤマモトさん。
ヤマモトさん「携帯電話の電源はお切りください。皆様が携帯電話の電源を切っている間に…コント!」
また唐突にコント始まった!
こんな感じで諸注意とコントを行ったり来たりしていると…
ヤマモトさん「以上が諸注意です。すでに全体の3分の1くらい終わってしまいましたが…」
ここでも笑いを取る!
そんな感じで、ヤマモダンワールドに翻弄されながら、気付けば笑ってしまう、そんな構成でした。
ヤマモダンは、こういう感じで見ている人を気付けばヤマモダンのペースに巻き込んでしまうのが本当に上手いです。
ヤマモダンの「何がしたいんだよ!」な世界に翻弄されつつ、気付けばそれを求めている自分がいます。
これは、本当にヤマモトさんのすごい才能だと思うし、初めて見た人がすぐにハマる理由の一つだと思います。
で、構成もさることながら、コントの内容も素晴らしく、そして「何がしたいんだよ!」の連続でした。
例えば「レクチャー」というコント。
ヤマモトさん「皆さんは人によじ登ったことはありますか?皆さんに今日は正しい人のよじ登り方をレクチャーします」
…って何だよ正しい人のよじ登り方って!
どっからそんな発想湧いてくるんだよ!
それから、後半は小田島さんがコントの合間に登場。
小田島さん「我々ヤマモダンは長くコントをやってきましたが、もっと人の役に立ちたいと考えています。なので今日は、コントを見ているだけで皆さんの英語力が上がるように、コントのBGMを全て『スピードラーニング』にします」
以降、コントの合間のBGMが全てスピードラーニングに…
本当に全然意味が分からないんだけど、気付けばスピードラーニングが流れただけで笑っちゃう体に!
みんな知ってて気になってるけど、絶対に笑いに使おうとは思わないであろうスピードラーニングを笑いに変えていくこのセンス!
いやー、最高です。
そんな中、おそらくこの「縁日がきたぞ」で最もインパクトがあったのは、「顔」というコント。
これ、ヤマモトさんが机から鉛筆を落として拾おうとするんだけどなかなか拾えないってだけのコントなんですが…
この拾えない時間にとにかくヤマモトさんがずっと客席を凝視しているんですよね。
最初、何が面白いんだか分からないんだけど、「あれ?長くね?」って思ったら最後、もうヤマモダンのペースです。
「いつまで見てんだよ!」「何で見てんだよ!」「何だよその何とも言えない表情は!」
そんな心の中のツッコミを全て無視して、ヤマモトさんは一言も発しずにひたすら何とも言えない表情で客席を凝視し続ける。
そして暫くしてようやく拾ったと思ったら、再び落とすヤマモトさん。
またかよ!そしてヤマモト地獄再び…
挙句の果てに、コント終わって暗転してもまだ客席見てて、そのまま一回明転したからね。
欲しがるねえ~!!
もう、これだけのコント、言ってしまえばただの顔芸なんだけど、ヤマモダンの世界に引き込むセンス。
あらためて、ヤマモダンの実力を存分に見せつけられた公演でした。
因みに、ヤマモダンを初めて見た玉中さんに感想を聞いてみると…
玉中さん「面白かった!顔が良かった!」
やっぱそこか!!
玉中さん「あと…」
俺「なんですか?」
玉中さん「もりこさん可愛いかった」
そこかーーーーーい!!
ヤマモダン先輩のように、俺も頑張ろう!
という訳で、僕が出演する劇団@nDANTE「お勝手の姫」
3月16、17日の本番まであと5日!
ご予約お待ちしてます!