舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

僕がインターネットで体験したこと、考えたこと、そして何度でも伝えたいこと。

2017-06-15 23:11:19 | Weblog
僕はブログが好きで9年以上やっているのですが、その中で体験したこと、考えたことを書いていきます。
とても長い文章ですが、頑張って書いたので、時間がある方は最後まで読んでみてもらえるとありがたいです。

突然ですが、2年くらい前から僕のブログに荒らしコメントが多くて困っています。
以前、荒らしコメントに対する怒りの気持ちをTwitterに書いたところ、そういうことは反応するとかえって煽ることになるからやめた方がいいと言ってくれた知り合いがいました。
実際、荒らしコメントの内容は、どうも僕のブログだけでなくTwitterの発言も見た上で書いていると思われるものが多いです。
だから今では基本的に荒らしコメントはすぐに削除して、思うことがどれだけあってもブログやTwitterなどには書かないようにしています。

ですが最近、どうしてもこれだけは言っておきたい、と思ったことがあったので、そのことをこれから書いていきます。
ブログやTwitterに書くと荒らしに見つかる危険があるので、Facebookにだけ友達限定公開にして(その中に荒らしがいない可能性はゼロではありませんがそうではないと皆さんを信じて)、長くなりますが書いていきます。
・・・のつもりだったのですが、やっぱりこういう自分の意見はちゃんと発信していく必要があるという気持ちになったので、やっぱりブログで公開することにします。



始めにブログに荒らしコメントが来たのは2年くらい前、僕がもんちゃんのことをソウルメイトと呼んでいるのが気持ち悪いという内容でした。
その時はまだ荒らしコメントの対策がよく分かっていなかったので、すごく怒った気持ちをブログに書きました。
荒らしに見つかる危険もあるとは思いつつ、今でもこの記事は残っているので読むことが出来ます。
http://blog.goo.ne.jp/1000hirorevolution/e/30c5772546c6d6ca2914cccf9f0c940a

それ以降、例えば僕がネタで「俺は天才」と書けば「自分のことを本気で天才だと思い込んでいるなんて頭がおかしい」とか、企画しているイベントに対して「失敗するかも知れないけれど頑張りたい」と書けば「お金を取って企画する人間が失敗するかもなどと書くことが失礼だと思わないのか」などと、とにかく揚げ足を取って来ます。
また僕はBLUESの公演のたびに、受付のお金を持っている写真とともに「発達障害の俺に受付のお金の管理を一任するBLUESの信頼関係の素晴らしさ」という投稿をするのが好きなのですが、(僕はこれによってBLUESの信頼関係の素晴らしさや、発達障害の人でも信頼できる相手がいればちゃんと生きていけるということを主張したいと思っている。)これを載せると高確率で「不快だからやめろ」というコメントが来ます。
最初は口の悪い反論みたいなものだった荒らしコメントも、最近では顔が気持ち悪いとか、病気の人に対する差別発言とか、露骨な悪口がエスカレートしています。
荒らしコメントの頻度も、最初は数ヶ月に一度くらいだったものが、最近では多い時では一週間に何回も来ます。

僕のブログを楽しく読んでくれている人に見て欲しくないので、コメントは承認制に設定してあり、コメントの内容に応じて僕が公開するか削除をするかを判断しています。
荒らしコメントを見ることが出来るのは、今は自分だけなのですが、それでも送ってくるのだから、余程僕のことが気に食わない、僕個人のことを攻撃したいのだと思います。
また、いくつかの禁止ワードを設定して、直接的な悪口は使えないようにはしたのですが、それでも言葉を変えて悪口を送って来ます。



何人かの友人に相談したのですが、よく言われるのは「嫉妬じゃない?」っていうことです。
確かに、僕がBLUESの公演期間中や、イベントの準備中なんかに荒らしコメントは増える傾向があることを考えると、僕がそうやって楽しく過ごしているのが羨ましいのかも知れません。
それから、「アンチがいるのは人気の証拠」ということもよく言われることで、これは確かにそうなのかもしれませんが、実際に体験した身からすると、アンチなんていないに越したことはないと思います。

「行き過ぎたファンとアンチは紙一重だね」と言われたこともあります。
BLUESの公演期間中にみんなにこの話をして、試しにその場で、先程書いたような、受付でお金を持った写真と「発達障害の俺に受付のお金の管理を一任するBLUESの信頼関係の素晴らしさ」という文章をブログに載せてみたところ、15分後くらいに荒らしコメントが来て、やっぱりブログやTwitterを監視しているのかなあと思いました。
余程僕のことが嫌いで攻撃したいのか、余程僕のことが気になるのか、どっちかだと思うのですが、正直ただ単に迷惑です。

最近ではもう慣れてしまいましたが、正直最初の頃はかなり精神的にやられました。
顔の見えない相手から攻撃されることは、想像以上に精神的にダメージを受けます。(それが目的なのかも知れませんが)



僕は、インターネットはある程度なら自由に意見を言える場所であって欲しいと思っています。
インターネットがあったおかげでたくさんの気持ちを発信することが出来て、たくさんの素晴らしい出会いにも恵まれた自分は、インターネットにはとても感謝しています。
ただ、これだけ長期間インターネットで自由に意見を発信し続けていれば、人を傷付けてしまったり誤解を与えてしまったことは、自覚があるものだけでも、一度や二度ではありません。そのことはとても後悔しています。
無自覚でやってしまったものも含めれば、僕と意見が合わない人、僕のことを嫌う人、不快に思う人がいても仕方がないことだと思います。

僕は人が何を考えようがどんな思想を持とうが自由だと思うので、僕のことを嫌いな人がいても仕方ないと思います。(嬉しくはありませんが)
ただ、頭で思うのは自由でも、それを発信する場合、特に批判的な意見を発信する場合は、慎重になる必要があると思います。
当たり前のことですが、(そして僕に言えたことではないかも知れませんが、)人を傷付けたり迷惑をかけたりしないという最低限なルールを守った上で、自由に楽しめるのがインターネット、というか、人間のルールだと思います。



僕は、何か批判的な意見を発信する時は、出来るだけ自分の身を明かして批判するようにしています。
これは、経験がある人なら分かると思うのですが、顔の見える相手からの批判ならその人の意見として聞くことが出来ますが、顔の見えない相手からの批判というものは意見が届くより前にその人を傷付けたり感情を逆なでしてしまうことが多いからです。
本来、批判というのは悪口とは違って「これはやめた方がいいと思います」というアドバイスに近いものだと思うので、出来るだけその人に伝わるように、僕は必ず自分の身を明かしたブログやSNSで発信しています。
ただ、中には、匿名でしかインターネットをやりたくない人、匿名だから自由に意見が言える人もいると思うので、すべての人が僕の真似をしなくてもいいと思います。

ただ、僕が思うのは、批判と悪口は違うということです。
先程も言ったように、批判は「これはやめた方がいい」というアドバイスに近いものだと思うのですが、悪口は単に人のことを傷付ける行為で、それは匿名であろうがなかろうが、絶対に良くないことです。
特に、匿名で相手からは分からない立場で、誰かの悪口を言って一方的に傷付ける、これはただのいじめです。これほど卑怯な行為はないと思います。
僕は、自分の好きなインターネットが、こうして人が人を傷付ける場であって欲しくはないとずっと思っています。



・・・と、ここまでで、僕が「荒らしコメント」にどれだけ迷惑しているか、どれだけ怒っているかは伝わったと思います。
実はここまでの話は前置きで(長すぎてすみません!)、これを踏まえた上で一番言いたいことは、じゃあどうして自分はインターネットで意見を発信するのかということなのです。

結論から言うと、大袈裟に聞こえるかも知れませんが、僕はどんな人間にも生きる価値があるし、どんな人間でも自分の意見を自由に持って生きていていい、ということを世の中に対して言いたいのです。
何故なら、それは自分が一番言われたい言葉だからです。



例えば、僕はインターネットで自分が病気であることを明かしているのですが、そうすると、同じような病気の人、生きづらさを抱えた人からフォローされたり、たまに相談を受けたりすることがあります。
中には、死にたいという投稿を繰り返したり、自殺をほのめかしたり、リストカットの画像を上げたりしている人もいます。
そういう人達は、メンヘラとか死ぬ死ぬ詐欺とかバカにされがちだと思うのですが、僕はそういう人達にもちゃんと生きていてもらいたいのです。
で、そんな人達に僕のことを見て、「ああ、あんなダメな奴でも生きてていいんだ(苦笑)」みたいに思って、何となく生きてみて欲しいのです。
だから、僕は自分の仕事の出来なさや病気の治らなさみたいなダメな部分もアピールするし、その分、美味しいカレーを食べたとか楽しいことがあったとかみたいなアピールも、どちらもします。
僕のような社会不適合者でもなんとか楽しく生きてられているということを、身を以て発信していきたいのです。
何度も書きますが、「発達障害の俺に受付のお金の管理を一任するBLUESの信頼関係の素晴らしさ」という投稿にも、発達障害のある人でも信頼できる相手がいればちゃんと生きていけるということを主張したいという意図があるのです。

また僕は、例えば演劇の感想でも何でも、自分が思ったことは、出来るだけ正直に発信するようにしています。
批判的な意見など、少し言いづらいことでも、敢えて勇気を出して発信することがあります。
どうしてかと言うと、(自分の意見を言ってすっきりしたい気持ちもありますが、)それだけでなく、誰でも僕のように自由に意見を言って欲しい!という気持ちがあるからです。
生きていると微妙な人間関係のしがらみなどで自分の意見を言いたくても言えないという状況がよくあって、そうなってしまうのは理解できるのですが、同時に居心地の悪さも感じてしまって、もっと正直に自分の意見を言い合っても大丈夫な世界になればいいのに、と思います。
だから、社会的に見ても別に社会的な発言力が無さそうな僕が正直に意見を言いまくることで、他のみんなももっと正直に意見を言い合える世の中になればいいのに、という気持ちがあるのです。
もんちゃんとやっている「ちひろともみぢの新潟演劇人トーーク!」なんて、まさにそれです。僕らは僕らの思っていることを自由に発信することが出来る、ということが伝えたくてやってる部分はかなりあります。



僕は、BLUESでギャグ演劇やコントをやったり、今度は7/1に「生きづらさを抱えた人間賛歌」という企画をやったりしますが、僕のブログはちょうどその中間というか両方で、生きづらい世の中を笑いの力で変えていきたいという気持ちで書いています。
そして、演劇でも映画でも音楽でも本でも、そのようなメッセージを世の中に発信している人は大勢いると思いますが、僕は敢えてブログという手段を取りたいと思っています。
何故なら、これは僕がニートだった経験があるから思うことなのですが、どんなにメッセージ性のある素晴らしい作品も、大抵それに出会うまでにお金がかかるのです。
で、僕が本当に一番伝えたいのは、お金のない若い世代や、仕事が出来なくて悩んでいる人達などなのです。
だからこそ、インターネットさえあれば簡単に見ることが出来る安い娯楽であるブログに、出来るだけ自分の気持ちをたくさん込めたいと思っています。

正直、どこまでこれがちゃんと出来ているかは分かりませんし、空回りしていることもあると思います。
それでもたまに、誰か分からない人から「私も似たような体験をしたことがあります」みたいなコメントをいただくことがあって、書けて良かったなと思ったりします。
荒らしコメントが多すぎて、コメント禁止という措置も考えましたが、いつでもこうして自由に気持ちを書き込める場所でありたいので、これからもコメント禁止にするつもりはありません。



ただ、こういう活動をしていると、僕の意見と真っ向から対立するような意見で反発されることが本当によくあるということが、このブログの荒らしコメントを見てよく分かりました。
例えば僕は「鬱は甘え」とか「ニートには生きる価値がない」みたいな言葉が平然とまかり通ってしまう現実を変えたくて活動しているのですが、そうすると「鬱は甘え」とか「ニートには生きる価値がない」みたいな言葉で反発してくる人が必ずと言っていいほど現れるのです。
「自分が出来ないことを病気のせいにするな」とか「仕事もしてないくせに上から目線で意見を言うな」などの荒らしコメントに対して、「だからお前みたいな奴らがいるから俺は頑張ってるってのにもう!」って思います。
「演劇もろくにやってないあなたが演劇を批判したら反感を買うのは当たり前だ」という荒らしコメントに対しては、「お前みたいなこと言う奴がいるから演劇に自由な意見が生まれなくなるんだよ。そうなったら気持ち悪いから俺は言ってんだよ。そして、演劇をやってるかやってないかなんて関係なくて、意見は全員が自由に言えるんだよ」って思いました。

この先、僕がどんな対策をしても、この荒らしコメントは続くのかも知れません。
でも、僕はインターネットで自分の意見を発信することをやめるつもりはありません。
「鬱は病気だし恥ずかしいことではない」「どんな人間にも生きる価値はある」「どんな人間も自由な意見を発言していい」「こんな俺でも生きていけるのだがら、あなたは死ぬ必要はない」と、僕は何度でも言おうと思います。
どんなに毎日荒らしコメントが来ても、たまにこっそり匿名で「私も似たような体験をしました」とか「読めて良かったです」とか書き込んでくれる人がいると、荒らしコメントへの苛立ちを全部忘れるくらい嬉しいので、コメントも禁止にするつもりはありません。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
すごい長文になってしまいましたが、僕のインターネットに対する気持ちを少しでも分かってもらえたら嬉しいです。



そして本当に最後に、一つ提案なのですが、このブログを読んだ方にコメントしていただきたいのです。
匿名でも分かる名前でも構いません、この文章の感想でも、僕へのメッセージでも、最近元気?みたいな挨拶でも、何でも構いません、とにかく、荒らしではないコメントを、書いていただきたいのです。
そんなことをやって何の意味があるのかは分かりませんし、荒らしに対して効果があるのかどうかも分かりませんが、このブログはちゃんとこうして楽しんでくれる人がいるんだということを、一度くらい示してみたいのです。
ご協力いただけないでしょうか。
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62 コメント

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明日は寒くなるみたいだよ (あちこ)
2017-06-16 00:03:06
ブルース調子はどう??🐱またねこと犬さんのコラボしようね‼そういえばあたし転職するよ!不安とドキドキが止まらないよ(笑)
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Unknown (Unknown)
2017-06-16 00:03:13
インターネット上の苦手だなとか嫌だなと思う記事や人に対しては、フォローを外したりブロックしたりと自衛の手段がとれるにも関わらず、あえて積極的に目に入れて攻撃してくる執拗さに荒らし本人のドM気質を感じました。
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良い記事をありがとう。 (越後のくらけん)
2017-06-16 00:06:41
意見の発信は自由だ!
そしてちひろさんにはブログが必要だ!
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Unknown (まち)
2017-06-16 00:24:41
お疲れ。肩の力も抜きつつがんばってね!根詰めちゃうから、たまには休憩も必要。
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ちひろさんのブログ素敵です。 (ゆきこ)
2017-06-16 06:18:33
お久しぶりです、南魚沼市在住のゆきこです。
Facebookのもみじさんの投稿を見て、こちらのブログを開きました。

私は今、インターネットで自分の意見を自由に発信したい気持ちと、それによってフォロワーや見知らぬ人からどのような反応を受けるのかに恐怖を覚えています。
なので、今回のちひろさんの記事はすごくタイムリーに心に響きました。
どんな人でも自分の意見を言っていい、自由に楽しく生きていいというメッセージに、なんだか勇気づけられて嬉しくて涙が出ました。
今後のちひろさんの活動も、楽しみに応援しています。
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理路整然 (猫影)
2017-06-16 07:03:44
自分にしか書けないことを誰にでもわかるように書く。これは井上ひさしの言葉ですが、ちひろくんのブログは当にこれを体現しておられるなあといつも感心しながら読んでました。また偶然会って呑んだり遊んだりしましょう。
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久しぶり! (ごる)
2017-06-16 11:37:48
いつも読んでるよー。
(劇の感想とかは飛ばしちゃうけど…)
秋ぐらいにおいしいお米食べに新潟に行きたいなぁ
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こめんとしてみる。 (じんこ)
2017-06-16 12:05:54
いつも感想とか色々持ってて、それをちゃんと言葉にするのって案外大変で、それを続けてるのすごいなぁと思ってました。

演劇やってるくせに、結局芸術って好みだよねって言っちゃうようなゆるゆるなやつだから、たまにぽつっと感想書いた時に、反論とかされて傷ついたこと思い出した(笑)

ネットに限らず、人を思いやりたいよね。
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Unknown (もつ)
2017-06-16 12:14:57
全部じゃないけど、ちゃ〜んとみているから、ね。
ありがとね。
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Unknown (さーもん)
2017-06-16 12:27:43
全文読みました!
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