舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

続・みっくすじゅ~す倶楽部『Crimers Hi↑』を終えて。

2013-06-26 22:03:10 | Weblog




一つ前の記事「みっくすじゅ~す倶楽部『Crimers Hi↑』を終えて。」の続編です。
(写真は、仕込中にシアターent.から見た夕方の空です。)



6月22、23日に行われた、みっくすじゅ~す倶楽部『Crimers Hi↑』を終えて、自分なりに考えたこと、書いていけたらと思います。
というのも、前にも書きましたが、今回の公演は自分にとって、ご来場いただいた方からのアンケートがとても「心に響く」公演でした。

アンケートで、またTwitterで、様々なご意見、ご感想をいただきました。
とても楽しかった!と言っていただけた方からのご意見が嬉しかった一方、賛否両論というか、厳しいご意見もたくさんいただきました。

それを受けて、自分なりに励みになったこともあれば、強く反省させられることもまた、本当にたくさんありました。
…本当はこういうことについて出演者の僕がネット上で色々書いてしまうのはどうなのかという戸惑いがかなりあります。

いや、公演を終えてアンケートを読んで、何も考えず反省もしなければ、それこそ役者として問題でしょう。
しかし、そのことと、その心境をネットに色々書いてしまうのは、別問題なのではないか、という考えがあります。

というのも、僕がこういうことを書くことで楽しんでいただけた方を戸惑わせるだけにならないか…
また逆に僕が今更何を書いたところで、今回の公演を(大変申し訳ないのですが)楽しんでいただけなかった方の時間が帰ってくるわけでもない、と思うからです。

舞台に立つ以上、自分はプロとかアマチュアとかは関係なく、人を楽しませることに徹するべきで、人の目に触れるネットでの活動もある程度は節度を持つ必要があると思うんです。
本音を言ってしまうとそういうことが得意な人間でも全然ないんですよね。

だってねえ、そもそもここまでの文章の時点ですでに自分の脳内がダダ漏れな訳で…
そもそもこのブログは自分の脳内を本当にそのまま文章にしているだけで、またそれによって頭を整理している部分がかなりあるんですね。

なので、出来るだけポジティブな方向で、言い訳にはならないように、今の心境を書いていこうと思います。
…って、すでに「言い訳じゃねえか!」って長さの文章ですね。





えー、先程も書きましたが、今回の公演では、賛否両論さまざまなご意見ご感想をいただきました。
中には、ブログにその感想を書いていただいた方もいまして、とても心に響いたブログ二つをここで勝手に紹介させていただきます。



劇団ハンニャーズの山田好宏さんのブログ「無・味・乾・燥(画像付)」より、
みっくすじゅ~す倶楽部『Crimers Hi↑』を観てきました!

剣舞動精峰館の高田一樹さんのブログ「Handmade Life」より、
みっくすじゅ~す倶楽部『Crimers Hi↑』



どちらも、非常に厳しいご意見をいただきました。
とても今回の公演に出演した自分に何が足りなかったのか、を反省させられ、正直、かなり心にずしりと響いた内容でした。

これを読んで気付かされたこと、今思うと「その通りだよなあ」としか思えないこと、などなど、本当にたくさんありました。
今回出演した、みっくすじゅ~す倶楽部という劇団、『Crimers Hi↑』という戯曲も、今まで自分が全く経験したことのないタイプのものでした。

もともと“適応”ということにとても時間がかかってしまう人間なので、稽古が始まった時はかなりの戸惑いがありました。
(本当はこういう書き方がすでにおかしいのかもしれませんね。どんな劇団でも公演の度に新しいものを作る訳ですから、全く経験したことのないことをするのが当然なわけですから)

それで、自分なりに考えて、舞台に立ったのですが…
先程書いたように、公演後にいただいたご意見ご感想であらためて気付かされることが多かったのは、本当に自分の未熟な点だと思います。

本来はそういうことに稽古中に気付くべきで、稽古ではその不安の種を一つ一つ消していくべきなのですから。
現時点での演劇人としての自分のレベルというか、至らない点の多さ、未熟さに気付かされました。



そして強く思うのは、こういう厳しいご意見を正直に書いていただける方のいることが本当にありがたい、幸せなことだということです。
厳しいご意見をいただくことは自分の演劇に対するあり方を考え直すきっかけとなります。

正直、今回の公演はアンケートも含めて、今後の自分の演劇人生に対する大きな転機の一つだと思います。
そういう意味でも、自分はとても恵まれているんだなあ、ということをあらためて痛感します。

先程リンクを張ったブログに関しては、文章を読めば決してそれがバカにしたいとかそういう否定的な気持ちからくるものではないことは伝わります。
寧ろ、同じ演劇人としてもっといい舞台を作って行きたい、そして今後もっと成長して欲しいという応援のメッセージを、文章から感じます。

大袈裟に言ってしまえば強い愛を感じるということです。
そして、こういう感想、アンケートは見ていただいた方からの愛で成り立っているんだなと、そういうことを実感します。

だってねえ、例えば公演を見て満足できなかった方がその感想をいくら書いたところで、その時間は帰ってこないわけですから。
だから、それは愛ある行為なんですね。

そして、愛がある批判というものも、どんな厳しい内容でも伝わるし、それを受け取っていかなければいけないなと。
そういう役者とお客様の在り方を、考えさせられる公演でした。

感謝の気持ちは、今後の自分の演技、演劇人としての在り方でお返ししていきたいと思います。
重ね重ねですが、ありがとうございました。




つづく。(まだつづくの!?)







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