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ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

2019年になっても大ヒット上映中!『ボヘミアン・ラプソディ』やっと観て来ました。

2019-01-11 22:57:38 | Weblog


1/11(金)、『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行って来ました。
昨年11月に公開された映画でしたが、公開から2ヶ月経った今年になってもまだ上映していました。





予告編はこんな感じです。



さて、『ボヘミアン・ラプソディ』ですけど、先程も書いた通り、昨年11月に公開された映画で、昨年日本で公開された映画の中で興行収入が1位になるくらいのヒット作ということでしたが、1月になってやっと観に行けたんですよね。
すごい個人的な話になりますが、僕は映画を観る時って、早く終わりそうな映画から順番に観て行くところがあるので、超絶大ヒット作って公開直後のタイミングを逃すと案外先延ばしになってしまいがちなんですよね…

でも、びっくりしたのが、『ボヘミアン・ラプソディ』、僕はユナイテッド・シネマ新潟で観たんですけど、公開から2ヶ月以上が経っているにもかかわらず1番大きなスクリーンで1日に5回も上映していたんですよね。
映画の内容云々とか良い悪いの前に、1ヶ月以上で公開が終了する映画も多い中(僕が好きな映画にはそういう映画が多い…)、ここまでのヒット作を久し振りに観たなという驚きがありました。

で、そんな『ボヘミアン・ラプソディ』、僕が書くまでもないことですが一応書いておくと、世界的バンド「QUEEN」のボーカル、フレディ・マーキュリーを主人公とした伝記映画です。
フレディ・マーキュリーの青年期から始まり、1970年くらいのQUEEN結成から、様々な紆余曲折を経て、1985年にアフリカ難民救済を目的として行われた20世紀最大のチャリティーコンサート「ライブエイド」までを描いています。

QUEENの伝記映画なので、観る人それぞれのQUEENに対する気持ちや知識によって、評価や感想が変わってくる映画なんじゃないかなと思いました。
この映画がきっかけで初めてQUEENを知った人でも彼らのストーリーやクライマックスのライブシーンなど十分に楽しめる映画だったと思いました。

もちろん、QUEENの長年の大ファンな人にとっては、本当に感慨深い映画でしょうし、涙ながらには観られなかった…なんて人もいるのかも知れません。
(でも、QUEENマニアみたいな人にとってはもう全部知ってる話だよ!みたいなことになっていたりするんでしょうか?ちょっと僕がそうなので分かりませんが)

ところで僕はと言えば、さすがにQUEENほどの世界的バンドの代表曲の多くは普通に知っていますが、QUEENというバンドに対してはほぼまったくと言っていいほど知らない、という、おそらく一番多いタイプなんじゃないかと思われる人間です。
まあ、バンドのことをよく知らなくても曲は当たり前のように知っている、という僕みたいな人間が多くいるあたりが、QUEENが世界的に大人気な伝説的なバンドである証拠なのかも知れませんね。

で、そんな自分はこの映画をどう楽しんだかと言うと、「あの曲の誕生の裏にはこんなエピソードがあったのか!」という楽しみ方でした。
まさに「曲はよく知っているけれどバンドのことはまったく知らない」人間ならではの楽しみ方をしたなあと思いました。

やっぱりどんな世界でもその裏話を知れるというのは面白いもので、QUEENくらいのビッグな存在の裏話なんてなかなか見られるものではないですからね、好奇心がガンガン刺激されました。
そもそも「フレディ・マーキュリー」という名前も本名ではなく少年時代に仲の悪かった家族に抵抗してそう名乗っていたものであり、そんな彼が地元の小さい会場でボーカルの抜けたバンドに飛び入り参加することが音楽人生の始まりだった、なんて始まり方の時点で、(ファンの間では有名な話なのかも知れませんが)、僕みたいな人間には「そうだったのかー!」と「へえボタン」を連打したくなるほど引き込まれました。

で、そこからあれよあれよと言う間にスターダムを駆け上がっていくQUEENのサクセスストーリーや、その裏で行われていた契約会社とのトラブル(その中で見られる、ついつい俺達がカッコいいと思ってしまうような、洋楽のカリスマバンドマンらしい型にはまらないある種の乱暴さ)、からの、フレディがソロで活動するようになっていく中でのメンバーとのトラブルやプライベートな世界で彼の抱える葛藤。
その一つ一つが本当に「これが実話なのか?」と思ってしまうくらいドラマティックで、やっぱり流石QUEENだなあと思うとともに、これだけの内容をよくもここまでテンポよく130分にまとめたなあと、ブライアン・シンガー監督の手腕にも感動してしまいました。

そんな中でもやっぱり僕が一番面白かったのはあの有名な名曲たちが生まれる時の裏話が見られてことでした。
「We Will Rock You」の手足を鳴らす有名なアイディアや、「Another One Bites the Dust」の印象的なイントロはこんな風に生まれていたのか…って思いましたし、中でも一番面白かったのは表題曲である「Bohemian Rhapsody」、田舎のスタジオに機材を持ち込んでのレコーディングで、途中で機材が倒れるくらい熱の入りっぷりに謎の感動がありました。

そんな感じで、ああ、レコーディングってこんな感じなのか!とか、大きなツアーを巡る時ってこんな感じなのかー!っていう一つ一つがとても面白く、そういう好奇心を刺激される感じが、クライマックスの「ライブエイド」まで続く感じでした。
(「ライブエイド」のピアノの上に紙コップに入ったドリンクがたくさん並んでるあの印象的な光景も、大きいコンサートってこんな感じなのかー!っていう面白さがありました)

という訳で、大ヒット映画を普通に楽しんだわけですけど、ヒット作からマニアックな映画まで年間100~200本くらい映画を観る人間からすると、この映画が大ヒットしているのは正直ちょっと意外な感じがしました。
ただ、考えてみるとこの映画、フレディ・マーキュリーという一人の人間の半生を映画化したものなので、どんな人間の人生も映画のような面白さがあり、ちゃんとそれを映画化すればちゃんと万人が楽しめるものになる、ということなのかも知れないなあ、なんて思いました。
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