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シネ・ウインドで、6/6(土)~12(金)に、8プログラム、18作品を上映する「MOOSIC LAB 2019 新潟編」
2日目の6/7(日)は、Cプログラム、Dプログラムを観てきたので、感想を書いていきます。
Cプログラム「Afterimage」
震災後の福島の人達の生活を追った、ムーラボには珍しいタイプのドキュメンタリー。街とはそこに住む人達の日常が作るものであり、この映画の主演も街である、ってテーマが面白かった。重いテーマにドキュメンタリーとして向き合いつつも画的な美しさも表現するあたりは、小森はるか監督の「息の跡」や画家の瀬尾夏美さんの震災での風景がとかにも通じる良さ。
Cプログラム「追い風」
ラッパーのDEGさんが本人役で登場。物語だけど地元の仲間想いだったり、将来に悩んだり、おそらく素のDEGさんなんだろうなって姿が見られてドキュメンタリー的な良さもある。悩みながらもラップを作ることで彼の人生が動き出す、感動的な一作。
ちなみに「追い風」上映後には、安楽涼監督とDEGさんのビデオメッセージ(地元のローソンの前でってのがまたいい味)と、井上支配人と電話を繋いでの舞台挨拶もありました。もともと地元の友達の2人が実際のエピソードも映画に登場させた話とか、長岡映画祭と縁がありまた新潟に来たい話とかしてくれました!
Dプログラム「テラリウムロッカー」
地味なOLの主人公の秘密は、ロッカーの中のテラリウム。ある日庭を手入れする男と知り合い、一方で彼女に言い寄る同僚もいて…自分だけの世界を誰かに知られる恐怖と知ってもらえる喜び、その両方を感じる映画でした。
Dプログラム「東京の恋人」
学生時代は恋人同士、今では別れてそれぞれ結婚している男女が、久し振りに再開。今も幸せだけどあの頃は確かに好きだったという微妙な心境を丁寧に描く。濡れ場もあり、ムーラボとは思えないくらいロマンポルノ的な厚みを感じる映画。
以上、3日目のEプログラム、Fプログラムに続く!