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シネ・ウインドで、6/6(土)~12(金)に、8プログラム、18作品を上映する「MOOSIC LAB 2019 新潟編」
3日目の6/8(月)は、Eプログラム、Fプログラムを観てきたので、感想を書いていきます。
Eプログラム「海辺の途中」
子供ができずに離婚した男性と、デリヘル嬢の女性。性や子供という、人によってとらえ方も異なる繊細なテーマを、二人の会話の中で丁寧に描いていく。劇中登場する音楽がいい曲なのに主人公には残酷に聞こえるという使い方が切ない。
Eプログラム「ゆうなぎ」
彼女と同棲する主人公、職場では中年の同僚がパワハラを受け、ずっと会ってない父はネカフェ難民…等々、社会の陰で必死に生きる人々を丁寧に見つめた群像劇。切ない話だけど、人々のささやかな繋がりも描き希望も感じさせる感動作。
Fプログラム「sleepers」
売れない女優の主人公が、宅録をしているミュージシャンの女性にたまたま出会い曲に歌を付けることに…悩みを抱える人々が音楽で繋がるのはまさにムーラボ。モノクロの映像が丁寧にゆっくり流れる時間をうまく表現していたと思う。
Fプログラム「ソウル・ミュージック」
2人のミュージシャンがラジオの企画で幽霊と音楽を作るために心霊スポットへ…幽霊と交信する怪しい機械、おじさん2人の掛け合い、ほん呪的な淡々としたナレーション…シュールな面白さとノイズミュージックが不思議に合う。
Fプログラム「GEEK BEEF BEAT」
妻にはバカにされ職場では部下にナメられ娘は不登校という父親、大人しい性格だが脳内ではラッパー。そんな彼がある日、ラップで想いをぶちまける!カッコ悪いけど大切な家族の心を1mmくらい動かす感じが感動的だった。ラッパーの狐火さんが父親を好演!
以上、4日目のGプログラム、Hプログラムに続く!次回でコンプリート!